あんな・こんな

観たり、聴いたり、感じたり・・・あんな・こんなを綴ります。

映画鑑賞、散歩、寄り道の合間の読書📚⌛🎦👣⌛ 

2024年03月29日 20時00分20秒 | 読書

『東京セブンローズ』井上 ひさし著 

 

 

タイトルの通り、占領軍による日本語のローマ字化の計画を阻止しようと七人の名花・東京セブンローズが立ち向かうお話し。 
「正字正かな」で書かれたこの本は長編でもありますが、不思議にすんなり読み進むことができるうえに、終戦前後の情景が映像のように浮かんできます。 設定を東京の下町根津に住む団扇屋「山中信介」の、1945年4月から1946年4月までの日記という形を取っていて、それも長編と感じさせない読みやすさなのかもしれません。 時々スマホの漢字よみ方アプリでチェックしながら(^_-)-☆
終戦後、信介は偶然に占領軍の恐るべき陰謀(日本語をローマ字化しようというもの)を知ることになります。 その陰謀と闘おうとするのですが何故か空回りしているようにも受け取れます。(日本男子のだらしなさ?を見た気がしました) それに引きかえ女性たちは逞しい。 
7名の美しい女性(セブンローズ)、夫をB29の爆撃で失い、義父が正気を失ったともゑ、姉を空襲で失った文子と武子(山中信介の娘)、戦争未亡人の仙、両親と兄を亡くした時子、家族全員を亡くした可世子と芙美子たち。 
彼女たちは日本語改革政策を最終決定する教育使節団の有力者3名に狙いを定め、自分たちの魅力を使って使節団の3名と帝国ホテルで仙や他の女性と裸でふざけているところを写真に撮らせるという手段で計画を成し遂げました。 それは、日本語のローマ字化を断念するという書類にサインさせるというものでした。

  

こんなに沢山の資料を調べ、読んでいたのですね📚 この話を書くヒント?は、古本屋で見つけた誰かの日記だったそうです。

 

17年もの歳月をかけたとは前回読んだ時には覚えていませんでした。 日本語が守られたんだぁ~との感想にとどまっていただけ・・・
読み終えて、また本棚に戻すことにしました。

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映画鑑賞🎦 2024年 3/27

2024年03月28日 19時25分41秒 | 映画鑑賞

映画鑑賞🎦 2024年3月 4本目 Total-11本 京都シネマにて・・・『ピアノ・レッスン』 原題:The Piano 
1993年製作 オーストラリア・ニュージーランド・フランス合作

主人公のエイダは6歳のときから言葉を話すことをやめてしまいました。 

 

物語はスコットランドからはじまります。 エイダは娘のフローラとともに、父親の決めた相手ニュージーランドに住むスチュワートのもとへ嫁ぐために準備をしています。 その中にはピアノも・・・ エイダにとって、ピアノは声の代わりだったのです。 
荒れた航海を経てニュージーランドに辿り着いたエイダでしたが、迎えにきたスチュワートは森を抜けなければいけないため、ピアノを運ぶことを拒みます。 海岸に置き去りにされたピアノが気がかりなエイダは、隣に住むベインズに海岸まで連れて行ってもらうよう依頼します。 
海岸でピアノを弾くエイダに惹かれたベインズは、スチュワートに土地とピアノの交換を提案、エイダによるベインズへのピアノレッスンがはじまります。(レッスンはせずエイダが弾くピアノを聴いて(眺めて)いるだけでした) レッスンを重ねるうちにエイダとベインズに思わぬ感情が・・・ 
結果的にエイダとベインズは娘を連れてスチュワートのもとから去り、新しい地で生活を始めます。 
ここに至るまでにはスチュワートがピアノに斧を振り下ろし、エイダの指までも切り落としてしまいます。 新しい地へ向かう船の上で、壊されたピアノを海に捨てるようにエイダが言い、繋いでいた綱が切られピアノが海底に沈んでいく様子を見ていた彼女は、綱の輪の中に足を入れ一緒に沈んでいくことを選んだようでしたが、思い直したかのように靴を脱ぎ海上へと浮かび上がって行きました。 「生」を選んだのですね。 
ラストでは、義指で新しいピアノを弾くエイダの姿に、何かから解き放たれたような感じを受けました。 
きっと言葉を発する時が来るのではないのかと・・・ 意志をもって言葉を封じていたのですから。

