名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

大山将棋問題集20200630

2020-06-30 | 大山将棋研究

後手番大山先生の手を考えます。

第1問

 

桂頭を攻められました。駒損しないようにさばきをねらいます。

A 35同歩  B 45銀  C 41飛

 

第2問

 

飛を逃げるのですが。

A 36飛  B 55飛  C 64角

 

馬を引き付けられて先手陣は堅そうですが。

A 65歩  B 84香  C 17竜

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大山将棋研究(1643);急戦向い飛車(萩原淳)

2020-06-30 | 大山将棋研究

今日の棋譜20200630

昭和25年1月、萩原淳先生と東西対抗勝継戦です。

またも大山先生は向い飛車を採用しました。昨日並べた将棋の2日後です。萩原先生は知らないでしょうから、対策を考えられていたということもありません。

なので大山先生は同じ形で仕掛けました。塚田先生は47金46歩同金と受けていたのですが

萩原先生は1テンポずらして78玉46歩57金です。

萩原先生のほうから角を交換して

自陣角を打ってから46歩を払います。

21飛に35歩、一気によくしてやろうという手ですが

金取りを受けないで34歩では、踏み込みすぎでしょう。47歩の受けが普通ですが、後手から45銀、45歩、35歩など手が広いところでした。

金桂の取り合いでも、と金ができれば駒損ではないです。先手玉が薄いのと、飛の働きに差があるあるいは右桂が使えていない(つまり攻め駒が2対3)なので、後手を持ちたいです。

萩原先生は飛を追いました。局面を落ち着かせて34と~11角成などが理想です。ただ68桂はあまり有効ではないので

55同角とは取りにくいです。大山先生の64角が良い手でした。

歩切れなので24歩ですが、べったり金を打たれて銀をかわせません。

32と同金23歩成、

31金に32と同金21飛成。手順中に後手からの48金が気になるところですが、56歩や55角があるので、と金捨ては何とか入りました。

先手をとって56歩も打てれば先手が盛り返したように見えますが、駒損で右の銀桂が使えていないので悪いです。

手番が来た大山先生の23歩はちょっと変わった手ですが(22歩ならよくありそう)

11角成とされても飛を使えます。

角を殺されても飛を成り込み

角金交換の駒損ですが、先手玉が薄いので攻めは続きそうです。萩原先生は35角を打ち

馬を作って守りに使います。

大山先生は19香を取れたので駒損は消えています。この84香が寄せの手筋で、先手は受けにくいです。

56桂(79銀に馬のひもを付けた)に48銀を取り

55香でしたが、24銀~87香ねらいかと思いました。この手も13馬の利きを止めてはいけないから受けにくいです。

68馬56香57歩。ここで寄せようというのでしょう。先手玉がずいぶん堅くなったように見えますが

87香成同玉95桂が切り札です。78玉87銀77玉65桂66玉79竜は寄り筋です。

96玉に84桂。95玉ならば76桂か、87銀か、よくわかりませんが(そのほうがアヤがあったか)

86玉に85銀、これは85同玉に87桂成ということでしょう。

77玉76銀66玉。先手玉はすぐにつかまりそうです。

銀を取る79竜は詰めろ。56玉とかわして

入玉できない形ですから、先手玉は47へ逃げようとするのですが

普通に追われて

駒をはがされていくのでここまで。

 

対振り飛車の戦法が開発されていない時代で、大山先生は楽に勝っているなあという印象です。後手番でも香落ち上手よりは良いでしょうし。萩原先生は金を捨てるのではうまくいきにくいです。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.43 棋譜ファイル ----
開始日時:1950/01/25
手合割:平手  
先手:萩原淳8段
後手:大山8段
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 3四歩(33)  
   3 2六歩(27)  
   4 4四歩(43)  
   5 2五歩(26)  
   6 3三角(22)  
   7 4八銀(39)  
   8 3二銀(31)  
   9 5六歩(57)  
  10 4三銀(32)  
  11 3六歩(37)  
  12 2二飛(82)  
  13 5八金(49)  
  14 6二玉(51)  
  15 4六歩(47)  
  16 7二玉(62)  
  17 6八玉(59)  
  18 4五歩(44)  
  19 7八玉(68)  
  20 4六歩(45)  
  21 5七金(58)  
  22 5四銀(43)  
  23 3三角成(88)
  24 同 桂(21)  
  25 8八角打    
  26 3二金(41)  
  27 4六金(57)  
  28 2一飛(22)  
  29 3五歩(36)  
  30 4一飛(21)  
  31 3四歩(35)  
  32 4六飛(41)  
  33 3三歩成(34)
  34 3一金(32)  
  35 4七歩打    
  36 5六飛(46)  
  37 6八桂打    
  38 6四角打    
  39 3七歩打    
  40 5五飛(56)  
  41 2四歩(25)  
  42 4九金打    
  43 3二と(33)  
  44 同 金(31)  
  45 2三歩成(24)
  46 3一金(32)  
  47 3二と(23)  
  48 同 金(31)  
  49 2一飛成(28)
  50 3一歩打    
  51 5六歩打    
  52 4五飛(55)  
  53 5八金(69)  
  54 2三歩打    
  55 1一角成(88)
  56 2五飛(45)  
  57 6六香打    
  58 2九飛成(25)
  59 6四香(66)  
  60 同 歩(63)  
  61 3五角打    
  62 6二銀(71)  
  63 5五歩(56)  
  64 6三銀(54)  
  65 5四歩(55)  
  66 同 歩(53)  
  67 1三角成(35)
  68 1九龍(29)  
  69 6六馬(11)  
  70 8四香打    
  71 5六桂(68)  
  72 4八金(49)  
  73 同 馬(66)  
  74 5五香打    
  75 6八馬(13)  
  76 5六香(55)  
  77 5七歩打    
  78 8七香成(84)
  79 同 玉(78)  
  80 9五桂打    
  81 9六玉(87)  
  82 8四桂打    
  83 8六玉(96)  
  84 8五銀打    
  85 7七玉(86)  
  86 7六銀(85)  
  87 6六玉(77)  
  88 7九龍(19)  
  89 5六玉(66)  
  90 8九龍(79)  
  91 4六歩(47)  
  92 2九龍(89)  
  93 5九金(58)  
  94 6五銀(76)  
  95 4七玉(56)  
  96 5五桂打    
  97 5八玉(47)  
  98 4七歩打    
  99 投了        
まで98手で後手の勝ち

 

 

 

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大山将棋問題集20200629

2020-06-29 | 大山将棋研究

後手番大山先生の手を考えます。

第1問

 

ここから動くこともできます。

A 24歩  B 45歩  C 54銀

 

第2問

 

振り飛車らしい手は?

A 33桂  B 42飛  C 45歩

 

第3問

 

ピンチのようですが。

A 78金  B 45飛成  C 43同銀

 

 

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大山将棋研究(1642);急戦向い飛車(塚田正夫)

2020-06-29 | 大山将棋研究

今日の棋譜20200629

昭和25年1月、塚田正夫先生と東西対抗勝継戦です。

大山先生はこの時代には珍しい向い飛車です。香落ち上手の経験はあるので指せないことはないですが。

塚田先生は後手の24歩同歩同角が王手にならないように注意します。

大山先生は45歩と動きます。これを指したかったから向い飛車にしたのでしょう。45同歩は王手飛車ですね。

塚田先生は47金から金を繰り出しますが、玉が薄くなるので銀で歩を取り返しに行く方が普通です。

大山先生は角を交換して4筋をねらいます。

塚田先生は金銀4枚が離れているので神経を使います。角を打ち合って55歩、このほうが受けやすいと見ました。

大山先生は銀をぶつけます。

塚田先生は金銀を交換して37桂、少し駒損ですが、右桂を使えるという主張です。

46飛に24歩は微妙なところです。単に47歩は76飛が嫌味なところで、24歩同歩68角のつもりだったでしょうか。大山先生は27金の筋はありますが、47歩を打たれて効果は薄いです(それが37桂46飛の効果)。

ということで24歩を取らずに47歩でした。57銀には36飛です。塚田先生は23歩成しかないか。

15角に16歩も必然で

金と角歩の交換で駒得ですが、37桂は守りにくいし、後手の攻め駒は4枚あります。後手玉のほうが堅いので先手不利。

大山先生は7段目の竜を使って攻めていきます。68銀と受けられたら58銀、68金には57銀、この攻めは受けが利かないです。

79銀には67竜で

金を取れました。78銀打には竜を捨てて58と

銀を受けに使っても攻め駒は4枚あります。

78銀には79銀から攻めて

98玉68と同飛。ここは68同銀成同角67金打か38飛が自然ですが

88金同角68銀成、これは粘られるかもしれません。

69金に同成銀同銀31金。28飛成とされたら長いです。33と を払って駒俗なので後手有利のままですが。

塚田先生は23飛成だったので、49飛78銀打67金、攻め駒は3枚ですが56にいた金を使えました。

45角の攻防手に、78金同銀68金としがみついておきます。

塚田先生はぴったりした受けもないので、23飛成からの予定で と金を使いましたが、角を取られて

単に78金よりは56角のほうが良いのですね。これは2手すきです。52と などの攻めは明快な寄せ合い負けです。

67歩を打たせて、大山先生は78金、詰めろではないけれど67角成とすれば受けにくいです。

27竜の受けに、45桂を取ります。

両取りの自陣飛車で粘られましたが

角を取って33桂。駒得が大きいので焦らなくてよいです。

ゆっくり攻めてここまで。

 

大山先生初期の振り飛車ですが、相居飛車で怪しく攻めるよりも向いている感じがします。曲線を描く将棋にしやすいのです。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.43 棋譜ファイル ----
開始日時:1950/01/23
手合割:平手  
先手:塚田正夫前名人
後手:大山8段
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 3四歩(33)  
   3 2六歩(27)  
   4 4四歩(43)  
   5 2五歩(26)  
   6 3三角(22)  
   7 4八銀(39)  
   8 3二銀(31)  
   9 5六歩(57)  
  10 4三銀(32)  
  11 3六歩(37)  
  12 2二飛(82)  
  13 5八金(49)  
  14 6二玉(51)  
  15 4六歩(47)  
  16 7二玉(62)  
  17 6八玉(59)  
  18 4五歩(44)  
  19 4七金(58)  
  20 4六歩(45)  
  21 同 金(47)  
  22 8八角成(33)
  23 同 銀(79)  
  24 4二飛(22)  
  25 7七角打    
  26 3三角打    
  27 5五歩(56)  
  28 4四銀(43)  
  29 7八玉(68)  
  30 4五銀(44)  
  31 同 金(46)  
  32 同 飛(42)  
  33 3七桂(29)  
  34 4六飛(45)  
  35 2四歩(25)  
  36 4七歩打    
  37 2三歩成(24)
  38 1五角(33)  
  39 1六歩(17)  
  40 4八歩成(47)
  41 1五歩(16)  
  42 4七飛成(46)
  43 3三と(23)  
  44 5六金打    
  45 7九銀(88)  
  46 6七龍(47)  
  47 8八玉(78)  
  48 6九龍(67)  
  49 7八銀打    
  50 5八と(48)  
  51 6九銀(78)  
  52 同 と(58)  
  53 2二飛打    
  54 5二銀打    
  55 7八銀(79)  
  56 7九銀打    
  57 9八玉(88)  
  58 6八と(69)  
  59 同 飛(28)  
  60 8八金打    
  61 同 角(77)  
  62 6八銀成(79)
  63 6九金打    
  64 同 成銀(68)
  65 同 銀(78)  
  66 3一金(41)  
  67 2三飛成(22)
  68 4九飛打    
  69 7八銀打    
  70 6七金(56)  
  71 4五角打    
  72 7八金(67)  
  73 同 銀(69)  
  74 6八金打    
  75 4三と(33)  
  76 4五飛成(49)
  77 同 桂(37)  
  78 5六角打    
  79 6七歩打    
  80 7八金(68)  
  81 2七龍(23)  
  82 4五角(56)  
  83 5二と(43)  
  84 同 金(61)  
  85 4八飛打    
  86 8八金(78)  
  87 同 玉(98)  
  88 3三桂(21)  
  89 7八金打    
  90 4七歩打    
  91 同 飛(48)  
  92 5六銀打    
  93 投了        
まで92手で後手の勝ち

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大山将棋問題集20200628

2020-06-28 | 大山将棋研究

先手番萩原先生の手を考えます。

第1問

 

ここが後手陣の急所です。

A 73桂成  B 54歩  C 84歩

 

第2問

 

確実に攻めます。

A 95桂  B 73歩  C 54歩

 

第3問

 

飛の逃げ場所もポイントです。

A 55飛  B 57飛  C 59飛

 

第4問

 

即詰みです。

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大山将棋研究(1641);相振り飛車(萩原淳)

2020-06-28 | 大山将棋研究

今日の棋譜20200628

昭和25年1月、萩原淳先生と夕刊朝日です。

萩原先生の中央位取りです。

大山先生は横歩を取らない将棋も指していますが、今回は取りました。

萩原先生は中飛車ではなくて向い飛車へ。こうなると大山先生の飛は8筋には戻りにくいので

ひねり飛車のように石田流へ移行します。この将棋の戦型は相振り飛車ということにしておきます。大山先生の相振り飛車は数えるほどしかありません。

8筋は壁銀で守られたので、萩原先生は中央に目を向けました。

金角も中央を目指して配置していきます。

大山先生は中央をしっかり守ってから

金無双に構えました。先手は攻撃力、後手は玉の堅さが主張です。どちらが作戦勝ちということもないでしょう。

大山先生が3筋の歩を切れば

萩原先生も5筋の歩を切ります。

大山先生の84歩は、銀冠を作ろうとしたのだと思ったのですが

85歩は突かないほうが良く、疑問手です。

さらに端攻めも、13角が邪魔なので指し過ぎている感じです。

歩切れを気にしないのが大山先生ですが、予定としては17同香25桂~17桂成同桂74香だったのでしょう。

端攻めを続行するには角を移動するしかありません。先手に36歩を突かせるのは微妙なところです。

萩原先生は36歩を守らず、65桂から中央突破をねらいます。54歩と合わせれば、4対3なので破れますね。

中央に駒を足せない大山先生は桂をぶつけました。73同桂成同銀65桂64銀として受けようとしています。

桂を交換してもらえなくて、47金に75歩は苦労している感じです。

この84歩は困りました。

結局大山先生から桂を取って

さらに桂を捨てて攻めるのですが

桂を渡したので、71桂の受けは83桂打、8筋は受からないです。

仕方ないので44桂から攻めますが、飛を浮かれるのは軽視していたのでしょう。54香を打つと、83歩成同銀(61玉には35飛)同桂成同玉74金と好きなように攻められます。

36桂しかないですが、35歩を打たれて飛は3筋の攻めに使えなくなりました。

銀をはがしたものの、飛を逃げると83歩成。清算して95桂などがありますが、そうするほうが良かったでしょう。(飛の横利きがあるので74金はない。)

本譜は61玉とかわして、45歩14飛47玉(46香を防いだ)と進みました。この図の先手玉は危なくなっているので、萩原先生の45歩は疑問なのでしょう。

大山先生は角を切って16飛。1筋の飛が攻めに使えました。26桂を打たせて

28成桂というのは大山先生の好みの指し方(飛は6,7段目で攻めに使う方が好き)ではありますが、27成香~26飛でも詰めろになっていないのです。平凡に17飛成のほうが優りました。73歩と垂らされて

39成香は怪しい手ですが、取ってもらえませんでした。萩原先生は72歩成から

金をはがして73歩。73同玉61角、73同銀83角は寄り筋です。

61玉に41角。72歩成もあるので

73銀でしたが、52角成から

即詰みです。

 

相振り飛車は香落ちの定跡(というほど完成されていないが)や横歩取りから誘導されることはあるのですが、大山先生は体験していなかったかもしれません。この最初の将棋が負けですし、生涯好んで指すことはありませんでした。経験がないので94歩を突かなかったり、銀冠の発想がなかったりします。終盤で逆転のチャンスはあったのですが、逃してしまいました。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.43 棋譜ファイル ----
開始日時:1950/01/21
手合割:平手  
先手:萩原淳8段
後手:大山8段
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 8四歩(83)  
   3 5六歩(57)  
   4 8五歩(84)  
   5 5五歩(56)  
   6 8六歩(85)  
   7 同 歩(87)  
   8 同 飛(82)  
   9 7八金(69)  
  10 7六飛(86)  
  11 7七角(88)  
  12 7四飛(76)  
  13 8七金(78)  
  14 3四歩(33)  
  15 8八飛(28)  
  16 3五歩(34)  
  17 6八銀(79)  
  18 7二金(61)  
  19 4八玉(59)  
  20 8三歩打    
  21 3八玉(48)  
  22 1四歩(13)  
  23 4八金(49)  
  24 1五歩(14)  
  25 8六金(87)  
  26 3三桂(21)  
  27 8五金(86)  
  28 3四飛(74)  
  29 8六飛(88)  
  30 8二銀(71)  
  31 5六飛(86)  
  32 5二金(41)  
  33 7五金(85)  
  34 6二金(72)  
  35 8六角(77)  
  36 4二銀(31)  
  37 6五金(75)  
  38 3一角(22)  
  39 7七桂(89)  
  40 6一玉(51)  
  41 5七銀(68)  
  42 7二玉(61)  
  43 9六歩(97)  
  44 1三角(31)  
  45 4六歩(47)  
  46 3六歩(35)  
  47 同 歩(37)  
  48 同 飛(34)  
  49 3七歩打    
  50 3四飛(36)  
  51 5四歩(55)  
  52 同 歩(53)  
  53 同 金(65)  
  54 5三歩打    
  55 5五金(54)  
  56 8四歩(83)  
  57 6六歩(67)  
  58 8五歩(84)  
  59 7五角(86)  
  60 1六歩(15)  
  61 同 歩(17)  
  62 1八歩打    
  63 同 香(19)  
  64 1七歩打    
  65 同 桂(29)  
  66 3五角(13)  
  67 3六歩(37)  
  68 2四角(35)  
  69 6五桂(77)  
  70 7四歩(73)  
  71 9七角(75)  
  72 7三桂(81)  
  73 4七金(48)  
  74 7五歩(74)  
  75 同 角(97)  
  76 1六香(11)  
  77 8四歩打    
  78 1五角(24)  
  79 4八銀(57)  
  80 6五桂(73)  
  81 同 金(55)  
  82 7四歩打    
  83 9七角(75)  
  84 2五桂(33)  
  85 同 桂(17)  
  86 1八香成(16)
  87 9五桂打    
  88 4四桂打    
  89 5五飛(56)  
  90 3六桂(44)  
  91 3五歩打    
  92 4八桂成(36)
  93 同 金(47)  
  94 4四飛(34)  
  95 8三歩成(84)
  96 6一玉(72)  
  97 4五歩(46)  
  98 1四飛(44)  
  99 4七玉(38)  
 100 4八角成(15)
 101 同 銀(39)  
 102 1六飛(14)  
 103 2六桂打    
 104 2八成香(18)
 105 7三歩打    
 106 3九成香(28)
 107 7二歩成(73)
 108 同 金(62)  
 109 同 と(83)  
 110 同 玉(61)  
 111 7三歩打    
 112 6一玉(72)  
 113 4一角打    
 114 7三銀(82)  
 115 5二角成(41)
 116 同 玉(61)  
 117 5三角成(97)
 118 同 銀(42)  
 119 5一金打    
 120 投了        
まで119手で先手の勝ち

