“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

浸水予測図をより詳しく 苫小牧

2012年09月23日 08時00分00秒 | 臼蔵の呟き
三陸海岸を車で走るといたるところに津波がここまで来るとの表示が沢山あります。その表示まで津波が来たところも多くありますが、この表示にそって日常訓練を行っていれば、被害も減少するのだと思います。いつくるか分からない地震、津波など自然災害への備えは、日常の備えそのものです。
被害を受けてびっくりする前に、災害に備えた、思考、計画、訓練を行うことこそが必要なことと思います。また、実際に被害を受けた今回の被災地域を実際に見てみることも重要で、大切なのかもしれません。

<浸水予測図をより詳しく 苫小牧>

苫小牧市は、道防災会議地震専門委のワーキンググループが6月に公表した津波浸水予測図よりも詳細な予測図を独自に作製、今月中にも市のホームページ上で公表する。専門委のデータを活用し、自宅や職場付近など特定の場所の津波の高さを知ることができるようにすることで、万が一の際の対応に役立ててもらおうとの狙いがある。
 6月に公表された専門委の予測図は、縮尺2万5千~3万5千分の1。地図1枚で全市的に津波の状況を把握できるが、特定の場所での津波の高さは分かりにくい。このため、市はより拡大した予測図を作製することにした。予測図では、予想される津波の高さごとに色分けする。
 ただ、地図を詳細にし過ぎるとデータが大きくなってインターネット上でデータの読み込みに時間がかかるため、今後、閲覧のしやすさを確かめながら適切な縮尺を決めるが、1万5千分の1程度になる見込み。市内を14枚程度の地図に分割して表示する。
 市の予測図では、津波の到達が予想される地域はすべて網羅する予定で、市危機管理室は「詳細な予測図は、万が一の際の目安になり、市民の防災意識の向上に役立つと思う」としている。
専門委作製の津波浸水予測図では、苫小牧の沿岸最大水位は8・5メートル。中心部は繁華街も浸水し、西部ではJR室蘭線を越え、道道苫小牧環状線まで津波の到達し、住宅街の約3割が水没するなど、甚大な被害が想定されている。
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