続・切腹ごっこ

~当ブログは更新を終了しました~

日テレ版「白虎隊」

2007-11-28 | ★白虎隊
「お城が・・・お城が燃えてるっ!!」
儀三郎が声を上げる。
はるかに望む鶴ヶ城は噴煙に包まれていた。
「なんだと!?」
悲鳴に似た驚きの声を発して駆け寄る少年達。
「ああ・・・お城が・・・!」
「俺達のお城が燃えてる!」
「会津が負けたっ・・会津が負けた・・!!」
「夢だ・・おれ達は夢を見てるんだ・・!」
ある者は嗚咽し、ある者は肩を抱き合って慟哭し、
ある者は放心したように崩れ落ちる。

初めての戦闘のあと、冷たい雨に打たれ、空腹をこらえながらも
ここまで生き延びてきたのは城に戻ってもう一度戦うため。
しかし城は落ちた。
お守りすべき殿もすでに自害なされているかもしれない・・。
自分達の役目は終わった。
あとは会津武士の名に恥じぬ最期を遂げるのみ。

「人生、古より誰か死なからん・・
丹心を留取して、汗青を照らさん・・・」
儀三郎が、涙を振り切るようにして文天祥の詩を吟じた。
皆が藩校で学んだなじみの詩だ。
それぞれの思いで静かに詩吟を聞く十五、六歳の少年達。
詩吟が終わるやいなや石田和助がつぶやいた。
「傷が苦しい、お先にごめん・・っ!」
一同、ハッと振り返る。和助は傷を負っていた脇腹に小刀を突き刺していた。
「くうっ・・!」
さんざん苦しめられた腹の傷を一文字にかき切りうつ伏せに倒れる。
「和助!!」
「見事だぞ、和助・・!」
儀三郎が一同を見回しながら諭すように言った。
「みんな、和助に遅れるな。会津の名を不朽のものとするために!」
立ち上がって木の幹に背中を預け、西洋式の軍服の前をくつろげる。
そして大刀を抜き放ち
「さらばだー!!」
逆手に持って白い脇腹に力いっぱい突き立てた。
刃先は肉の薄い腹に容易に沈んだ。
あどけなさを残す少年の端整な顔が、味わったことのない苦痛に歪む。
刃を右脇腹の方へ引っ張ると、張った腹の皮がはじけ鮮血が噴き出した・・。

pixivのページへ

 というわけで白虎隊、篠田儀三郎の立ち腹。4年前の文化の日に公開したイラスト。自分でも以外だが、まともに白虎隊自刃を描いたイラストはこれしかない。それ以外は服装がワイシャツだったりするものばかり。
 文章は20年程前放送の
日テレ版「白虎隊」の自刃シーンを書き起こしたような感じ。新田純一近藤真彦にそっくりな俳優さん・イラストの篠田儀三郎役)、坂上忍、宮川一郎太等々が白虎隊士役だった。今年の正月にテレ朝版「白虎隊」も放送されたが、自刃シーンは日テレ版の方が好きだ。普通の青少年っぽい日テレ版に比べ、テレ朝の方は武家の子息ということが強調されていて潔すぎる感じがした。自刃前に少年たちに別れのセリフを言わせる等の演出も良かったと思う。一方テレ朝版の方は自刃の際、隊服を寛げ腹を見せたのは良かった。

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「切腹の話」千葉徳爾著

2007-11-24 | ★レビュー(本)

 この間頂いた書籍群の中から「切腹の話 日本人はなぜハラを切るか」(千葉徳爾著・昭和47年第一刷発行・発行所講談社)という一冊を読んだ。内容を要訳し感想を書こうと思う。

目次
1.切腹のいろいろ
2.生理学的問題
3.切腹の歴史
4.刑罰としての切腹
5.隣接民族の類例
6.切腹の原型と意味
7.何が切腹にかりたてるか

 副題にあるとおり著者は「日本人はなぜハラを切るのか?」、または「切腹とは何なのか?」という問いを突き詰めている。海外の百科事典にseppuku、harakiriとして載っているように、また現代人(昭和47年当時)の一般常識として知られるように「武士が己の名誉を守るために行う自殺方法=切腹」というのが本当の姿なのだろうか?と。