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大山将棋問題集20200627

2020-06-27 | 大山将棋研究

後手番大山先生の手を考えます。

第1問

 

大駒が当たっているのですが、駒損は気にせず攻めます。

A 55馬  B 44金  C 44銀

 

第2問

 

まだまだ苦しいです。勝負になりそうな手を見つけねばなりません。

A 55同馬  B 46銀  C 57桂成

 

第3問

 

やっとチャンスが来ました。

A 89馬  B 66馬  C 66歩

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大山将棋研究(1640);相居飛車力戦(五十嵐豊一)

2020-06-27 | 大山将棋研究

今日の棋譜20200627

昭和25年1月、五十嵐豊一先生と東西対抗勝継戦です。

角換わりのスタートですが

大山先生は角を交換しないので、五十嵐先生は飛先の歩を切ります。

五十嵐先生から角を交換するのですが、これは2手損です。

大山先生は手が進んでいるので速攻です。腰掛銀ではなくて棒銀を選びます。

五十嵐善性はここで88銀と引いていけば無難ですが

銀を交換されてはちょっと面白くないです。でも飛先の歩は切っているので、67銀と引いて守りに使うつもりならば互角です。

65歩と突いたのですが、65同歩に55角73角同角成同桂95角83飛72銀という予定だったのでしょうか。大山先生は39銀を打ちます。角銀を持っていると思わぬ手があるものです。後手陣だって・・・61銀がありましたね。62金(や51金)95角で成功でした。61銀に金をかわすならば42金右しかなく、63角を打って、先手が指せるのかも。

