
剣山トンネルを抜け高ノ瀬峡側から望む次郎岌 三嶺 剣山山地の山々の美しい景観 言い表せぬ感動に包まれた
「山詩人」
目指す峠を車で行く林道
自責の念で植林のざればは大きくなる
舞い上がる土煙は沈み岩が泣き崩れた
我は詩人を真似て岩の涙にしみいる
我の付けた足跡は隔絶された子供たちと同じようにすぼまろうと
我の辿り着く杉林は足跡を遺すどころか
自ら切り裂いて水飛沫をあげる
水飛沫は音符になりて耳に響く
作詞を着けて口ずさめばmelodyはあおく
我の歌は子騙すことなく後ろへ回る
日射しの中に峠は自責の白日夢
悔恨の両手を翳しても権威の山は沈黙
両手合わせ感謝を現す時
山は権威を振るうことなく
我は感動の元に山詩人となる
