Nikon F6 AF-S VR-NIKKOR 70-200mm F2.8G RDPⅢ
懐かしさと共に読み返した「羅生門」や「走れメロス」。人間の本質を射抜くようなその内容は、今読んでも尚、非常に考えさせられるものがあります。自分自身がテーマとするもの、追求するものとの繋がりを思うと、初めて読んだ時とはまた異なる感じ方がありました。そして最近、特に心に残っているものは、東山魁夷著の「風景との対話」。日本画家としての芸術に対する思いはもちろん、自然風景への造詣や関係性、哲学、ご自身の在り方や葛藤などが率直に記されていて、ページをめくるたびに深く考えさせられる思いでした。品格あるものは色褪せることなく、時を超えて語りかけてくることを実感しました。