続・切腹ごっこ

~当ブログは更新を終了しました~

他殺志願?

2006-03-30 | ★男の切腹+グロ
前に全裸少女切腹アニメの記事で紹介したJuan Gotoh Visual Workshop■後藤寿庵様■の同人誌の新刊が出るらしい。
 
 ここには、複数のジャンルのマンガ(のサンプル)やイラストが公開されている。
 男の子×女の子、男の子×女の人、男の子×男の子、猟奇、などなど。
 前から3つはひとくくりにショタと呼ばれることがあるけど、前の2つと3つめはあきらかに別物だ。前の2つは3つめと区別して海外ではストレートショタ
(straight syota)と呼ばれてるらしい。

 で今回の新刊はショタでもストレートショタでもなく猟奇系。
 「他殺志願」というタイトルと、公開されているマンガのサンプルを見る限りでは、人に殺されたいという願望を持った人が殺されるストーリーのようだ。「人生を終わらせたい」のではなく「殺されたい」、もしくは「死ぬ瞬間を楽しみたい」ということなのだろう。
 「他殺志願2」は、少年が女の人とエッチしながら実の姉に斬首されるという話。弟はエッチしながら首を斬られて死にたいと願い、姉は人を斬ることに快感を覚え弟を自分の手で殺してやりたいと思っている。女の人は仲介者のような感じで、3人は全員納得し同意の上でやっている。なので悲愴な感じはしない。姉も、首が離れた弟の体で死姦してそのままの体勢で切腹し、仲介者の女の人が介錯している。
 (サンプルのわりにけっこうクライマックスなページを惜しげもなく公開してある)
 
 なんつーか、このー‥、凄いね、尊敬するね。これ、すぐ買お。
 血みどろなシーンが多いわけじゃない(比較的)。自由な設定というかストーリーとか、あっさりしたカワイイ絵柄とかいろんなものが交じり合ってこの絶妙な雰囲気が出てるんだろな。
 自分は流血イラストを描くときに、「シチュエーションが現実には有りえないんじゃなかろうか」、と気にしてしまうことがある。どうせもともと思いつきで描いてるんだから、もっと自由に個人趣味をストレートに表現すればいいのだ。細かいこと気にせずに。この「他殺志願」を見ててそう思った。
 単品で公開しているグロ系イラストの中にも「気持ちいい死に方」という1枚があるけど、こういうの一回描いてみようかな。エッチしながら切腹とか斬首、って描いたことないし。

 
アブノーマルカーニバルにも参加されてたみたい。東京にいたら行ってたのにな~。

変態SEX図鑑―アブノーマルプレイの集大成 (DATAHOUSE BOOK)
かわうそラボ
データハウス
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他殺の効用 (祥伝社文庫)
内田 康夫
祥伝社

Gallary追加

2006-03-28 | ■健全絵Gallery
今までにこのブログに載せたイラストを、まとめて公開することにした。

★公開してるのは、おもに「若い男が切腹している」イラストです。猟奇流血系としてはごくごくソフトだけど、一応流血ものだし内臓が露出してたりするイラストもあるんでそういうの苦手な人は注意して下さい。好きな人は遠慮なくどうぞ。‥逆に好きな人には物足りないかも。それから、多少エロいものもあります。

※エロいイラスト、グロいイラストはgooブログに掲載できないようなので、pixivのみの公開にしました。(2010年12月)


デジ絵を簡単マスター ペイントツールSAI スーパーテクニック (CDROM付)
おにねこ,茨乃,サイドランチ(七輝 翼),サイドランチ(citron),サイドランチ(望月 わらび),サイドランチ(楊 尚樹),サイドランチ(卯月),サイドランチ(岩元 健一)
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イラストスタートアップガイドカラーマーカー こだわりたいアナタのための驚異の着彩テクニック解説書 (Comickersテクニックブック)
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差し違え(腹)

