某月某日
旅の宿(ビジネスホテル)ではする事がない。
で、もっぱら朝からテレビを見ていたのだが、東海地方のテレビ局の事はよくわからないので、チャンネルをカチャカチャ回し、ウソです、コマンダーのボタンを押してでチャンネルを変え続けたのだが、これは主に天気予報を見るためである。
しかし予定先の知多半島の天気予報というのはなかなか出てこず、仕方なしに番組を見たりしていた。
朝はワイドショーという狭い話題ばかりの情報番組が多いのだが、ちょうど北海道での登山ツアー遭難の事を取り上げているのが多かった。
番組にはシロートのゲーノー人がアホ面を下げて並び、司会進行役が話を切り盛りしていくのだが、もちろんシロートばかりでは話が進まない。
そこでビデオ撮りした「専門家」がコメントを述べるのを、一般人の「代表」のつもりのシロートが「ああだこうだ」と「一般論」を述べるという感じだ。
なんだかなぁと思いながら見ていたのだが、遭難自体は企画会社が業務上過失を問われる動きになり、話が会社の責任追求へと向かって行く事になる。
ツアーの行程地図が画面に出た時に、思わず「うそだろ~」とsatoboは思った。
一日の移動距離がスゴく長いのだ。
一日20キロぐらい歩く日もあるのではないのか?
2泊3日で40キロぐらい歩くのだろう。
山登りはしたことがないsatoboだが、山歩きは5日で100キロぐらい移動した事がある。
比較的低い1000メートルぐらいの山道を歩いたのだが、それでも1日20キロはキツい。
2000メートル超の地点で雪上ハイキングをした事もある。
気温は-10度ぐらいで、気候の変化も激しく、かなり体力を消耗した。
冬の避難小屋で一夜を明かした事もある。
暖房もなければ朝は小屋の中が凍っている。
疲れもとれない。
そんなわずかな体験でさえ、今回のツアーがシロート向きではなく、本格的登山に類するものである事がわかる。
装備が全然なっていない。
防寒着を持っていった?
カイロ等は?
高カロリー栄養食は?
ツェルトは?
夏の山歩きでさえ、これぐらいは持っていくぞ。
最低数日は生き延びるための準備だ。
それでも自分の体力が不安になってsatoboは山を歩かなくなった。
家人は相変わらず同様のツアーに参加し、3000メートルに届こうかという山に「連れて行って」もらっている。
ガイド以外はみんなシロートで、おまけにジジババばかりだそうだ。
もちろんみんなが地図を持って、コンパスを持って、ロープを持って、ツェルトを持って、非常食を持っていくわけでない。
みんなガイド任せなのだ。
一人で登れないからツアーに参加するわけだし、最近はエベレスト(チョモランマ)登頂ツアーまであるのだから、ツアー自体を非難する事も出来ないのだが、だからこそ自分の身は自分で守る事が必要なのだ。
海や山は自己責任なのだ。
誰も守ってくれない。
それをシロートの一般常識を持って出かけるからダメなのだ。
準備を怠るからダメなのだ。
低体温症で歩けなくなったなんてハズカシい話だ。
当然ガイドはそんな事にはならなかったようだ。
そこにシロートとクロートの違いが現れたのだ。
南知多の街を彷徨い歩いた結果、日焼けで腕がヒリヒリしているわけだが、もちろん地元漁師のオジさんたちはこんなヘマはしない。
そこがシロートとクロートの違いなのだ。
次の機会ではヘマはしないようにしようと心するsatoboである。
同様に自分はヘマをしないようにと準備を進めるジジババが増える事を願う。
旅の宿(ビジネスホテル)ではする事がない。
で、もっぱら朝からテレビを見ていたのだが、東海地方のテレビ局の事はよくわからないので、チャンネルをカチャカチャ回し、ウソです、コマンダーのボタンを押してでチャンネルを変え続けたのだが、これは主に天気予報を見るためである。
しかし予定先の知多半島の天気予報というのはなかなか出てこず、仕方なしに番組を見たりしていた。
朝はワイドショーという狭い話題ばかりの情報番組が多いのだが、ちょうど北海道での登山ツアー遭難の事を取り上げているのが多かった。
番組にはシロートのゲーノー人がアホ面を下げて並び、司会進行役が話を切り盛りしていくのだが、もちろんシロートばかりでは話が進まない。
そこでビデオ撮りした「専門家」がコメントを述べるのを、一般人の「代表」のつもりのシロートが「ああだこうだ」と「一般論」を述べるという感じだ。
なんだかなぁと思いながら見ていたのだが、遭難自体は企画会社が業務上過失を問われる動きになり、話が会社の責任追求へと向かって行く事になる。
ツアーの行程地図が画面に出た時に、思わず「うそだろ~」とsatoboは思った。
一日の移動距離がスゴく長いのだ。
一日20キロぐらい歩く日もあるのではないのか?
2泊3日で40キロぐらい歩くのだろう。
山登りはしたことがないsatoboだが、山歩きは5日で100キロぐらい移動した事がある。
比較的低い1000メートルぐらいの山道を歩いたのだが、それでも1日20キロはキツい。
2000メートル超の地点で雪上ハイキングをした事もある。
気温は-10度ぐらいで、気候の変化も激しく、かなり体力を消耗した。
冬の避難小屋で一夜を明かした事もある。
暖房もなければ朝は小屋の中が凍っている。
疲れもとれない。
そんなわずかな体験でさえ、今回のツアーがシロート向きではなく、本格的登山に類するものである事がわかる。
装備が全然なっていない。
防寒着を持っていった?
カイロ等は?
高カロリー栄養食は?
ツェルトは?
夏の山歩きでさえ、これぐらいは持っていくぞ。
最低数日は生き延びるための準備だ。
それでも自分の体力が不安になってsatoboは山を歩かなくなった。
家人は相変わらず同様のツアーに参加し、3000メートルに届こうかという山に「連れて行って」もらっている。
ガイド以外はみんなシロートで、おまけにジジババばかりだそうだ。
もちろんみんなが地図を持って、コンパスを持って、ロープを持って、ツェルトを持って、非常食を持っていくわけでない。
みんなガイド任せなのだ。
一人で登れないからツアーに参加するわけだし、最近はエベレスト(チョモランマ)登頂ツアーまであるのだから、ツアー自体を非難する事も出来ないのだが、だからこそ自分の身は自分で守る事が必要なのだ。
海や山は自己責任なのだ。
誰も守ってくれない。
それをシロートの一般常識を持って出かけるからダメなのだ。
準備を怠るからダメなのだ。
低体温症で歩けなくなったなんてハズカシい話だ。
当然ガイドはそんな事にはならなかったようだ。
そこにシロートとクロートの違いが現れたのだ。
南知多の街を彷徨い歩いた結果、日焼けで腕がヒリヒリしているわけだが、もちろん地元漁師のオジさんたちはこんなヘマはしない。
そこがシロートとクロートの違いなのだ。
次の機会ではヘマはしないようにしようと心するsatoboである。
同様に自分はヘマをしないようにと準備を進めるジジババが増える事を願う。