望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

ときめき秋空7000

2022-10-22 13:54:00 | 思いダイヤル

トキメキ秋空

未成熟に光波動は指先から春めきトキメキ
僅かな酸素で七色に到達
壷洞窟を酒倉芳香で充実 
更なる碧空を暗示して亀裂
秋上空7キロ 碧空を割り切れないジェット音
自然発火した爆竹の狂おしさを発信
アケビの種子一粒を選別できない憔悴感
熱いブルーの居心地にささくれる

秋真下 誕生純熟度 熟成 
橙色は柿色 緑は堕ちてカラス色
グリンから一粒落下する栗色
僕はこの秋 宙返りする紙飛行機を目視
宙返りする瞬間 あの秋のトキメキを嗅いでいる





イラクサ部屋

2022-10-05 15:34:09 | 思いダイヤル

イラクサ蔓延る部屋

イラクサ部屋

イラクサ蔓延った日常部屋を行き戻り
こんにちは イキイキ山河にありて幾年歳
誰かさんよ 声を掛けたい
あんた誰かさん違うのか
次から次 玉水を蓄えたイラクサ部屋
話し掛けたい言葉でつまづく
おーい猫 こっちこい子
路地を横切ってふてぶてしく走り出すどら猫
あーあ 行ってしまうか

蔓延るイラクサ部屋から冬へ潜り込んで行く
山を駆け上ってまだまだ霧中
河幅を満面にして水粒の記憶は玉水でさらり
あした地下水に還ろうと大地を示す普遍水蒸気