 

帰りにはエディオンに寄って、切れていたプリンターインク🖨、コピー用紙、USBメモリー、電池🔋などを買って・・・
いつもの喫茶店で休憩しながら読書TIME📖 桜はまだ開いていないのでまた今度🌸🌸🌸 いつもの「おけいはん」で帰りましたとさ🚋 
この日は平日なのに人が多くて(~_~メ) 3階の指定席?には座れませんでしたぁ~☕ 
この日だけではなく、最近は常に混雑気味です。 観光客が多いからかな(・・?

 

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寄り道-👣🩰👣-は「七条」

2024年03月20日 15時06分29秒 | あちこち散歩

昨日は彼岸のお墓参りで西大寺へ🚊 蝋燭🕯🕯と線香が消えるのを待って、京都へ向かいました🚊 

 

 

 

               

『🎎雛まつりと人形🎎―古今雛の東西―」 会期が3月24日までと知って寄り道してきましたぁ~ 「御殿飾り雛」は立派です。 
雅な方々が飾っておられたのでしょう。 メインの展示の他にも「明末の五百羅漢図」「涅槃図」「江戸時代の縁起絵巻Ⅱ」「禅宗の人物画」
「生誕290年 円山応挙」「平安時代の彫刻」「備前・備中・備後の名刀」などの展示もありました。 比叡山延暦寺の僧たちが怒り、法然の墓を暴いて遺骸を鴨川に流そうとしたことや、それを知った浄土宗の僧たちによって法然の遺骸は、西山の粟生にいる幸阿の念仏三昧院(光明寺)に移されることになりました。 といったことが書いてありました。 
光明寺は以前から気になっていたお寺なので、春には絶対行かなくっちゃ!と思ったのは、呼ばれているのかしら???

  

    

  

   

                                日本刀の刃文にも多くの種類があるのですね。 

 

館内を観て廻って物づくり日本を誇らしく思いますが、こうした技術は継承されているのでしょうか・・・とっても気になります。

 

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寄り道-👣🩰👣-でお花見

2024年03月14日 22時20分17秒 | あちこち散歩

昨日は図書館での連絡会議を終えて寄り道(⋈◍>◡<◍)。✧♡🌸🌸🌸 以前からチェックしていた場所へ👣🚆👣 

 淀駅前もこんな感じです🌸

 

 

                      ここは伏見区です。 橋にも🌸🌸🌸が・・・

 

 

               
競馬場のある淀駅から10分余り歩いて到着。 淀水路沿いの河津桜が綺麗💕 西から東へゆっくり歩いて、ちょっぴり早いお花見でした🌸 

 

 

淀駅の近くには「淀城故址」があって公園になっています。 そこにも僅かですが咲いていました🌸

 

 

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映画鑑賞🎦 2024年 3/12

2024年03月12日 22時08分44秒 | 映画鑑賞

映画鑑賞🎦 2024年3月 3本目 Total-10本 アポロシネマにて・・・『ゴジラ-1.0』 
ゴジラ七〇周年記念作品となる本作は先日アカデミー賞を獲得しました🏆 だからという訳ではなく公開から気にはしていたのですが、きっとロングランになるだろうと思い後回しに?していました。 

 


