せむどんボート事始め

ボート部創部に係わって早や16年目。
おじさんです
加古川や魚崎水域でのボート活動、他の趣味も
含めて書きます

桑野造船メンテ講習会1日目

2007年02月23日 | ボート
実は去年から参加してみたいと思っていた桑野造船のメンテ講習が、滋賀県堅田の造船所で、今年も開催されることになり、私も参加させていただきました。
 13時集合に遅れるかと思ったがなんとか開始に間に合う。まず桑野造船F川社長より、会社紹介そして国内のボート製造に対する考えなどをプロジェクターで説明してもらった。それから、工場見学、1ヶ月程度の艇の製造過程ごとに、作業場が分かれており、丁寧に説明してもらいながら見学でき、ためになった。そしていよいよ実習開始、今日から3日間の実習の流れは以下のとおり

 1日目・・・サンプル片の穴、船体穴の修理 (削り取り→コア接着まで)
 2日目・・・サンプル片の穴、船体穴の修理 (塗装まで)
       簡単な艇の修理
       剛性テスト見学
       トップボール付近損傷復旧の見学
 3日目・・・サンプル片の穴、船体穴の修理 (最終仕上げ)
       オールの修理見学、単板艇修理見学

20cm角のサンプル片を渡され、そこに、金槌でたたいたような傷がある。また、作業場の中に4+が伏せられた状態でおいてあり、こちらも金槌で、講習者の人数分、貫通しそうな穴をあけている。こんなにポコポコ艇に穴が開いてある、なんか不思議な気持ちでした。これらを補修し仕上げるのがこの3日間の課題。
 1日目は、のこぎりで外装を四角く切り取り、ノミ+ペーパーでコアを削る。その後ガラスを1層張り、コアをセラミックボンドで接着する。まあ、書いてみればたったこれだけですが、やっぱり結構時間はとられる。この辺は、木工の趣味もあるので、まあまあ手際よくできたかも。ただし、あまり丁寧じゃない性格なのであとで痛い目に、今日はここまで

そして、その後の夕食では、F川社長のボートや造船に関する熱い思いや、従業員の皆さんとも懇親(半数以上はボート経験者なのですね)、そして修理や船に関するアドバイスなども親身になって教えていただいたり、非常にためになりました。そしてさまざまなところから来られていた約10名の講習者の方々とも交流させていただきました。皆さん、結構ボートにかかわっている人ばかり。何人かは直したい艇を結構抱えているらしく、これで2つはいけるとか、オールが4本助かるとか・・・、皆さん質問が鋭いです。

写真1 講習風景です
写真2 実際の艇にあけられた穴
写真3 テストサンプルの穴を広げコアを削り取ったところ

古川おやじのボートブログ
冬?の琵琶湖にて その1

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