百姓平野
その広さは嵐の前触れ
竜巻と自虐の合間見える合戦場
男の面積感覚は麻痺して音無き風鈴
広大な生活圏に疲労する肉体は閉所恐怖症
自己改革と開墾
鍬を持たぬ男は追究される妄想苦悩
現代 現実の逃避行は妄想
妄想
百姓平野に男の求愛は藻屑と夢想花火
遠雷は風 山 百姓平野に轟く雷鳴
侵略される稲原
青い稲光に怯え男の内向性は牝猫を愛おしむ
牝猫に一人芝居を演じられて飼い慣らされる主の稲原
近景 住みかに安住
もう一歩遠のき広範囲を見渡して風鈴の音色は元通り響き始めた
百姓平野の番人 遠雷に刺激の抵抗
百姓平野の農道に男として合間見える
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます