望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

極寒 素っ頓狂の途方の台地

2016-02-17 10:58:26 | 思いダイヤル

(那賀町相生 谷間の巨岩)

「寒さにくれて台地」

谷間の台地に途方もない寒さが降る
どうしようもない素っ頓狂の意思により極寒の途方に崩れ泣ける草がある

とてつもない邪悪の化身 素っ頓狂の凶弾に心は強迫観念に破裂するもろい巨岩もある

春まじかの谷間 自然の摂理は弱肉強食の淘汰
この世あの世に開けるはずの草々の台地
この世の末路 途方もない素っ頓狂が居座るなら
 次の世は一ページから始まる

枯野すすき野さすらい

2016-02-05 14:54:48 | 思いダイヤル
(すすき野に廃屋)

「枯野さすらい命」

平原その広さは地平線まで見通し
平原に太陽の光は隅々まで行き渡る
山野その広さ枯野にある者の心にひろがり 山野をさすらえば枯野の先にあおき光満ち渡る

枯れすすき野に廃屋と成り行く姿
眼前にある現実に旅人の思いはめぐる
かつてあったろう家族の灯へ哀愁
我が旅立つ非情 我が非情を乗り越えて行く先への憤り

枯野すすき野の獣道を行こうと
廃墟よりたれる涙の滴を浮かべようと
今眼前の枯野をまっしぐらに
命の章とある現実に旅人は突き進む