朝のうち強く降ることもあったが昼にかけては小雨がぱらつく程度。海は少し風があって、潮風にかすむ象潟の街並みが情緒豊かに見えた。都知事選を機に東京の友人に連絡をしてみた。連日の暑さにくわえ、湿度があって嫌な空気が肌にまとわりつく感覚だという。仕事に子育てに奮闘する彼に応援メッセージを送った。
午後から雨足が強まる。傘を差しながらじっと風景の中に身をおく。遠くから鳥の鳴き声が聞こえ、川のせせらぎが雨音に混じる。足元の草花は雨粒を抱き、その脇をカエルが跳ねていく。霧は、木々を縫うように絶え間なく流れている。ただそれだけのことなのに、風景はいつも大きな感銘を与えてくれる。