春の山菜シーズン 打ち鳴った
土の中から10センチ未満
顔出したイタドリ
出始めイタドリ美味さ 何回も巡った春
生まれて味わう自然
感謝というものが身体を
貫いた
令和三年春を一人でなく誰かと過ごせる
一人ぼっちでないこと
それは文学 現代詩の賞を冠せず 詩人という勲章をつかめなくても
平凡で誰か家族と分かち合うことはできる
大勢の観客 読者 スポットライトを浴びなきゃ
浴びてる人も立派だ
それは支持 応援してくれる名もなき民衆があってこそ
誰一人の観客もなく応援なく 黙々と山んなかを歩む寡黙のメダリストもいるのだ
負け惜しみ負け組でも
ある意味勝者である
私は私一人を認知してくれる掛け替えのない人の詩人でありたい
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