夜明けがだんだん遅くなった。
6時過ぎたというのに、外はまだ暗い!!
新聞受けまで、新聞を取りに出るのも、
少し、ちゅう居する・・・・
ワイフも「まだ、外に出るの早いですよ!!」、
と、私の行動を察知してか、
「とっしょり、なんだから!!」、
と、台所から声が聞こえる。
「何をぬかす、まだまだ若いぞ!!」、
と言うものの、
ここはワイフの言うとおり。
親父が健在だったころ、寝間着を着たまま、
囲炉裏で煙草をふかしていた。
髭ずらの顔で、囲炉裏の煙りに、
むせたのか「ゴホッゴホッ」と咳き込みながら、
囲炉裏の火にあたっていた。
これが「とっしょり」?
いわゆる、年寄りのことを言うのである。
そんなことを思い出しながら、
まだまだ「とっしょり」、になるには早すぎる。
と、自分では思いたいし、
若いつもりだが・・・・!!