 まず著者は様々な時代の例を挙げることで、単純に「切腹=死に到達する手段」という認識は的を射ていないと言っている。また、異常時(戦乱の中)の切腹を考慮に入れず、平常時の切腹のみを見ただけで、「切腹=死に至ることの困難な愚かな自殺法」と決めつけるのにも否定的だ。
 著者は歴史を紐解いて調べた結果、切腹は武士だけのものでも男だけのものでもないと言っている。女性や町人、農民の切腹も珍しいものではなかったという。また切腹の発生と介錯役の出現には歴史的時間差があり、負け戦の後、敵に捕えられるのを避ける目的で速やかに死ななければならない(特に大人数での集団切腹)状況において出現発達したとも書いている。
 時代は移り、武士が宮仕えの中で主の命令によって切腹する割合が増えてくると、無念腹(内臓を掴み出すようなやり方・中世には称賛された)は支配層に抗議する形として嫌われるようになる。百科事典に載っているような切腹の形態というのはこの時代の儀式的な切腹を記述したものが多いようだ。
 さらに地域を越えて、沖縄、アイヌ、朝鮮半島、中国大陸の諸民族に似たような慣習がないのかどうかも調べている。同じとは言えないが、中国では内臓に宿るという本心を示すため腹を切り開いて見せるということはあったようだ。

 これまでのことを踏まえて著者が考える日本人がハラを切る理由というのは、次のようなことだと思う。古代においては人身供犠を原型に、「神に見放された者(武運尽きた者)」が最期に自分の真心を示すために行い、同一民族内での抗争が主だった戦乱の中ではお互いの悲壮美が共有できたために発展した。日本刀という切れ味の良い道具があったこと、根底に下腹部を刺激する生理的衝動としてのエロチシズムがあったということも大きな要因と考える。


 ‥以上が自分が極々簡単にまとめた要訳だが、だいたいの内容を分かってもらえただろうか?自分でも書いてるうちに訳分からなくなってしまった^^; 読んでる時は理解できたような気になっていても、人に伝えるのは難しい。読んだ時の面白さとか感動を伝えるのはもっと難しい。
 ↑のような大まかな流れの中にたくさんの切腹の例が記載されている。中世以前の例は男性のものが多く、明治以降(特に敗戦時)の例では女性のものが多い。切腹フェチの欲求も満足させてくれる内容だった。

☆の数で自分が感じたこの本の印象を表してみた。新情報度は自分が読むまでに知ってた情報が多かったかどうかだし、資料の貴重度は自分がなんとなく貴重なんじゃないかな~と思ってる程度の印象なので、そのつもりで見て下さい。

読み物としての面白さ ☆☆☆☆☆
新情報度       ☆☆☆★★
資料の貴重度     ☆☆☆☆★
切腹フェチの満足度  ☆☆☆★★
総合点        ☆☆☆☆★

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「白虎隊自刃図絵」

2007-11-21 | ◆小説・kiku様
 相互リンクしてもらっているブログ「禁断のエロス、猟奇、切腹、愛と死の掌編世界。」のkikuさんから掌編小説が届いた。この小説は先日ここで公開した、白虎隊自刃図(とある方が描かれて僕宛てに送って下さったもの)からインスピレーションを得て書かれたものだという。
 今回は小説と絵をいっしょにお楽しみ下さい。




白虎隊自刃図絵

彼らは初めて参加した戦闘で、多くの者が死ぬのを見た。恐怖が誇りと自信を萎えさせた。無力感で打ちのめされた少年達を雨がまた疲れさせた。ぬかるみを歩く足音は重く、時々遠くで砲声が聞こえた。
「死ぬ時は手を貸してくれるか。」
源吉は歩きながら誰にともなく言った。周囲の者達は聞こえなかったように黙って歩いた。
「安心しろ、死ぬ時はみんな一緒だ。」
前を歩く駒四郎が振り返らずに言った。
白虎隊はもう飯盛山に入ろうとしていた。

飯盛山の中腹から立ち昇る煙が望めた。それは既に城が落ち、城下が燃えているように見えたという。
孤立した少年達には、会津の武士として死ぬ道しかもうないと思えた。話し合い自決しようと決まって、少年達は思い思いに散った。

