望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

西山台地逍遥 室戸市

2011-07-18 23:34:51 | ささやき
〈東ふたまた大橋 西山台地〉

西山台地の山裾 東から西の端まで地域生活道路が横断している

西の端 道路の終端付近 深い谷間の上空に東ふたまた大橋が架かっている

橋の中央付近から下を覗くと足がすくんでしまう程の高さ 谷底まで100Mはあろうか

しかし恐怖を忘れてしまうほど 大橋からの眺望は素晴らしい

北を仰ぎ見ると 室戸半島の美しい山々 南には西山台地に広がる田畑 その向こうには雄大な太平洋
「絶景かな よう日本一」と唸ってしまう

空気は美味しく 空はあくまで青く 渡る風は清々しく 肥沃な西山台地で育つ農産物の香りが漂う

「風逍遥 西山台地」
西山台地を行くなら風 そよそよと吹いて 台地の隅々まで流れて行きたい

人生の途上 悩み苦しみ迷路にはまったなら 西山台地で雨に打たれてみるとよい

人生の葛藤 喜怒哀楽 体に染み付いた悲哀の垢
雨のShowerに流れ落ちて

肥沃で お袋さんの様な西山台地が優しく受け止めてくれるだろう

西山台地に立てば 聴こえてくるだろう
「勇気を持って力強く生きて行け」の台地の声

永い時間を経て隆起してきた台地のEnergが語るだろう
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ナツメの実 天上の青空

2011-07-15 12:25:54 | ささやき
〈緑の中に浮かび上がる黄花〉

遠い過去へ成り行く幼なき日の記憶

家の庭 裏山 近所の野山に沢山 果実の木が植わっていた

果実が熟れる待ち兼ねたように 果実を採取して食べて 食べて 空腹を満たしていたものだ

グミ さくらんぼの子供の様 口一杯含んで甘ずっぱさに頬を鳴らした

やまもも 裏山の頂上に20Mの大木 登って猿になって取りまくり
最近の民は やまももなど食べないのか 近所の庭にある やまももは地上に無数に落ちていて 小鳥の餌になっている

びわ 柿 桑 まき 椎など季節ごとの果実 木の実をとって楽しんだ頃…自然の中でいろんな経験と知恵を授かった


「ナツメの実 天上の青空」

食べものに不自由 学校給食が豪華な食事だった頃

木の実 果実を求め 腹を満たすため 野山を駆け巡った

目を輝かせ生きていた

何かに不自由な思いをしていた時代

あの頃の自分 青空のように清々しく

プカプカ浮かぶ白雲のように 真っ白に心豊かに輝いていた
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山奥ニャンKo 意気地なり

2011-07-07 01:27:18 | ささやき
<徳島県海陽町の山奥 自販機住まいの兄弟猫>

吾輩たちは徳島県海部郡海陽町 海部川を遡ること18Kの小川口と言う集落に住んでいるんじゃ

小川口はの 海部川清流 空気の澄んだ山懐に抱かれた集落での 集落に一つある酒屋の自販機

酒 たばこ 炭酸飲料の屋根付き自販機上部をネグラにして 兄弟仲良く のんびりと山奥ライフを満喫しているんじゃ ニャンニャンニャンKo

吾輩たちは双子ニャンKo 毛色は違うけど 顔はソックリ 時に自分がどっちなのか 分からなくなってしまうような…

吾輩たちの毛並み 肌艶は抜群に綺麗けどの…

しかしながら 人間様に飼われていない自立ニャンKoなり

これからも吾輩兄弟は悠然として 人間様にこびず 人間様の近くで暮らしいくだろうが…

人間様の「身勝手猫扱い」には 徹底抗戦 しかし餌は頂く 失敬する 山奥ニャンKoの意気地なり
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旅心 ラブラドール谷間に愛

2011-07-06 21:56:44 | ささやき
〈愛の犬 ラブラドールのラブ〉

徳島県海部郡海陽町海部川河口付近から海部川上流へ20キロ 中部山渓県立公園 轟の滝方面への分岐点に着く
轟の滝方面へ 海部川支流を行くこと15キロ 高知県境まじかの深い谷間に大比集落がある

海部川支流の深い渓谷に ささやかに開けた谷間 山肌にへばりつくように十数軒の民家が街道沿い建っている
木曾街道の宿場町を連想する佇まいだ

とある大比集落の民家に愛くるしい 黒毛ラブラドールを発見
名前はラブ 私が話し賭けると ラブは耳をもたげて話しを聴いてくれるような仕草
おおらかな性格を表すような態度 優しい微笑を満面で表してくれたのだ

「限界集落に愛の犬」

山奥の奥 哀しいかな 時の流れに埋もれ消えていく集落

その行き先をシッカリと受容し 黙々と人生航路を見定める山里の民
落ち着きき払い 限りなく温厚な人々

里人は犬猫を愛し癒されながら ゆっくりと時の流れに

里人 飼い主に慈しまれ山里に暮らす犬猫
ラブラドールのラブ 見知らぬ旅人 訪問者 誰であろうと 愛にあふれた微笑をなげかけて

山奥の谷間 限界集落に愛と和みの光を灯し続ける
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旅 海成段丘の夏

2011-07-06 21:47:40 | ささやき

〈高知県田野町 大野台地〉

地球生命体の偉大な営み驚異 海成段丘 初夏の大野大地を訪ねた

蒼い空 コバルトブルーに輝く太平洋に抱かれた台地
その広大な台地に広がる田畑には稲 オクラ
「ブルーの背景の中に農作物の緑 ビリジャンがみずみずしく 冴え渡っている」

海成段丘 夏の夜空 満天に何億もの星 星空の下 西瓜 カボチャが丸々 何千何万個と顔と出す畑

静寂の中にひっそりと農家の明かり灯る風景

海成段丘の台地に暮らす人々 家のたたずまい 緑豊かな自然 田園 すべてを日本農村原風景の日本風景遺産と未来へ伝承して行く貴重な価値が 大野台地にはある
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