仙台は桜が満開とのことですが、札幌は今朝も綿雪が舞っていました。それでも車のタイヤは昨日の日曜日が夏タイヤへの交換日となっていました。まだまだ、雪が降る日が何回かあると思いますが、積もることはもうないと思います。日本列島の長さは、温度差でもあり、20度前後の温度差があるようです。家の中では大型のストーブをたく毎日が続いています。
安倍内閣は支持率(まやかし)の高さに浮かれて、矢継ぎ早に憲法改正、TPP参加、原発再稼動への地ならし、教育制度への介入(歴史教科書、ほか)に着手しています。ゼネコンには公共事業の復活、公共投資の拡大で元来た道に戻ろうとしています。今までの自民党政権、自民党政治のもっとも右よりの政策を列挙しています。その意味では、全く新味はなく、政治経済の構造転換など関心外のようです。先見性のなさと、無知蒙昧は悪くなるばかりです。
自民党極右が常に強調する教育問題――アジア中国侵略戦争の歴史改ざん、歴史教科書の歪曲、教育、教育委員会への政治的な介入などを一気に進めようとしています。本当に彼らの執念はすさまじいものがあります。
彼らは帝国憲法による国家体制を目指しています。天皇主権、日本軍の創設、徴兵制度、軍法会議の創設、日本軍の海外派兵・軍事行動の容認、靖国神社の国家管理(軍人の死者を祭る)それらを作り、その徴兵した軍人の教育――そのためには教育勅語のようなものを導入する、天皇、国家への無条件忠誠を要求する。天皇、国家のために死ぬ軍人、国民の大量生産を目指しています。義務教育への介入はそのための手段です。教育を時の権力者、自治体長がその思想、時々の思惑でころころ変えれば、まともな教育などが保障されることは不可能となります。大阪府、大阪市で橋本、維新の会が行った事実を見てもあきらかです。このようなことを日本全国、義務教育全体に広げることを許してはならないと思います。
<「首長が教育長任命」提言 教育委改革で再生会議>
政府の教育再生実行会議(座長・鎌田薫早稲田大総長)は15日、自治体の首長が教育長を任命できるようにし、地方教育行政の権限と責任を集中して担わせることを柱とした教育委員会改革の提言を安倍晋三首相に提出した。合議制の教育委員会が責任を持つ現行制度からの転換で、実現すれば人事権を通じて首長が教育行政に関与できるため、教育の政治的中立性をめぐって論議を呼びそうだ。
下村博文文部科学相は、具体的な制度改正の方向性について月内に中教審に諮問する考え。答申を得て来年の通常国会に関連法改正案を提出する方針だ。
提言素案は、首長が教育長を直接任命し、罷免もできるようにする。