舞台は第二次世界大戦、終戦前後・・・1945年から始まります。 敷島浩一(神木隆之介)は、特攻隊として飛び立つも整備基地の島へ不時着し生きて帰還するのですが、東京は焼け野原となり両親は亡くなっていました。 人々が日々を懸命に生き抜いていく中、浩一は女の赤ちゃんを抱えて暮らす大石典子(浜辺美波)に出会い生活を共にするようになりました。 2年ほど経った頃、不時着した島で襲ってきたゴジラが銀座に現れたのでした。 その後ゴジラの襲来を海上で迎え撃つ「ゴジラ迎撃部隊」の戦争帰りの男たち・・・ 命の尊さを思わせるものです。 国(人々)を守るための男たちの覚悟も感じました。 余談ですが、神木隆之介と浜辺美波はNHKの朝ドラ「らんまん」で共演していましたよね(‘◇’)ゞ

敷島浩一:神木隆之介(特攻として飛び立つも、戦闘機の不具合を理由に整備基地の島へ着陸します。 生きたかったから・・・ でも海上でゴジラと闘うために飛行機を操縦するする姿は立派でした。)
大石典子:浜辺美波(空襲で家族を失い、命を失った見知らぬ母親から娘を託され生き延びていました。)
橘宗作:青木崇高(敷島が故障を理由に着陸した飛行機に故障個所などないことを見抜き許せない気持ちを持っていました。)
野田健治:吉岡秀隆(戦時中、海軍工廠で兵器の開発に携わっていた人物で、ゴジラに対峙するに際し「今度の戦いは、死ぬ為の戦いじゃない、未来を生きるための戦いなんです!」との台詞には涙が・・・)
田澄子:安藤サクラ(敷島の隣人で、家族を亡くし一人暮らし。 自分の息子たちが死んだのは、命惜しさに帰ってきた敷島の所為だと責めるのでした。)
秋津清治:佐々木蔵之介(戦後処理の特殊任務を請け負う船の艇長で、ゴジラに立ち向かう一員でもありました。)
水島四郎:山田裕貴(佐々木蔵之介演じる秋津の船で戦後処理の特殊任務の手伝いをする若者で戦争経験はなく、民間による「ゴジラ迎撃部隊」の一員には加えてもらえませんでしたが・・・))

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今日(京)散歩(寄り道)-👣🩰👣-

2024年03月07日 21時58分36秒 | あちこち散歩

5日・6日と連日映画鑑賞で、昨日は映画鑑賞のあと大丸京都店で「都をどり展」なるものを覗いてきました。 

 

 

 

 

そのあと時間があったので「東寺」に立ち寄り「桜🌸」もチラッと|д゚)覗き見(^_-)-☆ 見ごろの時期に又来ようっと🌸🌸🌸 
方々見物しなきゃと思うと忙しくなりそうです。
 
                       昔はこんな柵なかったなぁ~~~
                        五重塔にも近付けたように記憶していますが・・・
                        何年前の話???と言われそうです(∀`*ゞ)

 

 

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映画鑑賞、散歩、寄り道の合間の読書📚⌛🎦👣⌛ 

2024年03月06日 22時07分04秒 | 読書

『蜘蛛の糸・杜子春』芥川 龍之介著 

 

 

「蜘蛛の糸」と「蜜柑」は朗読教室に通っていた頃、教材の一部として読んだ覚えがあります。 他には「草枕」の冒頭に出てくる文章。【山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。住みにくさが高じると、安いところへ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟ったとき、詩が生れて、絵ができる。人の世を作ったのは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三件両隣にちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国に行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくいところをどれほどか、くつろげて、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職ができて、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊い。住みにくき世から、住みにくき煩いを引き抜いて、ありがたい世界をまのあたりに写すのが詩である、画である。あるは音楽と彫刻である。こまかに云えば写さないでもよい。ただまのあたりに見れば、そこに詩も生き、歌も湧く。】 あの有名?な「外郎売り」を文字通り(節?をつけないで・・・)読む。等など 現在は音訳のボランティアをしているので「外郎売り」を文字通りに読む作業はとても参考になっています。 読書は想像力が養われると思っている私は紙の本が好きです。 最近は本屋さんが少なくなってきて淋しいですね📚📖📘