さて39銀には38飛です。28角を打たれましたが、ねらいは19角成だけで、銀を取れるので大したことはないです。

ということで右辺は放置して、68玉31玉64歩と進み

角を打ち込めば63歩成と18角成があります。五十嵐先生はうまく返しました。

大山先生の19角成は仕方なく、馬を作っても駒損です。

角を追って

63歩成を避けます。

五十嵐先生は27馬を引かれないようにと36歩ですが、自玉周りに手を入れておいて十分だったでしょう。

37歩成を気にしなくてはいけません。

37同桂は36銀か36歩で桂損ですが、と金を残さないから優ったかも。37同馬で交換は後手の65香が不安です。

65馬と逃げて、73桂を跳ねられるまでは妥当なところか。

75馬に81飛は63歩成同金72銀、82飛は71銀があるので、ここは94飛しかなく

端を突けば飛の詰めろです。五十嵐先生有利でしょう。

大山先生は48と と捨てて(理由がわかりません)65香。ここで五十嵐先生が間違えています。66銀打か67銀で十分だったのですが

65同馬同桂85銀、飛を殺しましたが、銀飛を交換したとしても角飛交換だけです。

45馬には56銀。ここを耐えられたら飛を取って良くなりそうですが。

大山先生は当然馬を逃げず、67歩同玉44金。45銀同金は逆転です。

44同銀同馬は仕方がない、ではないですね。この66香を打たれないように、44同銀66歩同玉44馬ならば逆転していたかも。この図は難しいです。

64飛と逃げられて、状況は改善しています。両取りに金を打たれて

57桂成同飛65歩。馬か飛を取られても攻めは続きます。

65同銀に79角。78金には57角成同金55馬・・・でも64銀があるので先手が残しているか。

64飛88角成は事件です。先手玉がかなり危なくなっています。

五十嵐先生は馬を取って22歩。まだ残しているか。

65歩に34桂は詰めろですが、21歩成のほうが正しかったのです。

89馬に78角、これで後手玉への詰めろが消えました。(合駒をしないで玉が逃げると34角成でした。)

66香を取られて

飛の合駒をするとか、玉の逃げ方を変えるかで、先手玉は詰んでいなかったのですが、ここでは合駒は飛だけなので詰んでいるようです。詰まなくても後手の勝ちですが。

 

大山先生の攻めはうまくいっていないことが多いです。受け将棋に変わるのはもっと後なのでしょうか。終盤の力だけで勝ってしまったような将棋です。でも逆転できるというのも才能なんですよね。なかなか身に付きません。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.43 棋譜ファイル ----
開始日時:1950/01/18
手合割:平手  
先手:五十嵐豊一8段
後手:大山8段
先手省略名:五十嵐
手数----指手--
   1 7六歩(77)  
   2 8四歩(83)  
   3 2六歩(27)  
   4 8五歩(84)  
   5 2五歩(26)  
   6 3二金(41)  
   7 7七角(88)  
   8 3四歩(33)  
   9 8八銀(79)  
  10 4一玉(51)  
  11 7八金(69)  
  12 6二銀(71)  
  13 2四歩(25)  
  14 同 歩(23)  
  15 同 飛(28)  
  16 2三歩打    
  17 2八飛(24)  
  18 7四歩(73)  
  19 2二角成(77)
  20 同 銀(31)  
  21 7七銀(88)  
  22 5二金(61)  
  23 5八金(49)  
  24 6四歩(63)  
  25 4八銀(39)  
  26 3三銀(22)  
  27 4六歩(47)  
  28 7三銀(62)  
  29 4七銀(48)  
  30 8四銀(73)  
  31 5六銀(47)  
  32 9五銀(84)  
  33 6六歩(67)  
  34 8六歩(85)  
  35 同 歩(87)  
  36 同 銀(95)  
  37 同 銀(77)  
  38 同 飛(82)  
  39 8七歩打    
  40 8四飛(86)  
  41 6五歩(66)  
  42 3九銀打    
  43 3八飛(28)  
  44 2八角打    
  45 6八玉(59)  
  46 3一玉(41)  
  47 6四歩(65)  
  48 7五歩(74)  
  49 7二角打    
  50 1九角成(28)
  51 3九飛(38)  
  52 2八馬(19)  
  53 5九飛(39)  
  54 6二金(52)  
  55 4五角成(72)
  56 4四銀(33)  
  57 3六馬(45)  
  58 3五歩(34)  
  59 4七馬(36)  
  60 2七馬(28)  
  61 3六歩(37)  
  62 8八歩打    
  63 同 金(78)  
  64 3六歩(35)  
  65 4五歩(46)  
  66 3五銀(44)  
  67 5五銀(56)  
  68 3七歩成(36)
  69 6五馬(47)  
  70 7三桂(81)  
  71 7五馬(65)  
  72 9四飛(84)  
  73 3三歩打    
  74 同 金(32)  
  75 9六歩(97)  
  76 4八と(37)  
  77 同 金(58)  
  78 6五香打    
  79 同 馬(75)  
  80 同 桂(73)  
  81 8五銀打    
  82 4五馬(27)  
  83 5六銀打    
  84 6七歩打    
  85 同 玉(68)  
  86 4四金(33)  
  87 同 銀(55)  
  88 同 馬(45)  
  89 6六香打    
  90 6四飛(94)  
  91 5五金打    
  92 5七桂成(65)
  93 同 飛(59)  
  94 6五歩打    
  95 同 銀(56)  
  96 7九角打    
  97 6四銀(65)  
  98 8八角成(79)
  99 4四金(55)  
 100 同 銀(35)  
 101 2二歩打    
 102 6五歩打    
 103 3四桂打    
 104 8九馬(88)  
 105 7八角打    
 106 6六歩(65)  
 107 同 玉(67)  
 108 9九馬(89)  
 109 6五玉(66)  
 110 6六金打    
 111 7五玉(65)  
 112 7一香打    
 113 投了        
まで112手で後手の勝ち

