望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

春野山の消滅

2017-04-21 17:30:04 | 思いダイヤル
高知県室戸市 室津の湊

「春野山」

冬枯れあとから野草はあおあお
山田の奥からチョロチョロと水の流れ
ちゃんと春は来ている

冬をしのいだ生物は目覚めて
春を最大で見せてくれる
野山が春の中に確かにある

春を難解に著す
難解にして解釈できず独り歩きする
それを論じられても感銘もしない

春景色を描いた絵画
そこに春は見えて感動が生まれる

春を唯我独尊にしてしまえば
春は遠ざかり現実に限界はすすむ
春は消滅してしまう

ふるさとを追われて

2017-04-11 21:18:53 | 思いダイヤル

「ふるさと追われて」

ふるさとの春景色
ふるさとを突如追われて見られない
安住のふるさとへ泣きたいほど帰りたい
追われる前の暮らしに戻りたい

ささやかな願いを取り戻す道程
まだまだ長い道程

あぁ 悲しいんだろう
善意で迎えられたはずなのに
あぁ なんて仕打ちだろう
打ちのめされた巡礼者をムチうつ偽善がある

あぁ それにしても悲しすぎる
している卑劣さが辛すぎる

今ふるさとに咲く桜が泣いている

あの日の桜いつの日にか桜

2017-04-07 23:48:01 | 思いダイヤル
「いつの日にか桜」

3月に早咲き3月に舞う桜を知りたくない
陽気な4月の青空に速やかに満開とあり
満開の桜を愛でて歓声をあげる者は等しくあるのなら美しい

桜の花を知らない者
どうにもならない出来ないこと
流されてしまうしかない者たちの鎮魂
悲壮感をつくり笑顔に偽装させる人造
桜の花を赤く染めて純白だと言わしめてしまう人造

自然摂理の下に桜は偽装なく見事に咲く
人造は桜ガーランドの下に偽装の平和
偽装の愛を咲かせる

あの日の桜は等しかった
いつの日にか誰もが満開の桜を愛でよう
偽装なき地上に桜満開の平和を奏でよう