Nonsection Radical

撮影と本の空間

エコの意味

2009年07月08日 | Weblog
某月某日
最近のはやり言葉に「エコ」というのがある。
家電やなんかでエコに買い換えましょうなどと宣伝しているヤツだ。
おまけにそんなものを買うと「エコポイント」というのももらえ、景品と交換してもらえるらしい。
まあ「ブルーチップ」みたいなものなのだろう。

こういう宣伝を見ると、「エコ」というのはsatoboがボンヤリ考えていた「エコロジー」ではなく「エコノミー」という意味だと理解出来る。
ちなみにsatoboは「エロジジー」である(参考のため)。
エコノミーとは経済という意味らしい。
エコロジーとは生態学という意味らしい。
エロジジーとは変態親父という意味らしい。

環境の事を考え環境に良い商品やサービスを使いましょうという意味だと思ったら、環境の事を考え環境に良い商品やサービスを「買いましょう」という意味のようだ。
一番環境にいいのは、自動車やエアコンなど使わない事なのだが、そんな我慢をしても「損」するのは自分だけだから、より負荷の低いものを買いましょうというのだ。
今買うとブルーチップをあげるし、これを集めると景品と交換してもらえるよ、と経済的な話ばかりで買い替えを促進しようとする。
今買うとその金額の一部を広葉樹の植林や環境保護の費用に充てるよ、などと言っても誰も喜ばないのだ。
これってスゴい「エゴ」だと思わない?
これまでの歴史を振り返ると、経済の発展は環境の悪化であった言えるでしょ。
「エコ」の発展は「エコ」の悪化だったわけだ。
それを変えるのにブルーチップはないでしょ。
やはり「エロ」の発展で「エゴ」の悪化を防止するべきだと思うのだ。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする