Nonsection Radical

撮影と本の空間

オトナの楽しみ

2009年07月24日 | Weblog
某月某日
小説宝石を探して買ってきた。
表紙は梅佳代ちゃんの小池栄子である。
梅佳代チャンと小池栄子なら梅佳代チャンの方が好きなのである。
そんなことはどうでもいいのだ。
オール讀物と小説宝石をパラパラめくっていたのだが、読者層からしてヤング向けの話題はない。
これがまた楽しからずや。
即物的でないのだ。
ヤング向けの雑誌は、いかにもスポンサーの方を向いていますという記事作りで、金のないヤングにどうやってモノを買わせようかと苦心している。
まあカタログ雑誌なわけだ。
もちろん中高年向けにもその手の雑誌はあり、どこへ行け、何を喰え、これを持てと懇切丁寧なのだが、文芸誌や総合誌などではそこまでアカラサマに「指示」したりはしない。
何かの体験記を載せる場合でも、その体験自体が興味あるものに仕上げている。
そこがオトナ力(おとなちから)なのだろう。
だからすべてが「読み物」になっているのだ。
読むだけ読んで動こうとはしない。
これが最良なのだ。
帰宅途中の電車で夕刊紙のエロ記事を読んでも、けっして実行しに行かないのと同様である。
旅の話を読んで行った気分になり、ウマい食い物の話で満足し、官能小説特集を読んでヤッタ気分になる(笑)。
これがオトナの楽しみ方なのだ。
若いヤツはイイよな、カラダが動くからよぉ。
コメント
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