バーバの極楽トンボ

さー傘壽を超えた・・今からももうひと飛び

極楽トンボの徒然ダイアリー

2007-06-27 10:20:13 | トンボの旅日記
6月27日

いつも、いつも青い空を眺めながら゛゛「何処か遠い所へ飛んでいきたいな・
何時のようにドッコイショと腰を伸ばしながら思いを巡らせ遊びをしている。  でも、それが楽しいんだ・・世界中何処へでも飛べるんだから・・

2年前まではスーっと飛べたのに片肺になるとこうまで違うのかな・・

財布の中身を何度もみたり・・(眺めたところで増えるわけはない(x_x))

ため息ついたって何て事はないもん・・と考えたあげく・・自分の歳相応の場所へ行けばいいのだ。

いろいろ探してやっと落ち着いた所「シッカリ働いたサラブレッドの保養所」へ行ってみよう

自分の姿に置き換えてみるのも、またいいかも・・
 



石に刻まれた

2007-06-19 15:59:01 | トンボの旅日記
何時間かの滞在であったがあの世とこの世を股に掛けて体験したような気持ちになった。

バスの中のあの老婆は賽の河原でしゃがんでお経をあげていた。
小さな墓石の前はお菓子や人形、風車が崩れるほど積まれ、何本もの線香に抱かれていた。
「一つ積んでは父のため・・」の声は何時までも耳に残り厳粛な気持ちで山をおりた。

恐山は観光に行く山ではないな・・と心を戒めた。

あの世とこの世の橋渡し

2007-06-19 15:37:37 | トンボの旅日記
 昔はずーっとこの口寄せをしてくれる「いたこ」と呼ばれていた霊媒者はここに居たとか・・今は毎年7月20日から25日の大祭の時しか出ないとゆうことだ。
粗末な掘っ立て小屋のなかに太い数珠をまいた一寸怪しいような老婆がもぞもぞ呪文のような言葉をぶつぶつ唱えている。
やっぱりちょっと自分の住んでいる世界と違った世界に居るような錯覚を感じる。
小屋の前には死者に尋ねたい事があるのか・・死して後にも再び逢いたいのか・・長い行列が出来ていた。
バスで一緒になった老人と嫁も一人の霊媒師やの小屋に身体をねじ込むようにして聞き耳を立てていた。
なにか並んでる人たちの孤独と無我のなかにはすでに亡き人の声でも聞こえるのか・・それとこの世に残したものを叫び取ろうとしている声を聞いているのか・・


賽の河原と風車

2007-06-19 15:07:49 | トンボの旅日記
恐山に向かうバスの中は、紙袋に駄菓子と色とりどりのの風車を一杯詰め込んだ老婆と、何か曰くありげな老人と若い嫁の二人連れ、後ろ観光客らしい中年の女性5人であった。  10分ほど走ったころ車内に哀調を帯びた節回しで幼子が「一つ積んでは父のため・・二つ積んでは母のため・・」と幼く死んでいった子供達があの賽の河原で積んでいく・・そのはしから・・鬼がこわす・・哀れな歌声で何時までも・何時までも石を重ねる・・
その物語をききながら終着駅の山頂についた。

日本三大霊場の一つ恐山

2007-06-19 14:40:19 | トンボの旅日記
日本では死後の世界があると信じられている。
世の中には信じる人も信じない人もいる。
私も喜寿も半ば過ぎ、上を見る歳は遙かに過ぎて地の底が気になる歳になっている。
人の歩く道はみんな一緒、いったい死後はどんな世界だろうとこわごわ恐山に一人旅を企てた。
青森の駅について迎えてくれたのはダイナミックに画かれた「ねぶた」であった。
あの棟方志功が育ったこの土地なればこそあの色彩の生き生きとしている見事さ・・
明るさと恐山との対象に変な期待が沸いてきた。