「銃撃されて俺は怖かった。足がすくんで前に進めなかった。」
源吉は下を向いて言った。小さな声だった。
「俺も怖かった。自決すると決まって、俺はほっとしたよ。」
駒四郎と源吉は顔を見合して笑った。互いに隣で震えていた姿を思い出した。
周囲ではもう自決の声が上がり始めた。
駒四郎が脇差を抜いて諸肌脱ぐと、源吉もそれに倣った。まだ充分男にはならぬ柔らかく薄い胸だった。
左手で互いに肩を抱いた。
「これで俺たちも立派な会津の侍だな。」
刃先を上に向けて、互いに臍の上辺りにあてる。チクリとした痛みと共に刃のひやりとした感触があった。
「腰を引くな、一気に深く突く。いいな。」
膝を絡ませ、顔を上げて互いに頷く。
股間にむず痒い感覚が走る。尻の穴に力を入れた。男の徴(しるし)が帆を張った。
「お前のものが立っているぞ。」
駒四郎が笑った。
「お前こそ。」
源吉がむきになって言い返す。
「いくぞ!」
「おお!」
腕に力を込めると生温かい血が手に伝った。激痛が襲う。前の顔も歪んでいた。力を込めて胸を合わせていく。刃が上に走って胸の骨を断つ。心の臓を切り裂いて、二人の背に刃先が突き抜けた。

「俺は死にたくない。」
取り囲まれて、彼は泣きながら言った。
「会津には卑怯者はおらぬ。いてはならぬのだ。」
立ったまま両腕を取られて腹を露わにされた。
「立派に死なせてやる。」
「俺達も一緒に死ぬんだ。」
「俺は嫌だ、死にたくない。」
「見ろ、みんな立派に死のうとしている。」
口々に励ましながら、無理に脇差を握らせた。四人がかりで腹を切り割いた。臓腑が溢れた。押さえつけて首を切り落とした。

二人は皆と離れて木立の中に入った。座ると繁った草が視界を覆った。
「お前を好きだった。」
悌次郎は恥ずかしそうに言った。
「わかっていたさ。」
「お前の手で割いてくれるか。」
彼は自分の腹に手を導いた。
「俊・・・。」
互いに腹を探り合い、やがてしっかりと抱き合った。束の間の契りを交わして、二人は脇差を握り締めていた。

座して諸肌脱いだ少年が脇差を腹に突き立てている。激痛が悔しさを和らげた。泣きながら引き回す。
「うむううう・・、あうううううう。・・・。」
前に屈んで肩を震わせた。
「いいか。」
後ろに立つ武治が刀を振り上げた。しばらく震える首筋を見下ろして討てなかった。
「きぇぇい。」
悲鳴のような気合と共に振り下ろした。細い首は切り落とされて前に落ちた。頭部を失った身体は真っ赤な血を噴き上げながら横に倒れた。

勝三郎は深く腹を切り割いて臓腑が溢れた。茂太郎が介錯をしようとしたが、苦しみもがいて首が定まらない。
「おい、手を貸せ。」
近くで腹を切ろうとしている喜代美を呼んだ。
「足を押さえていろ、首を落とす。」
近くにいた二人も手を貸した。大柄な勝三郎を何人もで押さえつける。仰向けに寝かせて馬乗りになり、茂太郎は両膝で肩を押さえた。喉元に太刀をあてた。
「今、楽にしてやる。静かにしろ!」
見上げた勝三郎が、頷いて目を閉じた。身体の重みを太刀に預けて首を押し切った。首がごろりと落ちた。

新太郎は大きな樹の根元に座って前を寛げていた。周囲を見渡して、誰も自分を見ていないのを確かめた。
「義姉さん・・・。逝きます。」
小さな声で女の名を呼んだ。
腹を揉む。男の根が目覚めていた。袴の割れ目から手を入れて握り締める。目を瞑ってゆっくりしごいた。心地よい快感が込み上げた。
「義姉さん・・・。」
もう一度名を呼んで、股間を包むふんどしの中にしたたか吐いた。果てた余韻を確かめながら、悪戯をしたように周囲を窺った。
袖で刃を包んで握る。抱えるように腹に突き立てた。横に割いてから胸に刃先をあて、前に伏した。

