情報の平等化

某月某日
昨夜は都議選の結果をウェブサイトで確認していた。
朝日、読売、毎日のサイトをタブで並べて、報道の違いなどを楽しんでいたのだが、昨夜の時点ではトップ記事はもちろん都議選であった。
で、今朝、再び各サイトを見たのだが、都議選の結果など新聞紙面で言えばベタ記事扱いで、どこを見ればいいのかすぐには判断出来ないぐらいの扱いだ。
もちろん新聞本紙では１面大文字だし、見てはいないがテレビでも今朝の報道は東京１２チャンネル（テレビ東京）以外は都議選の結果であろう。
ラジオはそうであった。

しかしどうもネットのニュースサイトでは扱いが違うのだ。
なぜか日本のニュースサイトでは、ほとんど文字の大きさが変わらない。
新聞紙面だと、大きなニュースは大きな文字で１面にくると決まっているのだ。
それで何を重要視しているかが判断出来るのだ。
たとえ東スポの「宇宙人が渋谷を占領！」などという記事でさえだ。

今朝見た限りでは、どのサイトも選挙結果の上に新たなニュースが積み上げられていた。
つまりニュースに重要度はないのだ。
あるのは時系列での積み重ねだけであり、事実今晩のサイトでは他の記事にまぎれてしまっている。
もちろん夕刊は引き続き選挙結果と、その分析、今後の政局へと話が広がっている。
だから面白いのだ。
サイトのニュースでは、個々のニュースに関連づけが薄く、リンクをたどっていてもどうもよくわからない。
その点、新聞だと１面から読めば最後のテレビ欄で、番組の内容までが理解出来る作りになっているのだ。
何を言っているかわからないって？
つまりだね、新聞を初めから読んでいけば、テレビ欄の番組案内（内容）の説明、今日の11PMなら「麻生オロシと大根オロシ、どちらが辛い？」の言っている意味がわかるという事だ。（笑）

そういう点で（どういう点だ？）、新聞の方がサイトより有料な分だけ良く作られているという事が言える。
それに新聞には４コマ漫画があるしね。
サザエさんやフジ三太郎は大変面白い。