本棚の整理は・・・

7月21日（木）
朝からどんよりと曇っておりました。
気温も上がらず、今の時季としては過ごしやすい一日でした。

以前から思っていたことを今日実行致しました。

　　　
　　　私の本棚

若い頃から本が好きで、本に囲まれていると何となく幸せな気分になり落ち着きます。
買っては読みという事を繰り返しているうちに凄い数になってしまいましたが、その中に、読みもしないで買い求めた本が本棚を埋めております。一時期ブームになった、県史や市町村史がそれです。

仕事から解放されたら郷土史の研究などをしようと思っていた若い頃の遺物です。
今では、お茶の本以外は読む事が無くなってしまいましたので、図書館に電話して引き取ってもらおうといたら、「同じものがありますので・・・」とやんわりと拒否されてしまいました。

　　　
　　　木槿

仕方なくいつも顔を出している古本屋さんに話したところ、「貰いに行きます」と二つ返事で来てくれました。
県史だけでも３０冊以上で、市町村史を入れたら５０冊ほどになりましたが、全部持って行ってくれました。そして、最後に「これでいいですか」と一万円置いて行ってくれました。

何だかすごく得した気分になってしまいました。
本棚は今度こそ、自分の好きな本だけになりそうです。

金魚のお菓子は・・・

7月20日（水）
朝から快晴です。
今日も気温が上がり夏日になっておりましたが、大學へ行って来ました。

　　　
　　　床の間

何時ものような風景ですが、昨日と同じ花で、イトススキと桔梗です。
床の間はすっかり秋ですが、暑さはこれからが本番です。

　　　
　　　お菓子

お菓子は小さな金魚が乗っておりました。
金魚の周りは水色にすれば少しは涼しそうになると思いますが・・・

　　　
　　　一服

こちらの大学も新入生が多いいため、声を出し続けておりましたので、喉がちょっと調子が悪く、声の出が悪いような気がいたします。
上級生たちも一生懸命見てくれますので、かなり良いペースで進んでおります。

こちらの大学も、来週からテスト週間ですのでお稽古はお休みです。
みんな試験頑張ってほしいと思っております。

若者が集まれば・・・

7月19日（火）
朝から夏の日差しが照り付けております。
今日は大學へ行って来ました。

　　　
　　　朝顔

お菓子は「朝顔の蕾」だそうで、今開こうかといったところです。
練り切りの美味しいお菓子でした。

　　　
　　　４年生

昨年の学園祭以来のお稽古でした。
久し振りに参加しましたので「就職決まったの？」と思わず聞いてしまいましたが、帰って来た答えは「まだです」・・・やはり聞かなければ良かった・・・。
自分から言い出すまで、私からは聞かない事に決めておりましたから、申し訳なかったな～と反省しきりです。

　　　
　　　花

花は、キキョウとイトススキの二種です。
花はすっかり秋ですが、稽古場に十数人の若者がおりますので、エアコンの風も生暖かく、誰もが汗びっしょりです。

授業の合間に出ているのですが、３限、４限ともに総どっかへの様に入れ替わります。
一年生たちは、盆略を覚えたばかりですので、緊張で汗が吹き出しておりました。

暑い暑いお稽古でしたが、来週からはテスト週間でお稽古はお休みです。
試験頑張ってほしいですね。

先生の遺言のような・・・

7月18日（月）
朝から快晴です。
夏の日差しが戻り、西の方では梅雨明けの宣言が出たようです。

今日はストレッチはお休みですので、昨日の疲れもありますが、自分の小さな書斎、というよりパソコン部屋の整理をしました。

　　　
　　　メッセージ

先生が御存命の頃に渡された品物の整理をしておりましたら、先生の遺言とでもいえるようなものが出て来ました。
写真のような手製の袋にぎっしりと詰まった新聞の切り抜きです。

手渡たされた時は、余りの多さに、後で見よう・・・と、そんな感じで棚に置いたまま今日まで来てしまいました。

　　　
　　　切り抜き

小さなコラムから特集記事までたくさんの新聞の切り抜きです。
見れば裏千家のお家元の記事から、お茶の歴史などなどが、きれいに切り抜いてありました。

今、高等学校の授業で使うべく事柄が、すべて切り抜かれて並べてありました。

　　　
　　　極め付け

JRジバング倶楽部という雑誌が入っておりましたので中を見ると、茶の生い立ちから、喫茶の風習、そして日本で成立した茶の湯の事が、ことこまやかに記された記事が、１回から順にその中に張り付けてありました。
このまま授業に使っても良いほどの内容でしたので、座り込んで読みふけってしまいました。
読んで行くうちに、先生の遺言のようなスクラップ記事の数々に胸が熱くなってしまいました。

　　　

先生は、何も言わずに渡されましたが、きっと、「しっかり勉強をしなさいよ」と渡してくれたのだと思います。
新聞記事は、平成２年ごろから始められており、渡されたその年までの２０年近い歳月を費やした先生からの遺言のような新聞記事の数々でした。

更に、自宅の新聞以外の記事は、コピーをして入っていたのには驚きでした。
先生の優しさと偉大さを心に留めて、一生懸命勉強し若い人たちに、先生の思いを伝えて行くことが、先生への恩返しだと改めて強く感じました。

人形劇フェスタは・・・

7月17日（日）
朝から薄曇り、何だか蒸し暑い一日でした。
隣町の友人にビデオ撮影を頼まれて行って来ましたが、朝１０時から１５時少し前まで、途中１時間の休憩をはさみましたが、ずっとビデオを回しておりました。

　　　
　　　人形フェスタ

昨年は６月に入ってからビデオ撮影の話が来ましたが、すでに予定が入っておりましたので撮ってやることが出来ませんでした。
今年は４月に入って、新年度の予定が決まった時点で依頼されておりました。

ビデオ撮影は楽しいものですが、同じところで、同じものを一日撮り続けるのもかなりの根気が必要です。
毎年の事ですが、今年も市長が人形を操りながら挨拶をしておりました。

これから編集が待っております。
編集いつ頃出来上がるのでしょう。

座り続けるのも疲れますが、今日の様に立ち続けているのはもっと疲れたような気がいたします。

雲は悠々水は・・・

7月16日（土）
朝から薄曇りのお天気ですが、雨は降らないようです。
この頃降る雨は極端で、情緒も何もあったものではありません。

今日は自宅でのお稽古でした。

　　　
　　　花

花は、八丈イトススキ、ヒオウギスイセン、ヤブミョウガの三種です。
三種ともツンツンと縦長の花ですので、生けにくく納まりが悪く、何時までもいじっていたので、花に可哀想な事をしてしまいました。

先生が良く「花は人間が触っていると、火傷をするほど熱いんだから、サッと生けるんです」「生けたらごちゃごちゃと触っていない・・・」
先生の声が聞こえるようでした。

　　　
　　　床の間

床の間は、「雲悠々水潺々」で、雲は悠々と空を流れ、水は澱むことなく流れているといった意味でしょうか。
この時季になると掛けたくなる軸のひとつです。

一週間が終わりました。

少しずつの成長が・・・

7月15日（金）
今朝は強い雨音で目が覚めました。
起き出しても窓を開けられないような強さで降っておりました。

今日は高等学校へ行って来ました。

　　　
　　　お菓子

お菓子は、「涼」と命名されたお菓子で、京こなしで胡麻あんを包んだもので、美味しいお菓子でした。
生徒たちの評判もよろしく、誰もが美味しいと嬉しそうな顔をしておりました。

お菓子も自分たちで盛り付けるようになりました。

　　　
　　　一服

慣れて来ましたので、お茶の点て方もうまくなり、私にも点ててくれました。
以前は言わなければ、私には点ててくれませんでしたが、最近は、周りが見えて来たようで、私がお茶を頂いていない事に気が付くようになりました。

みんな少しずつ成長しております。
美味しそうに点てて持って来てくれました。

１２月の発表会が楽しみになって来ました。

五節句を考えながら・・・

7月14日（木）
朝から青空が広がっております。
天気予報では、夕方から雷を伴った夕立に注意とのことでした。

今、この拙ブログを書いている時も、強い風と時おり大粒の雨がパラパラと降っております。
散歩に出かけようか迷いながら書いております。

　　　
　　　原色茶道大辞典

午前中は明日からのお稽古のために掃除と道具の出し入れで終りました。
午後からは、明日行く高等学校で使う教材を作っております。

使っております教科書が、さわりしか書いてありませんので、「原色茶道大辞典」を参考にして資料を作ります。

　　　
　　　五節句

教科書では、二十四節気まで書かれておりますのに、五節句がありませんので、五節句の分類や意味など分かり易く分けてまとめて見ました。
木曜日は、明日のお稽古の準備の日で空けて置きましたが、最近は、パソコンに向かっている時間が長くなって来たように思っております。

ただいま１7時４５分、散歩に出かけても夕立は来ないだろうか・・・

葉蓋が続きますが・・・

7月13日（水）
朝から雨模様で、降ったりやんだりと落ち着かない一日でした。
今日も大學へ行って来ました。

　　　
　　　葉蓋

こちらの大学も、昨日と同じ葉蓋のお稽古です。
2週続いておりますが、今しか出来ないお点前ですので覚えてほしいと思っております。

経験さへして置けば、何時かどこかで葉蓋のお点前をすることになっても、思い出してくれると思っております。

　　　
　　　茶室

自然の明かりだけのお茶室ですので、何時ものようなシルエットの床の間です。
今日の様にお天気が悪いとちょっと薄暗い感じですが、何となくいい感じでお稽古をしております。

　　　
　　　花
花は、昨日と全く同じで、八丈イトススキ、ヒオウギスイセンの２種です。
どちらの大学にも同じようにする事。このことだけはずっと守って何十年も経っております。

これからも、花はもちろん稽古内容も同じという事は変わりなく続くと思っております。

葉蓋のお稽古を・・・

7月12日（火）
青空が広がり暑い一日でした。
今日は大學へ行って来ました。

　　　
　　　葉蓋

七夕は終ってしまいましたが、旧暦の８月７日までは許されると勝手に解釈をして、葉蓋のお稽古です。
梶の木も大きなって、両大学へ持って行っても充分間に合います。

葉蓋のお稽古をしたくとも適当な葉が無く出来ないという話をよく聞きますので、私どもでは幸せな事なんだな・・・と思っております。
改めて、苗木を下さった先生に感謝です。

　　　
　　　お菓子

お菓子は、「朝露」という銘のお菓子で、餡子を羽二重餅で包み込んだ美味しい菓子でした。
それでも、お客様をしていた子達は、お菓子器から取るのに一苦労で、お懐紙に乗せてから、また大変な思いをしながら食べておりました。

　　　
　　　花

花は、八丈イトススキ、ヒオウギスイセンの２種です。
どちらも背の高い花ですので、バランスよく生けないと落ち着かないと思っておりましたが、上手く生けてありました。

狭いお茶室に大勢の若い子達がおりますので、エアコンの効いてる部屋ですが、誰もが汗を流しながらのお稽古でした。