幻影 / FUJICHROME Velvia 100
早朝、秋も深まった近所の海辺。
静かにそっと寄せては返す波の音が、冷たい空気の中、透き通るように響いています。
次第に太陽が昇り始め、水面に光が染み込むと、
影となって現れたその紋様が幻のようにゆらゆらと揺れ始めました。
不思議と、何か感慨深く感じられました。
写真展情報はこちら ⇒ 齋藤大悟写真展 『 海辺に流れる時間と静寂 』
幻影 / FUJICHROME Velvia 100
早朝、秋も深まった近所の海辺。
静かにそっと寄せては返す波の音が、冷たい空気の中、透き通るように響いています。
次第に太陽が昇り始め、水面に光が染み込むと、
影となって現れたその紋様が幻のようにゆらゆらと揺れ始めました。
不思議と、何か感慨深く感じられました。
写真展情報はこちら ⇒ 齋藤大悟写真展 『 海辺に流れる時間と静寂 』
撫でる波 / FUJICHROME Velvia 100
海辺に吹く風は冷たく、足元に寄せる波も
日増しに冬のうねりを現しつつあるように感じられます。
気が付けば、もう10月も終わり。
来月開催の写真展の準備は、自分のペースで淡々と進めている状況です。
そして、自宅の冬囲い等の準備も、来月後半には始めたいと考えています。
写真展情報はこちら ⇒ 齋藤大悟写真展 『 海辺に流れる時間と静寂 』
闇と光と / Kodak Professional Ektachrome Film E100VS
冬の日本海は荒々しさや厳しさを象徴する反面、
内に秘めるような底知れぬ静寂さも併せ持っているように感じられます。
今日も寒い1日となり、空気の冷たさに戒められる思いがしました。
色々な事がありましたが、無事に過ごす事が出来て良かったです。
写真展情報はこちら ⇒ 齋藤大悟写真展 『 海辺に流れる時間と静寂 』
海辺の石碑 / FUJICHROME PROVOA 100F
今朝、ニュースで久々に聞いた「西高東低の冬型の気圧配置」という言葉。
案の定、近所の日本海は荒れ模様となり、風は強く、寒い1日となりました。
鳥海山では初冠雪を記録し、山腹も雪化粧の様相でありました。
自宅に覆い被さるように生える大きな木を見上げれば、もうすでに葉は残り少なく、
その分、足元には散った落ち葉がいっぱいに敷き詰められています。
冷たい雨に濡れるその姿が、晩秋を強く印象付けているように感じられました。
日本海沿岸、東北生まれの性なのか、鉛色の雲、寒冷の中で感じる季節移ろいの情緒に、
独特の心地良さを感じる今日この頃です。
写真展情報はこちら ⇒ 齋藤大悟写真展 『 海辺に流れる時間と静寂 』
麓のわらぼっち / CONTAX T3 : FUJICOLOR PRO400 Professional
先日、山形県酒田市にある土門拳記念館にて、
「土門拳の昭和」を拝見させて頂きました。
展示作品目録を確認すると、内容は下記の様になっていました。
1.戦前・戦中の仕事
2.戦後日本の歩みとともに
3.風貌
4.日本の美
その中で、「4.日本の美」のエリアには古寺巡礼を始めとした代表作が、
静かな迫力を以って展覧されていました。
土門拳が捉えた仏像の写真を目の前にすると、
自身の全てを、その仏像に見透かされているような気がして、
何か戒められるような思いがしました。
自身の日頃の行いに対して自問自答し、そしてこの仏像と面と向かった時、
不思議と、自身の在り方のようなものを教えられるような気がしました。
自然を前にしても、この仏像を前にしても、
自身のちっぽけさと未熟さのみが浮き彫りになる様な気がして、
その中で何が出来るのかという答えを、仏像は常に語りかけているような気がします。
その語りかけを感じ取れる人間になれるよう、日々大切に歩みたいと思いました。
写真展情報はこちら ⇒ 齋藤大悟写真展 『 海辺に流れる時間と静寂 』
齋藤大悟写真展 『海辺に流れる時間と静寂』のご案内
今年開催の写真展のご案内です。
2010年11月19日(金)~12月21日(火)までの約1ヶ月間、
秋田県仙北市角館町にあります、ギャラリー&カフェ「ぷかぷ館」にて開催致します。
プロとして第一線でご活躍されている写真家、
小松ひとみさんが運営されているギャラリーでもあり、
この度、快くご承諾を頂きまして、写真展開催の運びとなりました。
◆
2006年、初めて写真展を開催して以来、
一貫して、「人間の本質に迫る写真表現」をテーマに追求し続けています。
身近にあるかけがえのないものとは何か。
それぞれの心の奥底にある大切な想いとは何か。
「感動する」という素晴らしい能力を持つ人間の、
その心に訴えかける写真表現とは何か・・・。
それらの追求こそが、私が写真を撮る原動力であり、
この現代文明社会に存在する一個人として、
日常に繰り広げられる現実に焦点を合わせながら、
そして、自問自答し模索しながら、日々シャッターを切る毎日です。
◆
自然は無限と調和で満ちています。
近所の海辺で見る光景もまた、無限と調和で満ちています。
日本海で感じた「静寂」は、
荒々しさや厳しさを象徴する日本海の波風の息吹によって、
現代社会に溢れるほど存在する情報や、交錯する人間の思惑といった「音」を、
一瞬にして一掃してしまったかのような「静寂」でありました。
その海辺に流れる時間の中で、
自身の心であるがままに感じ、感じたままにシャッターを切る事で得られたものを、
そして、実感する事によって得られた大自然の海の息吹を、
写真展という形をもって展覧致しますので、どうぞよろしくお願い致します。
尚、展示内容につきましては、35mm判、645判フィルムからの銀塩プリント、
プリントサイズが全紙と半切、計36点で構成致します。
期間中、秋田および角館方面へおいでの際は、
是非お立ち寄り頂きご高覧賜りたく、ご案内申し上げます。
◆
下記に、写真家・小松ひとみさんのホームページを始めとするアドレスを示します。
『風の旅人』のホームページでは、写真展『海辺に流れる時間と静寂』の
開催趣旨を掲載頂いておりますので、併せてご覧頂ければ幸いです。
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写真家・小松ひとみさん http://www.hitomi-k.com/
ギャラリー&カフェ「ぷかぷ館」 http://www.hitomi-k.com/pukapu/
『風の旅人』 http://kazetabi.weblogs.jp/oldphotos/2010/02/post-f507.html
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CONTAX T3
今年は色々なカメラを使用させて頂く機会が多い年だなと感じます。
今回は「 CONTAX T3 」というカメラ。
昨日、地元でお世話になっている方から、
「まんず、このカメラいいがら使ってみれ。」という事でちょっとお借りして来ました。
そして今日、少し早起きして近所にてスナップ。
どのような写真になるか楽しみなところです。
写真展情報はこちら ⇒ 齋藤大悟写真展 『 海辺に流れる時間と静寂 』
田んぼの子 / FUJICOLOR PRO400 Professional
落ち葉のテラス / FUJICOLOR PRO400 Professional
Nikon F3 にカラーネガフィルムを装填し、秋色に染まる近所をスナップ。
純粋に「写真」を楽しむ、そんな瞬間でした。
ネガフィルムの階調の豊かさが、実りの秋を柔らかく彩ってくれたような気がします。
写真展情報はこちら ⇒ 齋藤大悟写真展 『 海辺に流れる時間と静寂 』
光と影の道 / Nikon COOLPIX P5100
