望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

百姓平野に空模様

2020-08-11 23:08:00 | 田舎色逍遙

百姓平野
その広さは嵐の前触れ 
竜巻と自虐の合間見える合戦場
男の面積感覚は麻痺して音無き風鈴

広大な生活圏に疲労する肉体は閉所恐怖症
自己改革と開墾 
鍬を持たぬ男は追究される妄想苦悩
現代 現実の逃避行は妄想
妄想
百姓平野に男の求愛は藻屑と夢想花火

遠雷は風 山 百姓平野に轟く雷鳴
侵略される稲原 
青い稲光に怯え男の内向性は牝猫を愛おしむ
牝猫に一人芝居を演じられて飼い慣らされる主の稲原

近景 住みかに安住
もう一歩遠のき広範囲を見渡して風鈴の音色は元通り響き始めた

百姓平野の番人 遠雷に刺激の抵抗
百姓平野の農道に男として合間見える





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