縫っているとキィーキィーッ!と凄い音がすると修理依頼を頂きました。
1993年発売の電子ミシンです。
名前をエクセル830とか「雅」とか色々替えて売っている、案外ジャノメで一番多く売ってるミシンかもしれません。
なので私も修理経験が多く、マニュアル見なくて分解出来るし修理もほぼ間違いなく出来ちゃいます。
キーキー異音がするのはほぼ間違いなくこのテンションプーリーが原因です。
ここの潤滑剤をスプレーしちゃえば直っちゃうことも多いのですが、それだと再現することも多いので分解掃除します。
本体側の軸も洗浄してプーリーの内側も綿棒で掃除して新しいグリスを塗って組み立て直して完成。
針が真ん中に落ちない基線ブレもしていましたので調整しました。
ブレが進むとジグザグ縫いをしたときに針板に針が当たって折れることが有るので・・・
全体の可動部にも注油して修理完了です。
まだまだ使えそうで、丈夫で良いミシンですが、中々買い替えて貰えないミシン屋泣かせのミシンです。
はじめまして。
返し縫が出来なく成るのは、ルティーナとか、このタイプのジャノメの古いモデルに良く有るトラブルです。
古くなったグリスが固まってるだけなので直りますよ。
”ジャノメ・ルティーナ4500”で検索していましたら此方のブログへ辿り着きました。
私もこのルティーナ4500を長年愛用していました。
ただ数年前から返し縫いが出来なくなり今はクローゼットの片隅にひっそりと眠る事に。。。
しかし今回のコロナウイルス騒動でマスクを作ろうと思い再びミシンが必要になりました~
長年愛用したこのミシンを修理に出そうと思っているところです^^
普通のミシン屋さんには嫌われてるかもね?(笑)
多分、直せます。
そうなっても直せる技術を身に着けて置かなくちゃいかんかもな~?
この後から色々と経済の都合でどうでも良い新機能が付いて耐久性は落ちてきました。
この後のはどうでも良い付加価値が付いただけで逆に故障が多くなった気がします。
見せて下さるので、中には参考にしつつ…という同業者の方も、きっといるでしょうねぇ。
機械に弱い私には、尊敬のひとことしかないです♪
あたしのも見て貰いたいんだけど…なかなかそちらには行けてないです(^ω^;)
場数踏んでるとちゃっちゃ!だね~。
おみごと~(*‘ω‘ *)
人間は成長するけど、ミシンは使うことで経年劣化していきますものね。
それでも直せちゃうとは、ミシンも丈夫なんでしょうが、さすがの腕前!
使いやすいし分解もしやすい気がします。