2006-03-27 | ★男の切腹+グロ
前に高校野球の対戦組み合わせ抽選会を見た。
 坊主頭で学ランとかブレザーの男子高校生が会場を埋めている。夏の大会の時は半そでのワイシャツが目立つ。若い熱気というか空気というか匂いなんか凄いんだろうな~~ジュル‥。あ~紛れ込みたい。紛れ込んでもみくちゃにされたい。
 男子高校生でぎゅうぎゅう詰めのエレベターに閉じ込められたい。冷房が切れて蒸し暑くなると、制服の上着を脱いでネクタイを緩めて、ワイシャツのボタンを3つぐらい外して胸元を肌蹴たりして。覗いた鎖骨に汗が噴き出して、狭いエレベーターの中に汗の匂いで充満してきて‥。何時間でも耐えられそう。(深夜は妄想が膨らむ‥)

 高校生や大学生の運動部員の不祥事がもとで、大会出場を辞退することになったニュースに触発されて描いたイラスト。
 
pixivのページへ

出場辞退の責任を取って制服姿で刺し違える野球部員2人。

他の部員が帰った後の部室。
肩を抱き合い脇差をお互いの腹に突き立てる。
ちょうど臍の辺り、割れた腹筋の溝にずぶずぶと刃を沈めていく。
突き立った刃を中心に、純白のワイシャツに赤い染みが広がっていく。
刀身を伝って血が流れ落ち、冷たい刃が体温で温められる。
荒くなる息の合間に、一方がもう一方の名前を呼ぶ。
呼ばれた方はそれに答えようとして逆流してきた血に咳き込む。
後ろに仰け反りそうになる幼なじみを抱きとめる。
口の端からこぼれた血に染まった胸元に顔を埋める。
まだ温かい‥。

最近描いたラフ3枚のちょっと大きい画像をeグループのフォトアルバムに公開しました。

県立コガネムシ高校野球部
永田 俊也
文藝春秋
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黒田洋介,吉田隆彦
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少年SMイラストサイト

2006-03-25 | ★男の切腹+グロ
「格闘少年拷問」というイラストサイトを見つけた。

 主に、「武道着を着た元気な男の子をイジメる」イラストを公開してる。
腹を切り裂かれたり、首を切られたりしてるんではない。猟奇イラストではなく、あくまでも拷問。吊るされて鞭で打たれたり、あんなことされたりこんなことされたり‥。
 なので自分の趣味とはちょっと違うが、絵の上手さと少年たちの表情の良さに気に入ってしまった。少年の年齢は10歳~15歳ぐらいかな。個人的には、もうちょっと年齢が高めだったらもっといいんだが。
 
 なかなか自分の趣味にぴったり合う内容のイラストサイトというのは少ない。(少ないけど、あることはある。ブックマークの『■少年迷宮■
』など‥)ワイシャツ姿の少年青年が切腹したり無理矢理切られたりしている、ある程度上手いイラストを公開してくれるサイト‥というのは。
 女の人が腹を切られたりしてるイラストを公開してるところはたくさんあるし、上手い男の子イラストを公開してるところもたくさんあるんだけど。

 無いものは自分で描くしかない。
 これぐらいのイラストをさらっと描けるようになりたい。

★テンプレートを変えた。記事の文字は小さくなったけどいい雰囲気だと思う。

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世界武道格闘技大百科
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「切腹の歴史」3

