悪ガキイタリアン「SCUGNIZZO!」 の ヒゲ・ダンディ?

飯田橋をこよなく愛する、イタリアンレストランのオーナー日記

軍艦島。

2010年06月11日 19時18分30秒 | 旅行
95歳の祖父と母方の兄夫婦のお見舞いに九州まで行ってきました。

祖父は太平洋戦争中ビルマで機銃掃射で右脚を撃たれて切断。

玉砕のビルマで脚を命と引き換えに帰国しました。

九州男児4人に恵まれました。

ウチのオヤジが長男で俺が15歳のときに他界。

酒の飲みすぎで糖尿病からの合併症でした。

親より先に行くとはホントに親不孝なオヤジです。

オヤジも大変で次男坊と9歳違い、三男坊とは12歳、四男坊とは15歳違いで、家計を助けるために中学を出てから働き始めました。

生きてれば75歳。

岡山に来るまではずっと炭鉱夫でした。

佐賀の炭鉱、長崎は端島(軍艦島)、隣の高島(閉山近くまで)で働いてました。

軍艦島では父母と兄の三人、隣の高島では姉と僕が生まれました。

子供のころはよく軍艦島へも遊びに行ってました。

今回は自分のルーツということでお見舞いの前に軍艦島にも上陸してきました。

最近上陸可能になり、母とも「行ってみたいね」と話しをしてたのですが、母は寂れた島は悲しくなるから行きたくないって言ってました。

ほんとは生まれ故郷の高島にも上陸したかったのですが、うまい接続がなく悩んだ末に軍艦島上陸に決定しました。

長崎港を出たときは何か楽しかったんですが、しばらくして「高島」が

見えてきたあたりからなんかグッとくるものがありました。

デッキに張り付いて、ずっ~と高島を眺めてました。写真を撮ったりはしてましたが。

幼少のころの思い出がいろいろと沸いてきましたね!

軍艦島は高島の隣の島なので「伊王島」あたりから見えてくるのですが、もう高島まで来るとすぐ近くです。

乗客から歓声が上がります。

観光ですからね!僕はまたずっと眺めてました。

そしていよいよ上陸です。

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