ネクタイの引っ張りあいっこ

　朝、電車の中で制服のネクタイを引っ張り合いながらじゃれている男子高校生２人を見かけた。片方は丸刈り。もう片方は無造作に伸ばしたような髪形。２人とも、赤地に紺のストライプのネクタイを緩め、グレーのズボンを腰で穿き、長袖シャツの袖を肘のあたりまで捲り上げていた。車両の壁にもたれかかりながら片方がふざけて相手のネクタイを２、３回引っ張る。引っ張られた方はやり返そうとネクタイを掴もうとして掴みそこねワイシャツを引っ張ったりしていた。なんていうか異様に可愛かった。
　そういえばもうすぐ衣替えの時期か。半袖は見かけなくなり、今はほとんど長袖シャツだ。この時期が一番好きだ。この季節が一年中続けばいいのに。

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関白切腹した‥？

　一日経ってるけど昨日の大河ドラマの局所的な感想を‥。
　関白切腹のシーンは、予告で見れた以上のものはなかった。そこまで期待はしていなかったものの、あれだけあっさりしているとガックリきてしまう。ちなみに‥、秀次の死装束姿の胸から上だけが映り、前を寛げているんだろうなと推測できる着物の揺れが映り、すぐに顔だけの映像になり「千代殿、すまぬ‥」と言ったところで斬首の刀を振るう音が聞こえナレーションというものだった。
　切腹シーンは味気ないものだったが、死に臨む秀次の覚悟の表情とセリフはけっこう良かった。
　前野将衛門（石倉三郎）の切腹シーンもあったが、どちらかといえばこっちの方がそれっぽかった。死装束の前を乳首が見えるくらいまで充分に寛げて、脇腹に短刀を突きつけ左手を添えた姿勢で‥、「この年だから手元が心許ないので、よろしくお願いします（という意味のこと）」と介錯人に告げてから、顔だけ映したまま刃が腹に突き刺さる音だけ聞こえるというものだった。
　秀次の家来の切腹シーンなんかはもちろん無かった。

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演劇「白虎隊」

　前回に続いて白虎隊関係の話。今日は会津若松の秋祭り「藩公行列」がある。それに白虎隊の少年たちが切腹した旧暦８月２３日は新暦のちょうど今頃らしい。
　前回紹介したサイト「士魂残照」に以前、演劇のお知らせがあった。キャストが全員女性の白虎隊の舞台「‥会津士魂‥　はなさかづき」。公演は一ヶ月以上前にすでに終了している。舞台風景の写真の中には、喉を突き、喉を掻き切り、腹を突き刺す隊士３人の写真もあった。白虎隊士が１０代～２０代の男なら見に行ったかもしれない。
　数年前、日光江戸村の野外劇で、白虎隊をやっていたらしい。今は、見た人の感想や写真でしかそれを知ることはできないが、若い役者さん（もちろん男）数人が「嗚呼、俺たちのお城が‥！」と熱演を見せてくれていたらしい。その頃関東に住んでいたので、気づくのが遅くて見に行けなかったことを今も後悔し続けている‥。江戸村には１度行ったことあるが、その時は忍者関係の野外劇だった。たしか１日に数回公演するはずだからビデオと写真でしっかり記録したかったのに。そのあと隊士の役者さんと写真を撮って‥。また同じ演目をやって欲しいな～！
　画像はたぶん、石田和助が「手傷が苦しい、お先にごめんっ！」と脇差を腹に突き立てた瞬間だと思われる。

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「白虎隊」サイト

　久しぶりに(？)「白虎隊」で検索していたら『白虎隊同盟』なるものを発見。よくある「○○同盟」の一つで、白虎隊が好きな人興味のある人が登録して自分のＨＰなどへのリンクを貼るというもの。現在登録数２１。
　自分もこのブログへのリンクを貼ろうかと思ったが、この同盟でいう「白虎隊が好き！」と、自分の『白虎隊が好き！！』というのは微妙に違う。普通に考えてこの差はやはり大きいのか‥、否、意外と小さいのか‥とマジメに考えてしまう。測りかねているので現在リンクさせるかどうか迷っている。
同盟にリンク貼ったとしても、今のところ白虎隊士の切腹絵もここには公開してないから、リンク辿って来た人は「？？」な感じになるかもしれない。白虎隊の可愛い少年が腹から内臓撒き散らして悶えてるイラストをＵＰした後にでもリンク貼ろうかなｗ
　白虎隊関係のイラスト小説サイト（例・同盟の主催者のサイト「士魂残照」）はそこそこある。残された資料や逸話から、想像する隊士像をイラストや小説で表現している。そしてほぼ100%（と思われる）といっていいほどサイトの主は女性。なぜこの人たちは白虎隊に惹かれるのか？
　
　同じ「白虎隊好き」でも種族の違う自分としては理解できないところもある。幕末の諸々の有名人達と違って歴史を動かすような重要な役割は果たしていない。彼らの生き方といっても自分で切り開いたというものではなく、歴史の流れに巻き込まれ、先達の教えを忠実に守った結果自刃して果てただけなのだ。
　自分は生き方としての白虎隊をカッコイイと思ったり、憧れや尊敬の念を感じることはない。健気だなとか、可愛いとか言うんなら分からないこともないが。タレントや２次元のキャラに憧れるというのと近いんだろうか？やおい的な視点とか、流血好きな視点から白虎隊に萌えっていうんなら共感できるんだが、いわゆる健全な視点から「好き」というのはよく分からない。
　やっぱり一番理解できないところは「ＢＡＤ　ＥＮＤ」なのにどうして？ということだ。滅びの美学に憧れているわけでもなさそうだし‥。彼女らは白虎隊のいったい何に惹かれてるんだろうか。