2006-03-23 | ★レビュー(本)
前回の続き‥

 12章「明治以後の切腹」
 1、
会津白虎隊
 明治の切腹史は会津若松の少年白虎隊から始まるといっても妥当を欠くことはないだろう、とある。 総勢20人(うち1人蘇生)の切腹。しかも16、17歳の紅顔の少年ばかり。数え年で16、17なので今なら15、16歳中学3年か高校1年だ。しかし実際に割腹した者は少なく、差し違えや心臓や喉を突いたり首をかき切る者が多かったようだ。
 初陣で大人の隊長ともはぐれ、まともな食事もできないまま一晩中雨にうたれて山中で過ごした末で体力も気力も残り少なかったんだろう。本来は割腹したいところ死にきれない可能性を考えて、多くがすぐに急所を突く方法を選択したのではないだろうか。1人蘇生した飯沼貞吉氏の後年の証言や、彼を助けた女性の証言もあるので確かなことだろう。
 2、
神風連
 明治9年、西南戦争や佐賀の乱に先立って熊本で起こった戦がある。叛徒は県下に結社を結ぶ「神風連」170名余り。「熊本神風連の反乱」という。
 10月24日には熊本の官庁や軍の施設に大打撃を与えたが、巻き返しにあって敗走し、翌25日の明け方から敗残兵の切腹が始まった。
 ある18歳の少年は実家に帰り、養父たちに切腹の仕方を教えてもらい別れの盃を交わしたあと、諸肌脱ぎになり下腹を一文字に掻き切った。そして刃を喉に当て「ここで、ようございますか‥」と聞いたあと、にっこり笑って見事に突き立てた。
 17歳の少年は、親しい2人の少年を家に呼び別れを言ったあと、書斎で切腹した。しばらくして「すこし御加勢を‥」という声が聞こえ家人が書斎に入ると、喉に短刀を突き血に染まって喘いでいる。背後から体を支え「もうちょっとの辛抱だ」と耳元で言うとかすかに頷き、少年はそのまま腕の中でこと切れたという。
 他にも山へ登って見晴らしのいい場所を選び集団切腹する者、友といっしょに友の家で自刃する者、祖先の墓前で死に就く者、様々だったが、自刃した者総てが形どおり一文字に切っていたという。

 これで「切腹の歴史」という本から書き写した文章は全てだ。7年前当時自分の興味のあるところだけしか写しておらず、まだ内容の半分も伝えられていないと思うので興味のある人は本を捜して読んで下さい。

切腹の歴史 (雄山閣BOOKS)
大隈 三好
雄山閣出版
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★レビューは上記のとおり。
神風連とその時代 (MC新書)
渡辺 京二
洋泉社

「切腹の歴史」2

2006-03-22 | ★レビュー(本)
章の順番が前回の記事と前後しているが‥

 2章「起源と発達」。
 腹は身体の中で一番面積が広く、場所も都合がいいので突き刺しやすいのだが、質から言えば腹部は脂肪が多く普通の男がせいいっぱい突き刺して五厘から十厘どまりだ、とある。一厘というのは1寸の100分の1、0.3mmのことらしい。‥ということは深さ1.5ミリから3ミリ??自分が調べた単位が間違っているんだろうか、こんなはずはない。
 痛みは臍の上を切るより下を切った方が幾らか軽いといわれるが、腹壁や内臓を切断する痛みは尋常ではなく失神した例もあるという。失神してしまうとやはり「見苦しい」ということになってしまうのかもしれない。

 3章「義経記の切腹」。
 衣川の合戦で自刃した源義経の切腹の記述。刀を深く突き刺し疵口を三方に破り、腹わたを繰り出すが絶命せず、刀を衣類の袖で拭い、脇則にもたれて死を待つ、とある。
 衣川の合戦以前に自刃した家臣の佐藤忠信は、十文字に掻き切り掴み出した腹わたを縁側に撒き散らすがまだ絶命せず、「これはあまりに義経様を恋い慕っているからだろう」と、義経からもらった太刀をくわえて立ち上がり、そのままうつ伏せに倒れる。切っ先は後頭部を突き抜け鍔は口で止まったという。
 また割腹だけでは致命傷にならない例として、18歳の小姓を刺殺し切腹を命ぜられた16歳の少年のことが書いてある。少年が一文字に切腹し介錯が首を落とす前に倒れたので死んだものと思われ、座棺に納めて座敷に置いていたら、夜中に「死にきれないから殺してくれ‥」と声がするので、友人が棺の隙間から刀を刺して絶命させたという。そんな横着をせずに棺を開けてトドメを刺してやればよかったのに、と思う。それとも顔を見ると名残惜しくなるから開けなかったんだろうか。