肩に傷を負い、片手の利かぬ虎之助は手を借りていた。腰まで脱ぎ落として両膝立ちになった。
「いいか。」
向かい合わせに片膝立てた八十治が刃を胸にあてた。虎之助が手を添えて脇腹に導いた。
「腹を・・・、頼む。」
まだ肉の薄い少年の腹だった。
「苦しむとも、大きく切ってくれ。会津の武士として死にたい。」
「わかった。身体を離すな。」
虎之助が腹を前に押し出す。身体を寄せて八十治の腰紐を握った。八十治も膝立ちになって抱き寄せながら突き立てた。抉りながら斜めに割く。肉の喘ぎを感じながら、胸を合わせて刃に力を込めた。膝に生温かい血が降りそそいだ。
「うむううううう・・。」
「虎、苦しいか。」
「うぐううううう・・・・」
虎之助がしがみつくように八十治の腰を抱いた。腹は深く裂かれて、傷口からぬめぬめとはらわたが溢れた。苦しむ胸を貫いてやった。

腹を揉みながら、源七郎は前夜の事を思い出していた。
彼が出陣前に帰宅すると女が待っていた。
「あなたを男にするように、母者殿に頼まれました。」
女は彼を優しく導いて交わった。
「会津の武士として、立派に死んでくれよとのお言付けでございました。」
余韻の中で抱きながら女が言った。奥の部屋で、母は既に自害していた。
「母上・・・。」
彼は腹を切りながら女の肌を思い出していた。男が屹立していた。それはまさしく母に抱かれている夢だった。

「次の世でも逢おうな。」
「ああ、きっと逢おう。」
藤三郎が腹に刃を立てた。雄次も遅れじと突き立てる。見詰め合いながら引き回す。
にじり寄って互いの胸に刃をあてた。
「いこう!」
「うむ!」
相手の持つ刃に身体を投げ出すように刺し違えた。

貞吉は腹に突き立てようとして躊躇い傷を幾つも付けた。苦しむ声があちこちで上がり始めた。母の顔が浮かぶ。父の顔が浮かんだ。姉が笑っていた。遅れてはならぬと思った。自分だけが生き残る恐怖が頭をかすめる。死ななければならぬと思った。
喉元を突き上げた。口の中が込み上げる血の味であふれた。手を借りようと周囲を見る。すでにもう、それぞれが苦しみの声を上げていた。卑怯者にはなりたくないと思った。喉の刃に力を込めて突き入れた。気が遠くなった。

儀三郎は周囲を見渡した。まだ元服前の少年ばかりだった。刺し違えた者、切腹して介錯を受けた者、ほとんどの者がもう見事に死んでいた。流れる血は草が吸い土が吸った。
「会津の武士か・・・。俺はお前達と共に死ぬことを誇りに思う。」
苦しむ声が聞こえた。腹を切った和助だった。抱き起こすと彼が言った。
「儀三郎、あの握り飯は美味かったな。」
「ああ、美味かった。」
顔を合わせて笑った。昼に食べたことを言ったのか、遠い昔のことを言っているのかはわからなかった。胸を突いて止めを刺した。

座を占めて諸肌脱いだ。落ち着いた様子で袖を裂いて刃を巻き込む。
「人生 古より誰か死無からん 丹心を留取して 汗青を照らさん。」
腹を揉みながら文天祥の詩を口ずさむ。
伸び上がって腹に突き立てた。腰を揺らしながら横に割いた。
抜き出して教えられていたように胸元を貫きながら前に伏せった。しばらく痙攣を繰り返して動かなくなった。ゆっくりと血が広がり土に滲みた。

遠くで弾けるような銃声が聞こえた。風が通り過ぎて木洩れ日が差した。静寂に包まれて、もう何も動かなかった。


※これまで掲載していた頂いたイラストは、gooブログの要請によりこのページから削除させていただきました。

 飯盛山で自刃した白虎隊20名の最期は、唯一蘇生した飯沼貞吉の証言などが残っているが、同時に自刃した人数など諸説ある。「石田和助が一番最初に腹を切った」「永瀬雄次と林八十治が刺し違えた」など自刃の情景としてよく書かれる話があるが、今回kikuさんが書いたストーリーはそれとは関係なく独自のイメージをもとにしている。自分もいつか自由な想像(妄想)のもとに「白虎隊自刃・異聞」というような感じのイラストを描いてみたい。

