安全保障関連法案の成立を目指す安倍政権に反対の意思を示そうと、「アベ政治を許さない」というメッセージが書かれた紙が18日、全国各地で一斉に掲げられ、北海道でも旭川や札幌などで市民が参加した。

 作家の澤地久枝さんやジャーナリストの鳥越俊太郎さんらが呼び掛け、俳人の金子兜太さんが書いたメッセージのコピーを手に各地で法案の不当性を訴えた。

 旭川市の平和通買物公園では、市民団体「あさひかわ九条の会」などの呼びかけで市民約80人がプラカードを掲げた。

 札幌市東区の「新道ひまわり薬局」は1、2階の窓にメッセージを張りだした。このほか、士別市などでも抗議活動が行われた。

 東京の国会前には約5千人(主催者発表)が集まり、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部に近い米軍キャンプ・シュワブ前でもメッセージが掲げられた。