 8章「刑罰的切腹」。
 関白豊臣秀次(28歳)と寵童3名(供に18歳)のことを書いている。彼らの切腹は寵童が先に腹を切る「先腹」で、しかも秀次自身が介錯している。なんとなく秀次の気持ちも分からなくもない。自分が愛した小姓の最期は自分の手で、という気持ちもあるし、自分が切腹した後本当に追い腹を切ってくれるだろうか、という不安もあったかもしれない。「功名が辻」の秀次役の成宮寛貴の自刃シーンはあるんだろうか。

次回に続く

切腹の歴史 (雄山閣BOOKS)
大隈 三好
雄山閣出版
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★レビューは上記のとおり。
小姓のおしごとリターンズ! 2 (バーズコミックス ガールズコレクション)
松山 花子
幻冬舎コミックス

「切腹の歴史」1

2006-03-21 | ★レビュー(本)
3月17日の記事で書いたノートに書き写した本の内容を紹介しようと思う。
まず、書き写したページ数の多い『切腹の歴史』(大隈三好著 
雄山閣 昭和48年発行)という本から。そこそこ有名な本らしいので読んだことある人も多いかもしれない。

この本の目次。
1 切腹初見
2 起原と発達
3 義経記の切腹
4 平氏には切腹がない
5 切腹の定着
6 太平記に現われる切腹
7 転廻時代の切腹
8 刑罰的切腹
9 切腹の分類
10 江戸時代の切腹
11 江戸時代の切腹例
12 明治以後の切腹

 書き写している部分は、9章「切腹の分類」から始まっている。
 切腹の分類。主に動作や用いる道具の違いで分けるものと、腹を切るに至った経緯の違いで分けるものがある。
 動作の種類には、一番スタンダードな「一文字腹」。大腸を断ち切り出血多量で死ぬが時間がかかるから、介錯が無い場合は余力を残しておいて喉笛や心臓などの急所を突く。腹部は案外脂肪が多く掻き切るのは意外なほど力を要する、とある。
 「十文字腹」。一文字に切ったあとさらにみぞおちから臍の下まで垂直に切り下げる。上手くいけば横一文字と交差して「十」の形になる。戦時にはこれが通例とされ、十文字に切った上に臓腑を掴み出し敵兵めがけて投げつけるという超人的な話まである。かなりの体力と気力を必要とするらしいので平時に廃れる傾向にある。
 「二文字腹」、「三文字腹」。文字通り「二」「三」の字に見えるように腹を切るやり方。この他にも「左十文字」「鍵十文字」などいろいろな記述が残っているが一文字や十文字の変形ではないか、とある。
 「立ち腹」。立った姿勢のまま腹を切ること。これも戦時ならではのやり方。
 「鎌腹」。鎌で腹を切ること。百姓の切腹とあるが、百姓でも小刀ぐらい持っていたんじゃないだろうか?それとも百姓としてのこだわりか。
 「扇腹」。三方の上に短刀ではなく扇を置いて事実上の斬首を行うやり方。‥などがある。

切腹するまでの経緯で分ける方法。
 「陰腹」。前もって腹を切った上に木綿の晒しを巻き、死と引き換えに主君に悔い改めてもらおうとする諫言の仕方。時代劇でもときどき見られる。
 「詰め腹」。当人の意に反して無理矢理させられる切腹、とある。現代でも使われる単語。
 他にも殉死の呼び方として、寵愛を受けた主君が死ぬのに伴って行う「追い腹」「供腹」「先腹」や、心情面として純粋な義理で行う「義腹」、対面上仕方なくする「論腹」、家や子孫があとで得することを見越しての「商腹」などがある。
                                          (
次回に続く
 おととい、20000pvを越えた。

切腹の歴史 (雄山閣BOOKS)
大隈 三好
雄山閣出版
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★レビューは上記のとおり。
時代屋Tシャツ「切腹いたし候」(M)
歴史時代書房 時代屋
歴史時代書房 時代屋

ギロチンの話

2006-03-19 | ★男の切腹+グロ

そういえば、こんな話を聞いたことがある。
切腹のノウハウではなく、ギロチン処刑は痛みを感じるかどうかを確かめた人の話。

ギロチン」という処刑装置は、苦しみが一瞬で済むように開発されたそうだ。
一気に神経も骨も切断してしまえば苦しむ暇もなくあの世へ行ける、ということだ。
しかしある人が、本当に首を切った瞬間の痛みは感じないんだろうか?という疑問を持った。
その人は幸か不幸か実際にそれを確かめる機会に恵まれた。自分がギロチンにかけられることになったのだ。
その人は、「私は首が切られてから瞬きをするつもりだ。もしできなければ切られた時点で意識がすでにないということで、痛みを感じずに死ねたということ。瞬きができれば意識がまだ有り、痛みを感じた可能性があるということになる。」と言って断頭台に上った。
そしてギロチンが落ちた直後、切断された首は十数回瞬きを繰り返したそうだ。

‥という話だったような気がするが、間違ってるところもあるかもしれない。この話自体ガセかもしれないし。

まあこれだけでは痛みを感じているかどうか分からないし、現代なら違う方法で調べることもできるだろう。
ベストな切腹の仕方も、解剖学や医学が進歩した現代なら実践を伴わない研究で導き出せるかもしれない。

だいたい、ベストな切腹や見苦しい切腹って具体的にどういうものなんだろ?

紅―ギロチン (集英社スーパーダッシュ文庫)
片山 憲太郎
集英社
このアイテムの詳細を見る
アームギロチン
みかめくらふと
みかめくらふと

腹を切るノウハウ

2006-03-18 | ★男の切腹+グロ

昨日に引き続きコメントを呼んで思いついたこと。
切腹のノウハウというのはどういうふうに伝えられてきたのか?

切腹の「作法」というのは、美しく見せるにはまずこうして次はこうするべきだ、というものだ。様式化された立ち居振る舞いの決まりごと、という感じだろうか。
対して、切腹の「ノウハウ」というのは、見苦しくない切り方、または苦しさを軽減させる切り方はこうすると良い、というものだ。実質的に行動の手助けをしてくれる導き、という感じかな。

当たり前のことだが腹を切るというのはかなり痛いそうだ。
しかし武士は時としてそれをやらなければならない。だが、いざ腹を切ろうとしてもどう切ったらいいのか分からない。左脇腹から右脇腹へ一文字に‥という作法は聞いたことがあるが、ちゃんと切りきるにはどういった切り方がいいのかが分からない。
短刀をどう握って、腹のどの辺りにどういう角度でどれぐらいの深さまで突き刺し、息を止めて切ったらいいのか吐きながら切ったらいいのか‥。
そういうノウハウは、作法とは別に武士たちの間で研究され伝えられてきたはずだ。

しかしどうやって、「この方法なら比較的苦しくなく見苦しいことにもならない」ということを研究したんだろう。
やはりその場に立ち会って検分し、さらに次の機会に良いと思った方法を切腹人に伝え実践してもらい証明するんだろうか。
それともノウハウみたいなものは、もっとアバウトに迷信のように伝えられたものなんだろうか。

よく考えてみれば切腹した人間が全員すぐ死んだわけではない。
その傷がもとで数日苦しんだあと死んだ者もいれば、傷が完治して長生きした者もいるだろう。そういう経験をした人間から「切った感想」を聞けるかもしれない。なかには自分で数回切ってベストな切り方を研究した人もいるかも‥。