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次回「関白切腹」

　昨日の大河ドラマ功名が辻。自棄酒をあおって、一豊に叔父秀吉との関係悪化を愚痴る秀次にキュンときてしまった。次回は「関白切腹」。予告では死装束を寛げ気味の豊臣秀次（成宮寛貴）は映っていた。でも、まだこれだけではなんとも言えない。
　ドラマの中で秀次の家来が数人出てくる。若い侍ばかりだ。彼らが次回どういう最期を迎えるのかが気になる。その中の一人、不破万作という小姓は高野山で自害した秀次の供腹を切ったという話を読んだことがある。前野景定（瀬川亮・この人は体脂肪率７％らしい）という武士は中村一氏（ロンブーの淳）に預けられ切腹を命じられるらしい。木村常陸介という武士も事件に際して自刃するようだ。一応そういうことらしいがドラマではどうなることやら‥。以下は次回のあらすじ。

第38回「関白切腹」9月24日放送

聚楽第に出向いた一豊（上川隆也）は、秀次（成宮寛貴）の説得を試みる。一豊は秀次に、直ちに伏見の秀吉（柄本明）と会って申し開きをするように勧め、ここまでの不仲になってしまったのは秀次と秀吉が十分に話をしてこなかったからだと説く。刀を手に秀次を行かせまいとする側近たち。その動きに、控えていた一豊の家臣も座敷に入り、両者は一触即発の状況となる。その時、『治兵衛殿！』と千代（仲間由紀恵）の甲高い声が割って入る。幼い頃、読み書きから武士の心得までを秀次に教えた千代には、この事態を黙って見過ごせなかったのだ。出家を勧める千代に、秀次は『このまま伏見に行く』と静かに答え、『関白としての最後の務めじゃ』と話す。秀次の最後の“務め”とは、秀吉を諫めることであった。 　秀次は、秀吉に向って『唐入りの兵を一日も早くお引きなさいませ。天下は天下のための天下。太閤殿下だけのものではございませぬ！』と進言する。怒り心頭に発した秀吉によって高野山に幽閉された秀次は、間を置かずに謀反の罪で切腹を命じられ果てる。さらには連座の罪を問われた前野将右衛門（石倉三郎）も、自らの潔白を主張することなく自刃する。しかし事はそれだけに収まらなかった。『秀次に寵愛(ちょうあい)された者は、生きておれば必ず若君に恨みを持ちましょう』という淀（永作博美）の“囁き”を聞き入れた秀吉は、秀次の妻妾とその子らすべてを斬殺させてしまう。 　一連の出来事に無常感と空しさを抱く一豊を励ます千代。だが、そんな二人にも、山内家の行く末に関わる辛い決断の時が迫っていた・・・。

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「あとがき」

　ｋｉｋｕさんの小説「衆道者（もの）奇談　稚児の腹切り」の”あとがき”を公開した。
　小説の時代背景や、源吾と胡蝶丸の人物像、各場面での心境など、小説の中では語れなかったことをまとめてある。小説に加えて読めば物語をもっと深くまでイメージすることができるはず。
　４ヶ月前から、推敲が重ねられてできあがっていく小説を読み各画面を想像しながら挿絵を描いているうちにこの二人に愛着が湧いてきた。あのような結末が待っていたのだが、二人が充実した幸せな時間を過ごせてよかったと思う。羨ましく思えるほどだ。