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映画鑑賞🎦 2024年 3/6

2024年03月06日 20時24分09秒 | 映画鑑賞

映画鑑賞🎦 2024年3月 2本目 Total-9本 MOVIX京都にて・・・『コットンテール』 
原題:Cottontail(灰色または褐色の被毛と下側が白い尾を持つ北米産の一般的な小型ウサギのことらしいです。) イギリス・日本合作

 

「コットンテール」というタイトルは、よく知られている『ピーター・ラビットのおはなし』のキャラクターから取られたとの説明がありました。

妻の明子(木村多江)を亡くした兼三郎(リリー・フランキー)は、葬儀でお寺の住職から、奥さんから預かっていた手紙があると渡されました。 妻は認知症になって自分を失う前に書いたもののようで、手紙には子どもの頃に愛した『ピーターラビット』の発祥地で家族で行きたいと思っていたイギリスのウィンダミア湖に散骨してほしいと書かれていました。 その約束を果たすために旅立った夫と息子の家族でしたが、不器用な父と息子には言い争いが絶えません。 父は一人で湖に向かいますが、電車を乗り間違え自転車を拝借?して走り続けるものの、道に迷って途方に暮れ農場でジョン(キアラン・ハインズ)と娘のメアリー(イーファ・ハインズ)の世話になることに・・・ そこで農場の父娘の親切に心が安らいだ兼三郎は、迎えに来た息子家族と妻の残した写真と同じ場所に辿り着き父と息子ふたりで湖に散骨できました。 
認知症ってそれぞれ症状は違うのでしょうが、一人で抱え込まないで助けを求めても良いのではないかと感じました。 息子は気にしてくれていたのにそれを受け入れない父親の頑固さの理由は何だったのかなぁ~~~??? チョッピリ理解に苦しみました。

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映画鑑賞🎦 2024年 3/5

2024年03月06日 20時17分07秒 | 映画鑑賞

映画鑑賞🎦 2024年3月 1本目 Total-8本 TOHOシネマズくずはにて・・・『ARGYLLE アーガイル』 
原題:Argylle アメリカ・イギリス合作

 

謎のスパイ組織の正体に迫る凄腕「エージェント・アーガイル」を主役にしたベストセラー小説「アーガイル」の作者エリー・コンウェイは、愛猫アルフィーと一緒にのんびり過ごす平和主義者の筈が・・・ 思わぬ展開に発展していきます。 新作の準備を進めている彼女は、アルフィーを連れて列車で移動中に謎の男たちに命を狙われ、乗り合わせた?スパイと名乗る男に助けられ、行動を共にするうち自分がスパイだったと知ることになり徐々に記憶が戻って・・・ 華麗?なアクションの連続は、身体に力が入るというより踊り出したくなるような楽しさ?がありました(^^♪ 
これはサスペンスやアクション映画というよりコメディに近い( ´艸`) 楽しい映画でした。 
ラストシーンでは「キングスマン」か「アーガイル」が又々登場するのか???との期待を感じさせるやり取りが意味深だったなぁ~~~

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3月:March(弥生) 2024(令和6)年🐉

2024年03月01日 15時24分48秒 | Weblog

ローマ神話の軍神Mars(マルス)に由来していて、ローマ歴では3月が1年の始めの月だったとか・・・ 
マルスは、JR(当時の国鉄)が生み出した旅客販売総合システム(現在の「みどりの窓口」のはじまり)の名前でもあったと書いてありました。 そうそう「青春18きっぷ」を使てお出かけしなくっちゃ🚊特急は使えないので近場しか行けませんが(^_-)-☆ 
自由に時間が使えるならお泊りしてもイイんだけどぉ~~~(⋈◍>◡<◍)。✧♡ 残念ながらその選択ができません🎫🏩 
鉄道地図を眺めて作戦を練ろうかな(^^♪

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