ダダのミシン屋日記『ジャノメミシン米沢店です』

ジャノメミシン米沢店の店長のブログです。
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正直美心屋(笑)

2024年01月17日 19時28分34秒 | 美心屋日記

日曜日に「変な音がしてミシンが止まっちゃう。」って修理依頼が有りました。

22年の11月に買って頂いたミシンです。

糸掛け間違いで何度か伺っていたお客様でしたので、今度もまた糸掛け間違いしている?と思ったのですが、なんか様子が変です。

モーターが空回りする音がして止まってしまいます。

下糸巻きをするときのデクラッチが変に動作しているのか?とも思いましたが違いました。

 

モーター駆動のタイミングベルトの山が一部削れて無くなっています。

この所為か?と、ベルトを交換してみましたが、まだスリップしています。

何じゃこりゃ?

 

よくよく見るとモーターのプーリー(歯車)の山が融けて無くなっています。

え?何じゃこりゃ!

 

長い間ミシン屋をしていますが、こんな故障は見たことが有りません。

20年以上も使った古いミシンでベルトの山が崩れたってのは何度か有りますが、プーリーが融けたなんてのは見たことが無い。

こんなのは初めてです。

ましてやお客様のミシンは買って頂いてから1年2か月です。

なんでこんなことになった?

 

ベルトとプーリーだけを交換すれば直るし、その場合の部品代は高くても数千円だろう?と思うのですが、プーリーだけって多分部品供給してくれないだろう?

モーターと組んだ状態でしか出してくれないだろう?

本社に問い合わせたら、やっぱりね。

「モーター組みじゃ無いと出せない。」って・・・

でも、そうすると部品代が結構高くついてしまう。

これが保証期間中なら問題無かったのですが、このモデルは1年保証です。

2ヶ月過ぎちゃっています。

納得いかないのですが、1年かそこらで高額の修理代が掛かるなんてお客様も納得いかないでしょ?

プーリー交換で直るなら自腹切っても良いかと思ったのですが・・・

 

保証書の日付の『22年』のスタンプが薄かったので『23年』に細工して本社修理に出そうか?(笑)っても思いましたけど・・・

そもそもこんな故障はあり得ない。

商品の品質そのものに問題が有るのじゃ無いか?と品質保証部に電話したけど要領得ないし、オーナー店の担当者に「こんな故障はあり得ない!本社で無償修理するか部品だけ出してくれたら私が修理するから!」

「保証書の日付をごまかして送ろうか?っても思ったけど、ウソはつけないから!保証は2ヶ月過ぎているけど、なんとかして!」って交渉しました。

 

結果・・・

「不良交換」って事で新品のミシンに交換して貰えることに成りましたヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

正直言ってそこまでやってくれるとは期待していませんでした。

って言うか、「出来ません。」「ダメです。」で終わるか、せいぜい値引き価格で部品を出してくれるくらいじゃろ?って思っていましたけど・・・

担当者さんから「不良交換」で対応します。って電話が来た時は「ウソ!」って言ってしまった(笑)

交換用の新しいミシンが届きましたので、お客様にお届けして不良ミシンは梱包して着払いで本社に送り返します。

私には1円の手間賃も入りませんが・・・

 

保証書の日付を改ざんして修理に送ったらとんでもない事になっていたかも?

正直美心屋で良かった~ε-(´∀`*)ホッ

 

担当者さんに「ありがとう!春に成ったらサクランボ送るから~♪」って言ってしまったけど、(;^_^A

サクランボ代で部品代賄えた???

正直美心屋だから言ってしまったものは送らなきゃな(; ̄ー ̄A アセアセ・・・

コメント (22)
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