名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS1-17 居飛車穴熊に54銀型四間飛車(4)

2024-07-03 | 基本定跡の研究

先手の四手角で

この形でした。昨日見たように、後手は銀冠に組んでいる余裕はないようです。後手から先攻は出来ないので待つのですが、石井先生は22角~41飛を勧めています。でもAIに聞いてみると、22角には24歩同歩17角33角35歩同歩同角

という仕掛け方があるようで、この図の評価値は0近辺の互角ですが、後手としては避ける方が良いでしょう。

戻って

正しい待ち方は41飛48飛22角です。先手は46歩同歩同銀と仕掛けます。

昨日見たような、先手の45桂が角取りになるということはありません。なので65歩には44歩くらい。

44同角55銀同銀同歩

44角がピンされています。後手の指し手が分岐しますが、激しいのは47歩同飛58銀44飛

44同飛同角67銀不成

AIに聞いてみると、ここで69銀と受けると先手有利だと。解説されているのは45角49飛、石井先生は22飛と打つ寄せ合いは後手勝ちだけど不安があると書いています。それは正しい感覚で、AIに聞いてみると、41飛として

68金に61飛成同銀71銀

取れば63角成が詰めろです。93玉67角同金82銀83玉91銀不成と進んで

先手優勢になるのでした。この変化は先手が受けても良し、寄せ合っても良しだったのです。

ということでここまで戻って

石井先生の言う通り、正しいのは43歩のほうです。44角同歩32角31飛43角成66歩

この図の評価値は-298の後手良しです。77金には59角、57金には39角、AIに聞いてみると、66同金が最善のようで、57角68飛同角成同金49飛

実はこの図の評価値は-220と少し上がっていまして、64歩79銀の攻め合いか、79銀打65歩64歩同金53馬63金31馬66歩か、ちょっと難しいようなのですが、後手良しではあります。

ということで先手の四手角はうまくいきません。

 


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