 

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大山将棋問題集20200626

2020-06-26 | 大山将棋研究

先手番大山先生の手を考えます。

第1問

 

ずっと悪かったのですが、やっとチャンスがやって来ました。

A 31同竜  B 42竜  C 23歩

 

第2問

 

まだ負け筋ですが、下駄を預けます。

A 22竜  B 31竜  C 23歩

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大山将棋研究(1639);相雁木(丸田祐三)

2020-06-26 | 大山将棋研究

今日の棋譜20200626

昭和25年1月、丸田祐三先生と夕刊読売(の棋戦)です。

大山先生の先手相掛りで下段飛車です。この時代は26歩84歩25歩に85歩ではなくて32金を先にする棋譜のほうが多いようです。

丸田先生も飛先の歩を交換して下段飛車

5筋を突き合う旧型を選びます。

大山先生は雁木に組み

丸田先生も追従します。先後同型になりました。

大山先生の86歩~87金~78玉というのは定番化しています。

丸田先生は銀矢倉への組み換えを目指し

完了しました。後手玉が堅いですが受け身です。

大山先生はこの形から仕掛けました。玉の薄いほうから仕掛けるのは、(通常は)無理をしています。

角を交換して桂頭を攻めるのがねらいでした。84飛は74歩同飛82角、63金は74歩同金72歩でしょうか。63金74歩同金63角52角74角成同角75金52角74歩かもしれません。

後手玉は堅いので、丸田先生の85歩が自然でしょう。大山先生は角の割打ちから

金と刺し違えて74歩。二枚替えを目指します。

72飛に63金。重い(けれど確実な)手です。後手はこういう時に65桂と捨てる手が成立しないか、と考えるのが現代的です。65同歩または同桂は74歩と払って十分でしょう。65桂に72金57桂成同金とした局面は、飛桂と角銀の交換、先手の72金がひどいので後手有利です。

86歩同金82飛、こういう手が利くのも後手玉が堅く、63金が重いからです。

85歩に27角89飛72歩、72歩では85桂と捨てるのも一考でした。

大山先生は歩切れになりますが、と金を作りに行きます。

42飛には72歩成ではなく64金、持ち歩を補充します。

桂を跳ねるのは入玉の準備でもあります。

丸田先生は右側から攻められないので、4筋を突き出して28角。47歩成が64金取りにもなるので

19香を取れました。大山先生は桂を成り

と金も作ります。これは相入玉になりそうです。

丸田先生も玉を上に逃げだす準備をします。

相入玉の点数は後手が有利ですが、先手だけ攻める順があるので大差ではありません。

大山先生の玉は前進するとともに、79飛も働きだしました。

31飛の詰めろ。丸田先生としては13桂41桂成21飛72飛成では怖いので

47歩成の攻めを選びましたが、飛を詰まされました。

桂銀と飛の交換、さらに金か銀を取れるので悪くはありません。問題は後手玉が捕まるかどうかです。

大山先生は42歩の受けを同成桂

42同銀に41飛

62歩に23歩が入って

桂は取り返せましたが、後手玉は捕まらなさそうです。

15桂同香12銀。このときに丸田先生は14玉32竜31銀右から入玉をみせてしまえばわかりやすかったでしょう。

金を取られるのも嫌なので33玉としましたが、73竜43歩で後手玉が狭くなりました。

62竜31金としたところで、大山先生にうまい寄せがあります。

42竜と切って同玉に53銀。(42竜を同金ならば23歩か23銀打で寄ります。)

41玉に23歩。後手は受けがないですね。ただしまだ詰めろではなく飛を取れます。また先手の持ち駒は歩だけです。67と同金が入り、21金同銀成78銀で先手玉が危なかったとは。

丸田先生は67と のタイミングを逃し、21金同銀成89飛76玉72飛、王手で受けの飛を打ってみるのですが

先手玉は捕まらず、大逆転でした。

 

大山先生の無理攻めでも、B面攻撃は大山先生らしいとは言えます。終盤の大逆転で終わりました。

 

