先日お預けになっていた委員会視察の報告第1弾です。
17日には、世田谷区を訪問し、子育て施策を視察しました。タイトルにあるBOPとはBase of Playing(遊びの基地)の略で、従来から放課後の学校施設を利用し子ども達の安全を守りながら、自主的な遊びを展開していたものです。この数年で、子育て支援をめぐる状況は大きく変化しています。長い間、自治体の独自施策として実施・補助していた「学童保育」が児童福祉法の中に位置づけられ、最近では放課後プランといって教育委員会所管の事業も始まっています。
世田谷の場合は、従来校外にあった学童保育をBOP事業に統合し、新BOP事業として学校施設を活用している。3年生くらいまでは、毎日利用するかに関わらず、一応ほぼ全員が登録している。近くに大学があるので、そこの学生が臨時職員として2000人ほど(ちなみに小学校は64校)登録していて常時1000人ほどがこの事業に関わっている。従来の児童館事業と学童保育事業を合体させるには無理があるが、世田谷の場合はこの2000人(これ以外にも専任職員や常勤職員もいる)を超える職員を直接雇用できるところにポイントがある。しかも、利用料は無料。学童保育部分もおやつ代が月2000円かかるだけで「保育料」は無料である。保護者からは、学童保育の時間延長を求める声があるとのこと。
精華町の場合、もともと学童保育施設が校内または敷地内にあるので、子ども達の安全については問題ない。ただ、どこでもあるが、学校施設を利用することに校長以下現場の抵抗が過去にはあった。いまでも、指定された教室(スペース)と校庭以外は原則的に使えない。福祉施策であるので、子ども達の安全確保と同時に、保護者の就労保障面も目的に入れるべきで、時間延長の声もある。一定の時間延長は実視すべきではないかと考えています。
世田谷の現場・小学校にも足を運び、直接の職員さんとも話をしました。1人っ子が増えている中、異年齢集団の形成は子ども達の成長・発達にとって意味があるし、現場でも上級生が下級生の面倒を見たりしている。
政治=大人たちも、「金がいくらかかる」とか「採算が合わない」などという論理ではなく、その地域の子ども達にとって最大の利益とは何なのか、そこを最優先に考えるべきである。
17日には、世田谷区を訪問し、子育て施策を視察しました。タイトルにあるBOPとはBase of Playing(遊びの基地)の略で、従来から放課後の学校施設を利用し子ども達の安全を守りながら、自主的な遊びを展開していたものです。この数年で、子育て支援をめぐる状況は大きく変化しています。長い間、自治体の独自施策として実施・補助していた「学童保育」が児童福祉法の中に位置づけられ、最近では放課後プランといって教育委員会所管の事業も始まっています。
世田谷の場合は、従来校外にあった学童保育をBOP事業に統合し、新BOP事業として学校施設を活用している。3年生くらいまでは、毎日利用するかに関わらず、一応ほぼ全員が登録している。近くに大学があるので、そこの学生が臨時職員として2000人ほど(ちなみに小学校は64校)登録していて常時1000人ほどがこの事業に関わっている。従来の児童館事業と学童保育事業を合体させるには無理があるが、世田谷の場合はこの2000人(これ以外にも専任職員や常勤職員もいる)を超える職員を直接雇用できるところにポイントがある。しかも、利用料は無料。学童保育部分もおやつ代が月2000円かかるだけで「保育料」は無料である。保護者からは、学童保育の時間延長を求める声があるとのこと。
精華町の場合、もともと学童保育施設が校内または敷地内にあるので、子ども達の安全については問題ない。ただ、どこでもあるが、学校施設を利用することに校長以下現場の抵抗が過去にはあった。いまでも、指定された教室(スペース)と校庭以外は原則的に使えない。福祉施策であるので、子ども達の安全確保と同時に、保護者の就労保障面も目的に入れるべきで、時間延長の声もある。一定の時間延長は実視すべきではないかと考えています。
世田谷の現場・小学校にも足を運び、直接の職員さんとも話をしました。1人っ子が増えている中、異年齢集団の形成は子ども達の成長・発達にとって意味があるし、現場でも上級生が下級生の面倒を見たりしている。
政治=大人たちも、「金がいくらかかる」とか「採算が合わない」などという論理ではなく、その地域の子ども達にとって最大の利益とは何なのか、そこを最優先に考えるべきである。