<雨上がりの美波町の海岸>
藪椿 薄紅の花びら 白いオシベにちょこんと黄色の花粉
竹やぶ 雑木の間に目立たずひっそり しかしながら凛々しく 慎ましやかに咲く
藪椿の花 裏から榛を抜きすすると 甘い蜜が口にひろがる
何十年か前の昔 野山を遊び場した子供達は 藪椿など四季おりおりの果実 花を通して 何かを学び 何かを感じ
人間性と生きる知恵を身につけたのだ
「藪椿のKakera」
梅 彼岸桜 花満開の春
ひっそりと枝から アスファルトの道端に落ちた藪椿
黒 黒い道端に残骸となりても 藪椿の薄紅色
悲哀 哀感のカケラも見せず畏怖堂々
梅 桜の花盛り 華やかさの陰
あくまでもひっそりと慎ましやかに藪椿
最後の最後まで 命の紅色 誇り高く 風のはきだまりへ消えた
藪椿 薄紅の花びら 白いオシベにちょこんと黄色の花粉
竹やぶ 雑木の間に目立たずひっそり しかしながら凛々しく 慎ましやかに咲く
藪椿の花 裏から榛を抜きすすると 甘い蜜が口にひろがる
何十年か前の昔 野山を遊び場した子供達は 藪椿など四季おりおりの果実 花を通して 何かを学び 何かを感じ
人間性と生きる知恵を身につけたのだ
「藪椿のKakera」
梅 彼岸桜 花満開の春
ひっそりと枝から アスファルトの道端に落ちた藪椿
黒 黒い道端に残骸となりても 藪椿の薄紅色
悲哀 哀感のカケラも見せず畏怖堂々
梅 桜の花盛り 華やかさの陰
あくまでもひっそりと慎ましやかに藪椿
最後の最後まで 命の紅色 誇り高く 風のはきだまりへ消えた