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.43 棋譜ファイル ----
開始日時:1950/01/16
手合割:平手  
先手:大山8段
後手:丸田祐三8段
手数----指手--
   1 2六歩(27)  
   2 8四歩(83)  
   3 2五歩(26)  
   4 3二金(41)  
   5 2四歩(25)  
   6 同 歩(23)  
   7 同 飛(28)  
   8 2三歩打    
   9 2八飛(24)  
  10 8五歩(84)  
  11 7八金(69)  
  12 3四歩(33)  
  13 7六歩(77)  
  14 8六歩(85)  
  15 同 歩(87)  
  16 同 飛(82)  
  17 8七歩打    
  18 8二飛(86)  
  19 4八銀(39)  
  20 6二銀(71)  
  21 5八金(49)  
  22 5四歩(53)  
  23 5六歩(57)  
  24 5三銀(62)  
  25 6九玉(59)  
  26 4一玉(51)  
  27 6六歩(67)  
  28 6四歩(63)  
  29 6八銀(79)  
  30 7四歩(73)  
  31 6七銀(68)  
  32 5二金(61)  
  33 5七銀(48)  
  34 4二銀(31)  
  35 9六歩(97)  
  36 9四歩(93)  
  37 4六歩(47)  
  38 1四歩(13)  
  39 1六歩(17)  
  40 4四歩(43)  
  41 3六歩(37)  
  42 4三銀(42)  
  43 7七角(88)  
  44 3三角(22)  
  45 5九角(77)  
  46 5一角(33)  
  47 8六歩(87)  
  48 3一玉(41)  
  49 8七金(78)  
  50 2二玉(31)  
  51 7八玉(69)  
  52 4二銀(53)  
  53 4八飛(28)  
  54 7三角(51)  
  55 4九飛(48)  
  56 3三銀(42)  
  57 2六角(59)  
  58 6二角(73)  
  59 7七桂(89)  
  60 6三金(52)  
  61 3七角(26)  
  62 7三桂(81)  
  63 2六角(37)  
  64 2四歩(23)  
  65 4五歩(46)  
  66 同 歩(44)  
  67 6二角成(26)
  68 同 金(63)  
  69 7五歩(76)  
  70 8五歩打    
  71 7一角打    
  72 7二飛(82)  
  73 6二角成(71)
  74 同 飛(72)  
  75 7四歩(75)  
  76 7二飛(62)  
  77 6三金打    
  78 8六歩(85)  
  79 同 金(87)  
  80 8二飛(72)  
  81 8五歩打    
  82 2七角打    
  83 8九飛(49)  
  84 7二歩打    
  85 7三歩成(74)
  86 同 歩(72)  
  87 7四歩打    
  88 同 歩(73)  
  89 7三歩打    
  90 4二飛(82)  
  91 6四金(63)  
  92 3六角成(27)
  93 6五桂(77)  
  94 4六歩(45)  
  95 4八歩打    
  96 2八角打    
  97 7四金(64)  
  98 1九角成(28)
  99 5三桂成(65)
 100 4一飛(42)  
 101 7二歩成(73)
 102 4四香打    
 103 3七歩打    
 104 3五馬(36)  
 105 6四金(74)  
 106 1五歩(14)  
 107 6二と(72)  
 108 1六歩(15)  
 109 7九飛(89)  
 110 1七歩成(16)
 111 8七玉(78)  
 112 7八歩打    
 113 同 飛(79)  
 114 2九馬(19)  
 115 5二と(62)  
 116 同 銀(43)  
 117 同 成桂(53)
 118 3一飛(41)  
 119 5三桂打    
 120 4七歩成(46)
 121 4一桂成(53)
 122 同 飛(31)  
 123 同 成桂(52)
 124 5七と(47)  
 125 7二飛成(78)
 126 4二歩打    
 127 同 成桂(41)
 128 同 銀(33)  
 129 4一飛打    
 130 6二歩打    
 131 2三歩打    
 132 同 玉(22)  
 133 2一飛成(41)
 134 2二銀打    
 135 1五桂打    
 136 同 香(11)  
 137 1二銀打    
 138 3三玉(23)  
 139 7三龍(72)  
 140 4三歩打    
 141 6二龍(73)  
 142 3一金(32)  
 143 4二龍(62)  
 144 同 玉(33)  
 145 5三銀打    
 146 4一玉(42)  
 147 2三歩打    
 148 2一金(31)  
 149 同 銀成(12)
 150 8九飛打    
 151 7六玉(87)  
 152 7二飛打    
 153 7三歩打    
 154 6七と(57)  
 155 同 金(58)  
 156 7九飛成(89)
 157 7七金打    
 158 投了        
まで157手で先手の勝ち

 

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