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気をとりなおしてグロ

2007-11-18 | ★男の切腹+グロ

 約4年1か月前、某サイトに↓の拙い文章と共に公開したイラスト。この時期は頻繁にイラストを公開している。自分の場合、こういう気持ちの乗ってる時期とそうじゃない時期の差はけっこう激しい。
 イラストのように縦一文字に切ると、両手で裂け目を広げやすいので内臓を出す時にはうってつけだろうと思って描いた。しかし今読んでいる本によると、横一文字に切った方が縦に繊維の走る腹筋の収縮により裂け目が勝手に広がって内臓が出てきやすく‥、縦に切ると腹筋の収縮により逆に裂け目が閉まり内臓を出すのは困難になるらしい。そうなると、縦の裂け目を両手で左右に引っ張れば、姿勢は本当は前かがみになるのかもしれない。

不始末から詰め腹を切らされる若い武士。
自分の屋敷で新妻と別れの杯を交わしているところへ、
上役の男が訪ねてくる。
「采女、このようなことになったのは、もとはと言えばわしの判断が甘かったため。
 許してくれ!このとおりだ・・!」
「堀田様・・おてをお上げください。全ては、私が腹を切れば円く収まることです。」
 あとのことはお願いします。」
「すまぬ・・!侘びといってはなんだが、介錯はわしが務めよう。」

奥の間に入り、純白の布に覆われた台に正座し、辞世をしたためる。
裃を崩し脚の下に敷き、白装束の前を肌蹴、柄を外した短刀の刃に奉紙を巻く。
「・・当家に代々伝えられてきた縦一文字切腹の法をお目にかけまする。
 ついてはこちらが「良し!」というまで介錯をなされぬよう。」
「相分かった。存分に掻き切られよ。」

鳩尾の下に切っ先を当て、一呼吸の後、
貫通せよとばかりに突き立てる!
「ぐっ・・うう!!」
鮮血が噴出し白装束を真っ赤に染めてゆく。
ぶちぶちと何かを引きちぎるような音をたてながら
腹筋が下腹の方へ縦に切り裂かれていく。
血の気を失った顔には脂汗が浮かび、首筋を胸、腹へと流れ落ちる。
「・・ょ、よしっ・・!!」
ついに刃は下腹まで達した。
腹筋の割れ目のとおりに長い裂け目ができていた。
しかし、刀は振り降ろされない。
介錯を務めるはずの男は刀を投げ捨て、腹を切り裂いた男を後ろから抱きかかえる。
「・・な、何をされるっ!
 ・・・はやくっ!・・はやく介錯を・・!!」
そして脇の下から差し入れた両手で、血でぬめる裂け目の肉を掴み、
力いっぱい左右に引っ張った・・・

pixivのページへ

☆今回の記事で開設からの記事数が300回になった!日記関係は続かない自分だけど、やっぱり書きたいことは書き続けられるものなんだな~と思った。もちろん、書き続ける上で、記事を読みに来てくれる人コメントを入れてくれる人の存在は大きいです。
☆ブログ開設2周年も近づいて来てるので、当日公開する予定の記念絵を現在制作中。

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アカウント削除‥!

2007-11-16 | ★その他

 pixivのアカウントが削除されてしまった。グロ過ぎるイラストは「R-18」タグ(これを付けると、各ユーザーが自分で設定を変更しない限り18禁イラストを見れなくなる)を付けてもダメらしい。どうせなら「R-21」タグも用意しておいて欲しかったな~

 最初にpixivから届いたメールは、
「[注意]グロテスク画像に関して
pixiv事務局です。ご利用いただきありがとうございます。
グロテスクな画像(切腹など)を投稿するときは
必ず年齢制限にチェックをいれてください。
年齢制限チェックをいれずに投稿を続けた場合、画像の削除などを
行うことがあります。
よろしくお願いします。(11月13日午後9時ごろ)」
‥というものだった。30分後、同じ内容のメールがもう一度届いていた。メールの内容に従い、血が少しでも出てるイラストには全てR-18タグを付けた。

 しかし、その後、
「[警告]グロテスクな画像について
pixiv事務局です。ご利用いただきありがとうございます。
お客様が投稿されたグロテスクな画像に複数のユーザ様から
通報がありましたので削除させていただきました。
複数のユーザ様から指摘されるような作品に関しては
予告なく削除いたします。
通報回数が多いと判断した場合、アカウントを削除し、ブラックリストに
追加させていただきます。
よろしくお願いします(11月15日午後7時頃)」
‥という内容のメールが届く。

