比治山の裏で過ごした二日間
猫に助けられてやっと這い出した世界は家屋の倒れた瓦礫と、放心して逃げ惑う人、人・・が目に入ってきた。
すでに至る所から火の手が上がっていた。
私たちは五寸釘がむき出しになっている瓦礫の上を痛さも感覚も無いまま逃げていった・・・
何処が安全地帯なのか・・火の手がどっちに向いているのか・・人の流れるまま・・よぼよぼ・・とろとろ・・と彷徨って歩いていった。
途中川をひとつ越えた、川の中は水は見えなかった、異様な姿の人間で埋まっていたように思えた。
辿り着いた山の裏側の人家は半壊だったが・・人間は言葉を喋っていた様におもった。
私たちは夕方まで一寸した畑で座っていた・・
その翌、翌日国鉄の動いている所まで歩いていった・・そこから祖父母と弟が疎開している山間の村に逃げていった。
猫に助けられてやっと這い出した世界は家屋の倒れた瓦礫と、放心して逃げ惑う人、人・・が目に入ってきた。
すでに至る所から火の手が上がっていた。
私たちは五寸釘がむき出しになっている瓦礫の上を痛さも感覚も無いまま逃げていった・・・
何処が安全地帯なのか・・火の手がどっちに向いているのか・・人の流れるまま・・よぼよぼ・・とろとろ・・と彷徨って歩いていった。
途中川をひとつ越えた、川の中は水は見えなかった、異様な姿の人間で埋まっていたように思えた。
辿り着いた山の裏側の人家は半壊だったが・・人間は言葉を喋っていた様におもった。
私たちは夕方まで一寸した畑で座っていた・・
その翌、翌日国鉄の動いている所まで歩いていった・・そこから祖父母と弟が疎開している山間の村に逃げていった。
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