那賀町相生 月影の臼谷
月影の家路
満天の月は星をとかす勢い
雲は切れ切れて月光は降り注ぐ
半々の月影は前進か後退
葉っぱの表裏に戯れて
山の天コツに艶やかにあり
深い谷間に侘しい影をなす
急流は満月をぼかし
勢いある家路へ逆流
家路を辿る姉はんかぶり人は
誰ぞ新月の家に寝る
月影の足取りぼやけ
山へ細間る家路は遠く
単色の夜は白壁土塀を箪笥へと導く道標
姉はんかぶり人
急坂の年輪を手拭に織り成し月影の家路を厭いもしない
月影の家路
満天の月は星をとかす勢い
雲は切れ切れて月光は降り注ぐ
半々の月影は前進か後退
葉っぱの表裏に戯れて
山の天コツに艶やかにあり
深い谷間に侘しい影をなす
急流は満月をぼかし
勢いある家路へ逆流
家路を辿る姉はんかぶり人は
誰ぞ新月の家に寝る
月影の足取りぼやけ
山へ細間る家路は遠く
単色の夜は白壁土塀を箪笥へと導く道標
姉はんかぶり人
急坂の年輪を手拭に織り成し月影の家路を厭いもしない