 そして‥、
「[警告]規約違反
pixiv事務局です。ご利用いただきありがとうございます。
削除された画像の再アップ、3回の警告に関わらず、利用規約違反画像をアップ
したためアカウントを削除いたしました。
よろしくお願いします。(11月16日午前4時頃)」
‥というメールが届きアカウントは削除された。R-18タグの付け忘れでイラストが削除されたのかと思い、一度削除されたイラストにR-18タグを付け直してアップしたのだが、それがマズかったらしい。

 改めて利用規約を見直してみると、↓のような項目が見つかった。
禁止行為
12. 自殺・自傷行為・薬物乱用などを美化・誘発・助長する恐れのある行為
18. その他、当社が不適当と判断する行為


たぶんこの辺りに該当したか、削除依頼の通報回数が多かったんだろう。
pixiv登録者で、グロいイラストの投稿を考えている人は注意した方がいいかも。
マイピクの皆様、突然消えてしまってゴメンなさいです。

さよならピクシブたん‥

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20代・21位▼ イラスト・85
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pixiv girls collection ~ピクシブガールズコレクション
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Quarterly pixiv vol.02 (エンターブレインムック)
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pixiv

2007-11-11 | ★その他
 ピクシヴ入ってみた。pixivっていうのは画像公開に特化したSNS。投稿された画像を見た人が10点満点で評価できる機能や、画像ごとにタグをつけて目当ての画像を検索しやすくする機能もついている。画像に閲覧年齢制限をつける機能も有り。
 画像といっても写真はNGなのかもしれない。自作3D画像はいいと思うけど、コラージュとかはどうなんだろ?絵じゃなくて立体&半立体作品の写真っていうは有りなのかな?

 ちょっと覗いてみただけだけど、ウマイ人はうまいな~という感じ。自分がウマイと感じるのは描き慣れてる感じがするイラストなんだと思う。線に迷いがないというか‥いい具合に力が抜けているというか。書き慣れてる題材だったら、アングルとかキャラのポーズとかどんなふうにも描き変えられる感じがする。
 構図とか配色とか、あーこういうのいいなーと思えるのもいっぱいある。やっぱり人の絵をいっぱい見た方がいいなと思った。その前にもっともっと描かなきゃ^^;
 ざーーっと見渡すと、やっぱり版権オリジナル問わず何かしらのキャラクターを描いたイラストが多いように思う。風景画とか抽象っぽいのは少ないのかも。アナログは少ないと思ってたけど、けっこうあった。アナログだと実物は画面で見るよりもっと凄いんだろうな~と思うようなのもある。
 
 見てるだけっていうのもあれなので、イラストを投稿してみた。といってもブログで公開してるイラストを随時うpしてるだけだけど。自分のほかにもグロいイラストは思ったより投稿されてた。けど「切腹」っていうタグをつけてるイラストは数えるほどしかなかった(ほとんど自分のイラストだし‥)。
 自分の描いたイラストに特に注目してもらいたいという人は入ったらいいと思う。絵、イラストに興味を持ってる人ばかりがこのサイトを見てるわけだから。一からHPを立ち上げて、っていうのは閲覧者が増えるまで時間も手間もかかるだろうし、ここなら投稿されたイラストは新作順に平等に閲覧者の目に触れることができる。リピーターは増えるかどうかはイラストの内容によるのかもしれないけど。

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20代・20位▼ イラスト・78
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Quarterly pixiv vol.1(エンターブレインムック)
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幕末・暗殺・切腹

2007-11-08 | ★男の切腹+グロ
「・・・事は成した。
 あとは同じ志を持つ者達が引き継いでくれる・・。
 ここでわが命尽きるとも・・・本望・・!!」

‥というセリフを添えて4年1か月前に某サイトで公開した過去絵。
 舞台は前回の過去絵と同じく幕末。デカイことをやった(とりあえず暗殺とか)後、逃げ込んだ小屋の中。逃げ延びることはもとから考えておらず、覚悟の上での切腹。もろ肌脱ぎになって左脇腹から右脇腹へ胴を半周するほど腹を裂き、さらに大きく開いた腹に腕を突っ込みはらわたを引き出して床に叩きつけた。死に顔は不敵な笑みを浮かべているように見えたという。
 髷は茶筅髷。前回のが色黒だったのでこの絵は色白にした。体から湯気が出てるってことは多分寒いんだろう。いやに静脈が目立つ。わりとマッチョ。血は粘っこそう。こういうのも正統派切腹絵に入るだろうな。

