セットで買った設定資料集によると、第3シリーズの平均視聴率は20%を超え、最高で29%を記録したという。多分第4シリーズも現在やってる第5シリーズもこの記録は破れないだろう。放送時間帯が土曜の6時30分からだったというのが大きいかもしれない。
今、全115話のうちの48話「妖怪いやみ」までを見た。第3シリーズの特徴として、第4第5と比べるとねずみ男が“悪どい”。金儲けのためなら躊躇なく鬼太郎を陥れるし、危なくなると当たり前のように鬼太郎側に寝返る。しかし今見ると、鬼太郎よりねずみ男に共感できることの方が多いように感じるのは自分が大人になったからだろうか。ねずみ男のキャラもシリーズごとに変わってきているようだ。原作はもっとクールで知的(デタラメだけど)で掴み所が無い感じがするし、第4第5シリーズではかなり“いい人”になってしまったように思う。
第3シリーズだけに登場するキャラクターとして「夢子ちゃん」がいる。第5シリーズでは猫娘が萌えキャラな役回りを独り占めしているようだが、第3シリーズでは夢子がその役だったのかもしれない。48話まで見た限り猫娘よりも確実に出番が多い。そして朱の盤をはじめとしたロリコン妖怪を虜にしていく。今のところ鬼太郎にただ助けられるというシーンが多いが、後半になるにしたがって面白いキャラになってくるはずである。
作画に注目して見ると鬼太郎の顔が毎回けっこう違う。まるっこくて子供っぽい顔から、妖艶さすら漂うSっ気たっぷりの危ない顔まで色々。そして手足を絡み捕られ、大の字逆さ吊りになるという場面もしばしば。鬼太郎がいたぶられるシーンは今見るとけっこうエロい。鬼太郎の半ズボンの下は何を穿いてるんだろう?と気になるけど、下着らしきものは見えない。ただ鬼太郎のチ○コは何回か拝むことができる。当時は子供なので裸OKということだったんだろうか。
そういえば、神隠しに遭い木の子(森の精?)たちと暮らす小学生の女の子が全裸で出てくる回がある。ワンシーンだけでなく本編中ずっと全裸で走りまわっている。今だと自主規制されるであろう画だ。20年前はゴールデンタイムの子供向けアニメにこういう画を描いてもよかったんだな~
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今のアニメと比べるとセル画の線が太かったり、ときどき色が塗られてなかったりするところがあったりもする。ストーリーと画の出来の良さで言えば第4シリーズが一番かもしれない。でも第3シリーズには怖いもの知らずな勢いとか元気みたいなものがある。わけの分からないなノリがある。自分が好きなのはやっぱり小さい頃見た第3シリーズなのだ。
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