小説の作者 kikuryouranさんのブログ「切腹の情景」には、「衆道者（もの）奇談　稚児の腹切」のような素敵な短編小説が公開されている。

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終章「衆道者の最期」

小説「衆道者（もの）奇談　稚児の腹切り」の最終章「衆道者の最期」を公開した。
全八回の連載は今回で終了。小説、挿絵の感想があればコメント欄に書き込んで下さい。


十月花形歌舞伎　通し狂言　「染模様恩愛御書　細川の男敵討」という歌舞伎の公演があるらしい。
　”物語の主役は、浅草観音参詣で偶然出会った2 人の男──武士・大川友右衛門と美しい若衆・印南数馬。数馬を見染めた友右衛門は、武士の位を捨て、数馬が小姓として仕える細川家へ奉公に入る。互いに惹かれ合う2 人はいつしか衆道の契りへ。数馬が父の敵討ちの志を抱いていると知った友衛右門は、兄弟の義も交わし助力を約束。
　2 人の関係はやがて、主君細川候の知るところとなり、お咎めを蒙るかと思いきや、友右衛門の深い思いと数馬の孝心の篤さに感銘を受けた細川候、逆に友右衛門を士分に取り立てる。
　そんなある日、細川邸に火事発生。蔵の中には家宝の御朱印が！ 主君への報恩はこの時とばかり、友右衛門は我が身を顧みず燃え盛る火中へと…。”

この物語は、前に読んだ「武士道とエロス」という本に載っていた。
我が身を顧みず燃え盛る火中へと飛び込んだ友右衛門は、蔵の中で家宝の朱印を見つけるが、それを持って出る状況的余裕は無いと悟る。友右衛門はその場で切腹し、割った腹の中に朱印を詰めそのまま突っ伏す。火事が治まり黒焦げになった友右衛門の遺体の腹の中から焼け残った朱印が見つかる。‥たしかそういう話。朱印じゃなくて血染めの巻物か何かだったような気もするけど。

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七章「衆道者の切腹」

七章「衆道者の切腹」を公開した。いよいよ山場だ。

今回も自分の挿絵を添えてある。最後の１枚だ。時間と空間に関係なく、とにかくいろんな場面を描き込んだ。こういう欲求のままに詰め込めるだけ詰め込んだイラストも描いていて面白い。普通の感覚からいえば血みどろの地獄絵図とでも言うんだろうか。また描いてみたい。

非表示になるはずの日を過ぎても旧ブログはまだ表示されているようだ。いつか消えるんだろうけどいつ消えるのか分からない。

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六章「腹切る契り」

　六章「腹切る契り」を公開した。
　この章は自分の挿絵付き。ほとんど描いたことのない濡れ場を描いたが、思っていたより難しかった。切腹絵より数段難しい。素っ裸の体はごまかしが効かないし。
　それから、源吾の目の下にある筋は涙ではなく昔の斬創です。

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五章「腹切りの宿縁」

　五章「腹切りの宿縁」を公開した。物語も佳境に入ってくる。

　今日、大阪で１０代中心の舞台「白虎隊」が上演されるそうだ。ブログにアップしている稽古風景の中には「切腹&介錯」シーンと思われるものも含まれている。しかし白虎隊士は男の子ばかりじゃないらしい。
　今年の年末、２０年ぶりに「白虎隊」が映像化されるという噂をｍｉｘｉで見かけたんだけど、本当だったらいいな～。そういえば８月２３日は白虎隊自刃の日だったが、残念ながらちょうど更新ができなかった。また今度記事に書きたい。
　
　旧ブログには総アクセスｐｖ（ページヴュー）数を毎日書き換えてカウンター代わりにしていた。ブログの更新ができなくなるまでで９万近くまでいった。新ブログにもその続きを記載していこうか、あるいは今度は”総アクセスｉｐ数”を記載していこうかと思ったが、けっこう面倒なのでやめることにした。
　新ブログで再開してから現在約１週間経つが、この１週間の平均アクセスｐｖ数は２００ぐらい、平均アクセスｉｐ数は４５ぐらい。旧ブログが更新できなくなる直前の平均アクセスｉｐ数は２５０ぐらいだった。ｇｏｏブログのアクセスランキングの下のほうにも載るぐらいの数だった。こっちのブログも早くそれぐらいアクセスしてもらえるようになりたい。

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四章「稚児の覚悟」

　小説、衆道者（もの）奇談　稚児の腹切りの四章、「稚児の覚悟」を公開した。
　この章は、僕の好きな章の一つだ。

　『お報せ』があります。
　明日９月２日をもって、旧ブログ「切腹ごっこ」が非表示になるという連絡がありました。ＩＤが失効してからしばらくすると、サイト自体がなくなるようです。
　昨日のうちに旧ブログの記事はこっちに移動させました。いただいたコメントもテキスト形式で残してあるので随時新ブログに移していきたいと思っています。
　
　一時はどうなることかと思ったが、ほぼもとの形で引越しできてよかった。

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