うるしの杜の制作手帖

ものづくりの過程や日常の気付きをつむいでいきます

J・R

2014-01-21 12:36:09 | グルメ
テーブルには白いバラ、その周りには宝石のようなガラス玉が散らしてあります。
同じような装飾のレストランを思い出しました。リヨンのオルシというレストランです。テーブルに綺麗な丸いガラス玉が散らしてありました。その上なんと小さな日本とフランスの国旗が立ててありました。サービスの女性も鮮やかな柄の制服で華やかさを演出していました。
今回のレストランはオルシより重厚ですが、やはり華やかなレストランでした。それは内装だけでなく、料理、サービスにも当てはまります。特に料理は今までにない華やかなものでした。
冒頭に引用した”パリの味 シェフたちは藝術家”のなかで、ジャマンの料理を著者は”精緻”と表現していました。その「精緻は感性、理性、合理、技術を駆使して構築される」と書いていました。
今回の料理もその表現が当てはまると思います。材料の選択から、組み合わせ、表現を考え抜いて、五感で楽しめるよう、構築されているように思います。華やかさは精緻というベースがあってかもし出されるものなのですね。
普通、8皿以上も出ると、これはどうも?という皿があるものですが、今回、一切なく逆に新しい表現、サプライズまでありました。
今回は正月の訪問ということもあり材料も入りにくかったのではないかと思います。その中でこの完成度!デザートまでの料理の高揚感が途切れることなくサービスやワインとともに続いていきました。
このレストランでは、中座して席に戻ると布のナプキンが新しいものに替えられていました。また同じサービスを受けてみたいと思います。
P.S.店を出て帰るとき何時までも見えなくなるまで店の方が手を振ってくれていました・・・
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