石井先生の本の検討は終わりましたが、54銀型と32銀型があって、43銀型がないのです。AIを使って調べてみましょう。序盤の駒組手順は32銀型と同じで
45歩や54歩の代わりに43銀とします。78金84歩に68銀
とりあえずは先手から65歩から角交換の筋はないから、銀を引いて松尾流穴熊を目指してみます。85桂86角45歩
38飛54銀57銀は妥当なところでしょうか。先手は銀の動きで2手損しています。後手は24歩
2筋から攻めてみます。28飛 (これで4手損) 22飛24歩同飛25歩
飛交換は78金が浮いているし、57角成と切れる形なのです。先手の25歩は仕方なさそう。22飛59角44角86歩
角の動きでまた手損していますが、桂は殺せます。27歩同飛97桂成同銀26歩
持ち歩の数が間に合いました。28飛25飛37桂
先手も一度は2筋を受けることができるのですが、22飛25歩33桂77角25桂
25同桂同飛68飛27歩成
この図の評価値は0付近の互角です。歩歩と桂の交換でも と金を作られて駒損。2筋は破られて、飛を侵入されるまでに反撃しないといけない状況です。後手のほうがわかりやすいのでは。
というのが最初に調べた変化です。先手が手損しているので、後手がうまくやっている感じはあります。変化によって54銀型で調べたものと合流するでしょう。先手の65歩から角交換の筋がないのが利点です。
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