そういえば・・・                         (
長くなったので次回に続く

鴎外歴史文学集〈第2巻〉阿部一族・大塩平八郎・堺事件ほか
森 鴎外
岩波書店
非命の譜―神戸・堺浦両事件顛末 (1985年)
日向 康
毎日新聞社

7年前に読んだ本

2006-03-17 | ★レビュー(本)
数日前の記事「前を寛げて‥」のコメントで『日本人はなぜ切腹するのか 千葉徳爾著』の話が出たので、以前この本を読んだ時に要所を書き写したノートを引っ張り出してきた。

7年ぐらい前、切腹や白虎隊、二本松少年隊について書かれた本を借りられるだけ借りて、気に入った部分をノート3冊に書き写した。今思えば面倒な作業だが、やってる時はけっこう楽しんでやってたような気がする。
好んで抜粋したのは切腹の記述がある部分、特に切腹人の年齢が若い場合など。
書き写した本は下の通り。

『日本人の死に際 幕末維新編』
『決定版「新撰組・彰義隊・白虎隊」のすべて
 いまなぜ!転換期の若者の生きざま、死にざま』
『会津士魂(九)阿武隈川の巻』
『会津士魂(十二)白虎隊の巻』
『物語 二本松少年隊』
『日本死刑史 生き埋め・火あぶり・磔・獄門・絞首刑‥』
『切腹の歴史』
『日本人はなぜ切腹するのか』
『会津白虎隊 戊辰戦争120年記念出版』
『絵物語 少年白虎隊 戊辰戦争に散った少年たちの物語』
『ならぬことはならぬ 少年白虎隊』
『巷説天保六花撰 井上志摩夫傑作時代小説集第四巻』
『忠臣蔵 白虎隊 日本テレビ大型時代劇』
『NHK歴史への招待 第25巻 白虎隊と榎本艦隊』
『切腹 悲愴美の世界』

思ったより多くなかった。
特に気に入ったものだけでも、どんな内容なのかここで紹介してみるのもいいかも。
↑画像の本はまだ読んだことがない。

戦国武将 漢の死にざま
やまざきまこと,光永健一,鶴岡伸寿,門倉フリッツ貴浩,丸山幸治,田中ひろあき,さいとうしげき,犬山秋彦,ナックル末吉,すぎたとおる
徳間書店
暗殺 [DVD]
司馬遼太郎,山田信夫
松竹

「MONSTER HUNTER 2」

2006-03-15 | ★その他
「モンスターハンター2(ドス)」というゲームをやっている。
巨大な獣や飛竜を狩り、その皮や角を剥ぎ取って金に換え、武具の材料にする。そして作った武具を装備して、さらに手ごわいモンスターを狩りに行く‥というゲーム。

前に残虐ゲームのことを書いた時に、このゲームも残酷なゲームだと書いているブログを見つけた。同感。たしかにそう思う。
その記事によると‥、ゲームの序盤、ほとんど無抵抗な草食竜を一方的に狩ることがある。数頭の群れで中には小さいサイズ(子供に見える)の物もいる。こちらが手出しするまではのんきに草を食んでいるそれらを、少量の肉を剥ぎ取るために殺戮する。持っている武器で切りつけると血が噴出し、草食竜は悲鳴をあげながらのた打ち回る。こんな体験をゲームとはいえやっていいのか‥という内容だった。
自分も最初は少なからず抵抗を感じた。そのうち慣れてしまったが。
もちろんパッケージには「暴力シーンやグロテスクな表現を含む」という注意勧告マークが付いている。

ま、そんなこと言いながら何十時間もこのゲームをやっているのだが。
それに、もっと残虐なイラストを描きながらこんなことを気にするのも変なことだ。

別冊『逆鱗日和』 角満式モンハン学~モンスター編~
大塚 角満
エンターブレイン
このアイテムの詳細を見る
モンハン日記 ぽかぽかアイルー村 特典 アイルー村オリジナルカスタムテーマ付き
カプコン
カプコン

