こんにちは。蜂助です。今日は、関西電力の夏の電力の需給関係の話です。
政府は、関西電力管内の電力が不足すると(脅)して、大飯原発の再稼働を強行しようとしています。ほとんど、再稼働ありきの議論です。細野大臣が言っていた「再稼働するかどうかと電力の需給は関係ない。電力の供給がどうあろうとも原発を再稼働させるかどうかは原発が安全かどうかのみで判断する」との繰り返しの発言はどうなっちゃたのでしょうか。
今年の夏8月の関西電力の電力需給予測について政府はこのように発表しています。
需要予測3,138万キロワット、供給力予測2,533万キロワット、差引きマイナス605万キロワット
ところが環境エネルギー政策研究所は次のように発表しています。
需要予測2,785万キロワット、供給力予測2,724万キロワット、差引きマイナス61万キロワット
環境エネルギー政策研究所は政府の試算に対して次のように指摘(批判)しています。
1. 需要予測を2010年夏並みに見込んでいる。東京電力管内では昨年、節電を呼びかけ20%近い需要の削減をした。これはインチキである。
2. 供給力予測には、自家発電容量が700万キロワットあり、さらにガスコジェネなどの2000万キロワットを算出に入れていない。ガスコジェネとは天然ガスを燃やしてタービンを回し電力を得るものです。コジェネは、自動車を思い浮かべれば簡単に理解できます。ガソリン等をガスのようにして燃焼させエンジンを動かし動力や電力を得る方法です。
3. さらに政府は水力発電のうち黒部第二の1~3号機と新黒部川第二の1~2号機が真夏に定期検査または工事に入るという想定のままにしているが、これは前倒しが可能。
4. 関西電力の2010年のピーク需要は3095万キロワットで、ピークから100万キロワット以内の2,995万キロワット以上になったのは一年間でわずか30時間しかない。この30時間のピークカットができれば必要な供給力は100万キロワット少なくすることができる。
5. 環境エネルギー政策研究所は不足する電力を、隣接する中部電力と中国電力の供給余力約800万キロワットからの融通で十分に対応できる。
※ 関西電力とは関係がないが北海道電力でも70万キロワットの火力発電所が真夏に定期検査をする想定をそのままにしている。
以上のことから関西電力管内で電力が不足することはないので、大飯原発の再稼働の脅しには使えないことが明白です。
政府は、関西電力管内の電力が不足すると(脅)して、大飯原発の再稼働を強行しようとしています。ほとんど、再稼働ありきの議論です。細野大臣が言っていた「再稼働するかどうかと電力の需給は関係ない。電力の供給がどうあろうとも原発を再稼働させるかどうかは原発が安全かどうかのみで判断する」との繰り返しの発言はどうなっちゃたのでしょうか。
今年の夏8月の関西電力の電力需給予測について政府はこのように発表しています。
需要予測3,138万キロワット、供給力予測2,533万キロワット、差引きマイナス605万キロワット
ところが環境エネルギー政策研究所は次のように発表しています。
需要予測2,785万キロワット、供給力予測2,724万キロワット、差引きマイナス61万キロワット
環境エネルギー政策研究所は政府の試算に対して次のように指摘(批判)しています。
1. 需要予測を2010年夏並みに見込んでいる。東京電力管内では昨年、節電を呼びかけ20%近い需要の削減をした。これはインチキである。
2. 供給力予測には、自家発電容量が700万キロワットあり、さらにガスコジェネなどの2000万キロワットを算出に入れていない。ガスコジェネとは天然ガスを燃やしてタービンを回し電力を得るものです。コジェネは、自動車を思い浮かべれば簡単に理解できます。ガソリン等をガスのようにして燃焼させエンジンを動かし動力や電力を得る方法です。
3. さらに政府は水力発電のうち黒部第二の1~3号機と新黒部川第二の1~2号機が真夏に定期検査または工事に入るという想定のままにしているが、これは前倒しが可能。
4. 関西電力の2010年のピーク需要は3095万キロワットで、ピークから100万キロワット以内の2,995万キロワット以上になったのは一年間でわずか30時間しかない。この30時間のピークカットができれば必要な供給力は100万キロワット少なくすることができる。
5. 環境エネルギー政策研究所は不足する電力を、隣接する中部電力と中国電力の供給余力約800万キロワットからの融通で十分に対応できる。
※ 関西電力とは関係がないが北海道電力でも70万キロワットの火力発電所が真夏に定期検査をする想定をそのままにしている。
以上のことから関西電力管内で電力が不足することはないので、大飯原発の再稼働の脅しには使えないことが明白です。