ダダのミシン屋日記『ジャノメミシン米沢店です』

ジャノメミシン米沢店の店長のブログです。
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ジャノメ プレール924

2024年03月17日 18時02分30秒 | ミシン修理

日曜日だし、実家に行ってセローくんを連れて来よう!って思っていたのですが、明日からまた数日雪マークが付いています(´;ω;`)ウゥゥ

風も強いし、今日の所は見送りました。

もうちょっと若かったら寒くても取りに行ったと思うのですがね~(;^_^A

 

 

 

昨日お預かりしてきたミシンの整備の続きをしておりました。

ジャノメ プレール924

1999年1月発売で現金価格125000円の電子ミシンです。

 

最近のジャノメの電子ミシンはジグザグの振り幅が最大5ミリですが、プレール924は当時のジャノメの最上位機種で刺しゅうミシンのセシオEXⅢと同じ七枚送り歯でジグザグの振り幅も7ミリです。

 

コンピューターミシンも良いですが、こういう電子ミシンをまた作ってくれないかな〜?って思います。

 

天蓋を開けるとミシンを使う上で一番大事な糸掛けの説明が書いてあります。

かがり縫いとか三巻とかファスナー付けなど、よく使う押さえ金がここに収納されているのも使いやすくて良い。

上糸を付けたままカバーを掛けなくても、天蓋を閉めれば埃が付かないのも良いと思います。

今も高価格帯のミシンには天蓋収納は有りますが押さえ金収納は無い。

以前は75000円のタイプ500にも天蓋収納が付いていましたから、復活して欲しいですな。

 

修理ですが、古くなってネバネバになったグリスをなるべく落とすためにパーツクリーナーを使いますので、液体が掛かるのをなるべく避けたい基板は取り外します。

 

取り外さないと動きが悪く無くなっている所に手が届かないってのも有ります。

洗浄して潤滑剤をしみ込ませるの繰り返しで何とか縫い目の長さ調節の切り替えが利くようになりました。

針板が傷だらけです。

お客様は布を引っ張りながら縫う癖が有るのかな?

相当数の針を折っておられると思います。

中に折れた針先がたくさん入っていました(;^_^A

 

新品に交換したいところでしたが生憎在庫が無く、丁度先週引き取ったミシンの針板が同じで傷も殆ど無かったのでそれと交換しました。

 

あとは綺麗に全体を磨きましたが、傷が多くてあんまり綺麗になりません。

まぁ、それだけよく使われていたミシンって事だと思います。

 

ミシンのカバーも先週引き取ったミシンのカバーの方が綺麗でしたので、そちらを付けてお届けしようと思います。

 

お客様は喜んでくれるかな〜?

 

コメント (12)
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