腸開腹‥

2006-03-13 | ★男の切腹+グロ
もとい、超回復。
普通の人間なら死ぬような大怪我を負っても死なず、何もしなくても勝手に急激に回復しもとどおりの身体に戻る異常体質や能力のこと。ここでいう超回復とは、筋肉トレーニング関係の用語とは別物。

フィクションの世界にはそういう特技のあるキャラクターは少なくない。
前々回書いた「
屍姫」の主人公も、超回復能力を持っているといっていいと思う。他のマンガでは「人魚の森」や「無限の住人」の主人公も形は多少違うが同じようなことができる。たいていの場合それでも限度があって、首を切断されると死んでしまったりする。何か一つ弱点を作ることで緊張感を持たせてるんだと思う。
web上の猟奇イラストサイトにも、そんなキャラを描いたマンガやイラストが公開されているところがある。設定は様々だが、彼ら彼女らを害して猟奇衝動を満足させようとする人間の傍にいることが多い。切ろうが焼こうが死なないしすぐにもとに戻るので、他人に迷惑をかけずに趣味を実行に移すのに都合がいいのだ。こういうキャラは首を切断しても死なないと思われる。首を切断することに萌える人もいると思うので。

自分の傍に超回復人間が仕えていたら、と想像したことがある。この「仕えている」という自分の思いのままにできる状態というのが大切なのだ。超回復能力といっても苦痛は感じた方がいい(切られる方が苦痛を感じないと、部分麻酔を施した手術のようになってしまう)ので、言うことを聞いてくれる立場の人間の方が都合がいい。
自分なら小姓的立場の超回復人間が、できれば複数人いてほしい。
テレビか何かで見かけて気に入ったタレントとかに似せて作って、飽きたら外見を取り替える(この場合はアンドロイド)。個人的趣味の関係でいつもワイシャツ系の服を着ることを義務づける。
普段は家事から仕事の手伝いから夜伽までやってくれる(‥これだけだと普通の嫁さんと変わんないな)。で、ときどき切腹してもらう。複数人いるのは並べて一度に切腹させたり、刺し違えるのを見たいから。普段なんの前ぶれもなく突き刺すってのもいいかも。
切腹して超回復する時って内臓がズルズル引っ込んだりするのかな?

無限の住人 (1) (アフタヌーンKC (90))
沙村 広明
講談社
このアイテムの詳細を見る
人魚の森 (少年サンデーコミックススペシャル―高橋留美子人魚シリーズ)
高橋 留美子
小学館

男子中学生の‥

2006-03-11 | ★男の切腹+グロ

ある中学教師のブログに、こんな記事があった。
このブログのタイトルと同じ内容だったんで検索に引っかかったわけだが。

中学生か‥、切腹ごっこしたい年頃なのかも。自分の場合は切腹ごっこやり始めたのは小学1年の頃からだが。
死にゆく姿や自殺に興味を持つのは、思春期の心理に関係してるんだろうな。
「くふっ!‥ううっ‥!」とか言ってベニヤ板で作った刀を腹に突き立てて苦悶の表情を浮かべる友達を見て、説明のできない興奮を覚えたりするんだろうな~。自分の中学時代にはそんな嬉しいことをしてくれる友達はいなかったな、うらやましい。

子供の頃に、「死」に興味を持って擬似的に体験しようとする心理。
どいうことなのか調べてみたい。小学低学年と、性に目覚めた中学生ではまた別物だろうし。

この中学の先生にお願いしたい。
問答無用に叱らずに、どうか温かく見守ってやって下さい。男子中学生ってそんなことしてみたい年頃なんだから。思う存分切腹ごっこさせてやって下さい。将来の切腹フェチを育てるためにも。(あ、逆に無理にやめさせられた方が反動で切腹ごっこを密かに続けてくれる可能性もあるか‥)
なんなら一緒に切腹ごっこやってあげて下さい。
‥なんて書いたらトラックバックもできないよ。

