8月20日
今年は立秋が過ぎても連日の猛暑続きで窓から外を眺めることが日課になっている。
そんな日にRさんから思いも掛けない電話を貰った。
20年余りも建っているだろうか・・あの時のご一家と「朝食を一緒にしませんか?」のことだ。
多分あの時小学生だったお嬢さんが結婚なさって、ご両親と若い夫婦4人とRさんの5人でとのお誘いだ。
山口に一人で生活していらっしゃるお祖母様の所に暑中見舞いにいらっしゃったらしく・・・「今ホテルに滞在しているので・・・時間が合えば」とのこと。
勿論喜んで飛んでいった。
実のところあの時の私と今の私・・果たして判るかな??と大きな不安を抱えてである。
私の変貌もさることながらあちらの皆さんもそれなりに年は経ている・・果たして判るかな??
隣に立っていても全員判らない・・なんてミステリヤスでイイカも???
ワクワク・ドキドキしての数分間・・
隣にスーと立たれたご婦人と紳士・・シンシは短パンにTシャツ・・
その三人の視線の交差・・なかなか普段では味わえない緊張感と喜びの一瞬だった。 一寸離れて若夫婦・・
小学生の女の子が魔法の様に成人した大人になって良い若夫婦になっている・・
ご無沙汰のお詫びやら結婚のお祝いやらそれなりに年を経ている我々やらで、一瞬に昨日までの歳月は吹っ飛んでしまった。
Yさん一家の帰京までの数時間・・今までのことより今から先の楽しい話に花が咲いた。
人のおつき合いの中でもこんなに一瞬にして一つの話題に集中できるのは有り難いことだと思う。
光陰矢のごとし・・・私たちの間には矢もメリーゴーランドに乗ってるに違いない・・行き着く所は一緒でもキット楽しい人生を送っていくのに違いない・・
これもやっぱり神様に感謝しなければいけない。
そして私たち6人は近いうちの再会を約してお別れした。