伊賀上野が元気になればいいなあ!

上野の城下町、どうなっていくんだろう、、、見守る元気はないけれど、静かに生きていこうと思う(笑)。

四季折々のおもてなし 水無月編 その2

2011-06-28 00:20:06 | ヒルホテル サンピア伊賀 通信
伊賀の自然を目で楽しんだあとは、いよいよ・・・ですね。

一品ずつ出てきます、暑さをふっと忘れさせてくれる涼しげなお料理の数々。

「おしながき」を読んでいると

夏を迎える心と胃の準備が始まります(笑)。

「先付」

枸子の実豆腐
 千枚蛸、蛇の目長芋、梅肉、敷 黄味酢

とろりとした黄味酢の上に、ま~ったり甘酸っぱい枸子の実を練り込んだ豆腐。
黄味酢をからませながら食すと、いっそう美味。

※クコの実の効用:クコの実とはナス科クコ属クコ種の植物クコの実(果実)の部分で、脂肪肝などの肝臓病・高血圧・視力回復・高コレステロール・腰痛・膝の痛み・老化防止などへの効用が期待されている健康食品だそうです。

「前菜」

鰻八幡巻、伊佐木魚煮凍り、沢蟹艶煮、流水烏賊、びわ玉子、万願寺海老射込み、辛子蓮根、青楓一葉(食前酒・山桃酒つき)

ともかく見て、涼しい。それぞれ味・舌触り・噛みごたえなど同じものはありません。
沢蟹ちゃんまでいて、美味しく食べてねと、話しかけられたようでした。
流水烏賊の業、煮凍りの透明感など、「夏」こそ涼しく食べよう!
沢蟹のコリコリ歯ごたえ、旨みがジュワーッ・・・

「吸物」清汁仕立

焼きちり鱧、もろこし豆腐、陸蓮根とろろ、みょうが、柚子

トウモロコシが豆腐になる。透き通った緑は宝石。なんと上品な取り合わせ。とろろに囲まれた鱧は柔らか~~清汁も素材の邪魔はしない。
口の中でとろけてました・・・

「造里」(氷器にて)

蓋を開けてのお楽しみ、というところでしょうか。
一番上に「鯛昆布〆」、これは『煎り酒 土佐酢』で召し上がれ、とのこと。


さっぱり土佐酢で鯛を食して、現れたものは・・・
鮃巻識(ひらめまきせん)、鮪、太刀魚銀皮作り、鳥貝、あしらい一式(南京献、青蓮芋、山葵等々)

もう、ふつうのお刺身と違うし、伊賀の山国にいてこの新鮮な魚介類を食べられるシアワセ・・・


そうそう、食べることばかりに勤しんでいたわけでもなく、伊賀の地酒の冷(ひや)~っこいのを呑みながら食してましたが、これがまた旨い酒によく合う、というか
さっぱり薄味の料理に、こんなにお酒がすすむとは・・・
ふっ~、ワタシいい気持になってきたわん。


もうちょっと、つづきます