-秋田駒ケ岳に咲く花々-
秋田駒ケ岳~乳頭山縦走を目指した7月18日。午後からの大雨により下山を余儀なくされ、縦走は出来ませんでしたが、それでも午前中は天候に恵まれたこともあり、素晴らしい山々の営みを堪能して参りました。ご案内役はダンディーな大先輩であるKさん。昨年に引き続き今年もご一緒させて頂きました。ルートは、八合目小屋→阿弥陀池→男岳→馬の背→横岳→焼森→湯森山→熊見平→(その後、大雨に見舞われルートを引き返し)→湯森山→笹森山→八合目小屋という行程でした。登り始めて間もなく、次々と現れる花々の姿に、花の百名山たる由縁を垣間見せて頂きました。
-阿弥陀池へ通じる木道-
-ニッコウキスゲの群落と田沢湖-
阿弥陀池への途中で現れたニッコウキスゲの大群落。まさに天上の楽園のような雰囲気で、その先には田沢湖がきれいに見えました。Kさんと共にしばらくこの光景に酔いしれていました。
-女岳とニッコウキスゲ-
男岳と馬の背の分岐から女岳を望みます。圧倒的なスケールで迫り来るものがありました。足元のニッコウキスゲの群落がまた一段と美しく見えました。
-彼方の雲海と山々-
女岳の彼方に目をやれば、そこには神々の存在を感じさせる壮大な風景がありました。物凄い量感で流れる雲海と厳かな雰囲気の山並み。ボーっと眺めているだけでも圧倒されます。
-男岳山容-
その山容は美しく、威厳に満ちているようにも見えました。馬の背から眺める男岳の雄姿です。そして、尾根から望む眼下の風景は、その高度感と相まって、普段見慣れている街並みでさえ絶景と呼ぶに相応しいものに見えてしまうから不思議です。
-熊見平のお花畑-
熊見平は私のお気に入りのポイントの一つです。聞こえてくるのは風に揺れる草花の音のみ。ここにいると時間を忘れます。昨秋はじめて訪れた時は一面の草紅葉に感動したものですが、今回はたくさんの花々が出迎えてくれて、同じ場所とは思えないほどの景観に感動せずにはいられませんでした。その後熊見平を後にして間もなく、一気に降り出した大雨に下山を余儀なくされました。登山道は川のようになり、辺りは一気にガスが掛かりました。しかしそれもまた独特の趣があり、花々は薄墨の中で一層鮮やかに浮かび上がってくるようでした。湯森山からは笹森山を経て最短ルートで八合目小屋に戻りました。7:00に出発し13:30に下山。およそ6時間30分の登山は縦走こそ出来なかったものの、天候の移ろいに身を任せ、山の営みの一端を肌で感じた、とても味わい深いものとなりました。ご案内をして頂きましたKさんにこの場を借りて感謝申し上げます。どうもありがとうございました。最後に告知として、8月6日(木)からは写真展「海辺の輪郭」/仙台展が始まりますので、この機会にぜひご高覧頂きたくご案内申し上げます。
★富士フイルムフォトサロン 企画展 「写真家たちの新しい物語」
齋藤大悟写真展 「海辺の輪郭」・仙台展
・会期 : 2015年8月6日(木)-8月25日(火)
・時間 : 10:00-17:30 ※土日休館、および8月13日-18日夏期休館
・場所 : 富士フイルムフォトサロン/仙台
仙台市宮城野区二十人町99 富士フイルム仙台ビル1F/TEL.022-292-0577
★仙台展の告知が「富士フイルムフォトサロン仙台」ホームページに公開されておりますのでご覧頂ければ幸いです。
http://www.fujifilm.co.jp/photosalon/sendai/15080601.html