望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

緑からの逃亡

2020-05-13 16:51:21 | 田舎色逍遙

緑からの逃亡

若葉新緑のはざま
青空は区別なく青
風をはらんでソヨソヨ
絆の綻びを靡かせる

若葉新緑の底辺
微かな風に震えてる
其処にだけ風の道
すぐ隣の向き合う親愛の若葉 
あなたが風にそよいでいることを掴めなかった
風を感じずにあなたの微かな揺らぎをとらえ損ねた

四方は緑の山々
緑の住まい 
見晴らしのよさに我は満足
退屈という時間
親愛の絆 信頼も揺るがせてしまう

新緑のはざま
青い空は区別なく蒼天
だから時に心はブルー

何も語らず急ぎ足
あなたは山の緑を愛しても去って行く