「レバーを下げてください。」ってエラーが出て動かないって修理依頼の電話が有りました。
って事は「ブラザーの古いミシンですね。」ってお尋ねすると「そうだ。」って事でした。
古いブラザーのコンピューターミシンではボタンホールの「青いレバーを上げてください。」って故障が良く有るので、またそれかな?と思って伺ったのですが、刺しゅうミシンでこの故障は初めての事でした。
針カバーを外して押さえ金の上げ下げのセンサースイッチの故障を説明しました。
ウソみたいに黄色く変色した本体と、年式もかなり古いとお客様も解っていて、今日は引き取りでは無く下取りで買い替えて頂けましたヾ(*´∀`*)ノ
修理しなくても良いのでこのまま廃棄しても良いのですが、今後の為にバラシて見ました。
小さいプラスチックパーツのレバーが割れていました。
故障の原因はこれでしょう。
センサーが付いているのかと思いましたが、小さいロータリースイッチが付いていて、これを割れたレバーが動かして押さえの上がっている、下がっているを検知していたようです。
スタートボタンが赤矢印の時は動きません。
ロータリースイッチを回して緑矢印にすると動きます。
緑矢印に成っている状態でレバーが割れても気が付かないで使っているお客様は、もしかしたら多いかも知れませんな。
メーカーの問い合わせても部品は手に入らないと思いますが、プラリペアで接着したら直るかな?
とか、スイッチを緑矢印にしたままにすればまだ使えるかな?
なんて考えましたが、もうこのミシンは「お疲れさまでした。」しても良いでしょう。
ゴールドのミッキーのエンブレムがカッコいいですね。
黄ばんで居ない、真っ白な時なら映えたろうな~
液晶画面もまだ綺麗ですね。
ブラザーさんはこのタイプのミシンはかなりの台数を販売されていると思いますが、あまり修理の依頼が無かったけれど、5年ぐらい前から増えてきている感じがします。
やっぱり壊れる時期に入ってきているのかな~?