たのしい性教育―小学生用テキスト
佐橋 憲次
一光社
聖闘士聖衣神話 死を司る神タナトス
バンダイ
バンダイ

「屍姫」

2006-03-10 | ★レビュー(本)
屍姫」というマンガを読んだ。というか画を見ただけに近いけど。
未練を残して黄泉還り、生者を襲う屍たち。同じく屍ながら、人を襲う屍を狩る立場にある少女。「不死殺し」。
ミイラ取りがミイラになる、んじゃなくてゾンビがゾンビ狩りになる(?)。
善いヴァンパイアが悪いヴァンパイアと戦ったり、人間の味方の妖怪が人間の敵の妖怪と戦ったりというパターンの一つだと思う。

敵は幽霊ではなく動く死体なので、物理攻撃が効く。切れば腕や首が飛ぶし、撃てば腹に穴も開く。そして時間が経つと再生する。
同じく主人公の少女も急速再生能力を持つゾンビ(腐ってドロドロではない)なので、切られても撃たれてもすぐに再生する。
だから戦うたびに腕や足が千切れても頭を吹っ飛ばされても問題ない。すぐにもとに戻るのだから。
そのため、この黒い長髪セーラー服(ふうの制服)姿の可憐な少女が、死んでもおかしくない状態になるシーンが多数出てくる。そしてその直後何事もなかったかのようにもとどおりになる‥。
お子様達がこれを見て勘違いしないか心配であるw(己のことを棚にあげて‥)

少女じゃなく少年だったらと毎度ながら残念に思う。少年だったら、屍王子?

屍姫 1 (ガンガンコミックス)
赤人 義一
スクウェア・エニックス
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屍姫 第八巻(仮) 【初回限定版】 [DVD]
秋山奈々,羽染達也,藤原啓治
キングレコード

前を寛げて、

2006-03-08 | ★男の切腹+グロ

着物の前を寛げて切腹に臨む若い侍、というのを描いてみた。
といっても、そういうふうに書かないとただ着物を肌蹴て腹を見せている画にしか見えないかもしれない‥。

pixivのページへ

日本人はなぜ切腹するのか 千葉徳爾著』という本に、「若者が性的快感の代用として切腹へと志向する例がある。」という一節がある。
もちろん若者なら誰でもということではなく、日頃からそれを身近に感じ、イメージし、慣れている者。自分の最期はそういう形で飾りたいと思っている者。そういう若者が非日常的な緊張感に直面した時、切腹という行動に駆り立てられるのだという。

今ではそんな若者は極々少数だろうが、太平洋戦争直後の時期まではそういう心理状態にあった若者は少なからず存在し、実際に行動に移した例もあるそうだ。
さらに江戸時代まで遡れば、武家の子息は成人の儀式として切腹を習い、武士の最期はこうあるべきと教えられたはずだ。誰々が御腹を召されたなどという話を聞くこともあったかもしれない。
そういう環境に育った若者なら比較的容易に、性的興奮の赴くまま切腹へと志向したのではないだろうか。最近の時代劇ではそんな「若気の至り的な切腹」は見かけないが、小説の中なんかにはある。

ある若い侍が、すれ違った旅姿の侍と口論になる。些細なことが原因なのだがお互い退くに退けず、とうとう二人とも刀を抜いてしまった。
そこへ通りがかった若い侍の幼友達数人。その中の一人が訳も聞かず助太刀を買って出てそのあげく旅姿の侍を斬り殺してしまう。
殺してしまってから身元を調べると、どうやら隣の藩の人間で大事な用で旅路を急いでいたらしい。斬ってしまった方は、「これはまずいことになった。厳しい処分は免れない‥」と青くなる。
若い侍は「いや、もともとこれは自分が起こした口論が原因だ。厳しい処分を待つまでもない、この場で腹を切るからそう報告してくれ」と言って着物の前を寛げた‥。

日本人はなぜ切腹するのか
千葉 徳爾
東京堂出版
上意討ち-拝領妻始末- [DVD]
滝口康彦,橋本忍
東宝ビデオ