秋の斜光線を浴び、森が引き立って見えました。
光と影、しっかりと受け入れながら歩む事で、
自身が目指す本当の目的地へ辿りつけるのかなと思いました。
落ち葉も地に広がりを見せる今日この頃です。
写真展情報はこちら ⇒ 齋藤大悟写真展 『 海辺に流れる時間と静寂 』
ハイチさんの写真展開催中(秋田銀行御所野ニュータウン支店ロビー)
秋田市のイオンSC裏にある秋田銀行御所野ニュータウン支店ロビーで、
以前、グループ展でもご一緒させて頂いたハイチさんの写真展開催中です。
「日本一の花火」という事で、ハイチさんの大曲の花火に対する想いや
その素晴らしさが、作品を通して伝わってくる事と思います。
こちら支店での営業時間は限られているとの事でありますが、
お近くにおいでの際は、是非お立ち寄り頂ければ幸いです。
また、同じく秋田市の御所野にあります「南太平洋」さんでも写真展を開催中ですので、
こちらも併せてご高覧頂きたく、ご案内申し上げます。
尚、日程等の詳細はハイチさんのブログでご紹介されておりますので、
ご確認の程よろしくお願い致します。
こんにちはアザラシ① / FUJICHROME PROVIA 100F
こんにちはアザラシ② / FUJICHROME PROVIA 100F
山形県鶴岡市にある加茂水族館。
アザラシ君がカメラ目線で出迎えてくれました。
そのツルツルのお肌、凄いです!
どうもありがとうございました。
写真展情報はこちら ⇒ 齋藤大悟写真展 『 海辺に流れる時間と静寂 』
海の手ざわり / FUJICHROME PROVIA 100F
子供の頃、浜辺で遊んだその海の手ざわりは、
大人になって初めて気付く事が出来るかけがえのない手ざわりのような気がします。
写真展情報はこちら ⇒ 齋藤大悟写真展 『 海辺に流れる時間と静寂 』
動物園にいるヒトを人が見ている光景 / FUJICHROME PROVIA 100F
秋田県秋田市にある大森山動物園。
園内の様々な動物たちに混じり、『 ヒト 』 の一画があります。
面白さや記念写真のポイントとしてだけではなく、
人間自身について、その存在についても考えさせられる一画だと思います。
入園する度にここでシャッターを切り、その行為を重ねていくうちに、
不思議と何か非常に深いものを感じるようになりました。
この園内にある 『 ヒト 』の場所は、他とは異質な空間であると同時に、
非常に強い問題提起やメッセージ性を持つ一画であるように感じられます。
写真展情報はこちら ⇒ 齋藤大悟写真展 『 海辺に流れる時間と静寂 』
「 お手紙 」 アーノルド=ローベル 作・絵 みき たく 訳
『 親愛なる がまがえるくん。
ぼくは、 きみが ぼくの親友であることを、 うれしく思っています。
きみの親友、 かえる。 』
・・・今から25年前、小学校の国語の授業で習った「お手紙」という物語。
子供の学習机の上にあった教科書を開くと、
この、なんとも懐かしい絵が現われました。
今読んでみると、心の奥底に沈んでいた何か大切なものが、
ゆらゆらと浮かんでくる様な気がしました。
高効率化や利便性を追求する中で置き去りにしてきたようなものが、
この「お手紙」には詰まっているような気がします。
子供たちと共に、私も勉強になった次第です。
写真展情報はこちら ⇒ 齋藤大悟写真展 『 海辺に流れる時間と静寂 』
秋風 / FUJICHROME Velvia 100
この季節、ふと気付くと辺り一面に広がっているススキ。
何年か前、地元の田園地帯にある小高い丘を前に、
秋風に撫でられるように揺れるたくさんのススキを見ました。
今日の掲載写真は、その時フィルムに収めた光景です。
そのサラサラと響く音と丘に流れる風の清々しさに、
身も心も洗われるような感覚を抱きました。
写真展情報はこちら ⇒ 齋藤大悟写真展 『 海辺に流れる時間と静寂 』