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かぶってるコミュ

2007-11-05 | ★女の切腹+グロ

 mixiの話。
 自分と共通のコミュニティー(以下コミュ)に入ってる人は、他にも共通のコミュに入ってることがよくある。自分と同じように「残酷表現」っていうコミュに入ってる人は、同じく「血液フェチ」っていうコミュにも入ってるというように。「残酷表現」と「血液フェチ」みたいにコミュの性質が近ければ、どっちも入ってても不思議じゃない。
 でもときどき、コミュ同士の性質は全然違うのに、いっぱい自分と共通のコミュに入ってる人を見かけることがある。もの凄く興味は沸くんだけど、メッセージ送るでもなく‥そのうち忘れてしまっている。自分は150ぐらいのコミュに入ってるし、もし相手もそれぐらいたくさんのコミュに入ってるとしたら、ジャンルが違っても4つや5つ同じコミュに入ってる可能性は高くなる。だからいっぱい共通のコミュに入ってたとしてもそんなに不思議なことでもないのかも‥。
 自分と共通のコミュに入ってる数の多い人を検索できる機能とかあればいいのにな~ 単純に共通コミュ数でもいいし、その人が入ってる全体のコミュ数に占める割合でもいいし。コミュのシンクロ率みたいな(笑
 
 斬首の話。
 
後藤寿庵さんのサイトで全裸少女斬首アニメが見られると聞いて久し振りにサイト覗いたら、‥見れなかった。その後GUROchanで、たぶんこれのことだろう、というものが見れた。思わずリピート再生して何回も見てしまった。切ったあとの首ってホントにあんな表情するのかな?体の方はあんなふうにバタバタ動くのかな?んー気になる。ただ、現実にこんな感じなのかどうかは置いといて、斬首後すぐ静かになるよりはこんな感じの方がいいな、とは思う(あくまで二次元的な話)。
 この動画を見て、自分は切った瞬間(完全に首は断ち切られてるけど、まだほとんど離れてない状態)が一番好きなんだと再認識した。

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こんな状況に

2007-11-03 | ★男の切腹+グロ
 皆さんは、こんな経験はないだろうか? 今回のイラストのように、大刀の柄を地面につけ、上を向いた状態の切っ先に体重をかけるようにして腹を沈み込ませるという方法で切腹している時、重心が前に移動しすぎてしまい腹に大刀が突き刺さったまま座ることも立ち上がることもできず困ったという経験は‥。
 上記は設えた場所での落ち着いた切腹ではなく、敵に囲まれた状況や衝動的な切腹等のシーンでときどき見られる腹の切り方(というか突き方)だ。大刀を使って確実に深く刺したい場合、こんなふうに自分の体重を利用すると深くさせるんだろう。疲れていたり傷を負っていたりして腕に力が入らない時に使う方法なのかもしれない。しかし体重のかけ方を間違えると、イラストのような状況になることもあるかもしれない。
 20年前放送の日テレ版「白虎隊」の白虎隊士の一人、たしか間瀬源七郎がこの方法で切腹していた(腹に突き立てた瞬間で場面が変わるし、突き立て方も不十分な感じがするのが残念だけど)。他には真田広之主演の「坂本龍馬」でも、近藤長次郎(上杉宗次朗)という武士(生家は菓子屋)が、この方法で切腹するシーンがある。
 かくいう自分も、この方法で疑似切腹をしていて、足が滑って摸造刀の先端にもろに体重をかけてしまったことがある^^; 使っていた模造刀が脇差サイズですぐに手が床についたから助かったものの、大刀サイズなら今回のイラストみたいな状況になってたかもしれない‥。

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この状況をなんとかうまく説明したくて横と前から2枚描いてみたけど、2枚とも肝心の突き刺さってるとこがよく見えない。斜め下から描ければいいんだけど難しかったから今回はパス。

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20代・16位▼ イラスト・78
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