昨日、我が社に来た配送の運ちゃん、突然「すいません、ギアが壊れたみたいで・・・」
で、あーでもねーこーでもねー・・・完全にギア欠けだな、クラッチは切れるから前進だけOKか、こえーな。
「いえ、前進も2速と3速しか・・・40km出るかなぁ」
車を前進のみで倉庫の端へ寄せて待機させることに。
「会社に連絡取ってるのですが、係りの人がいないと言われました」
「まだ手配付かないと言われました」
そうこうしているうちに昼になったので一緒に飯喰うかい?と誘った。
もともとオイラもトラック乗り、今時を聞きたかった。が、聞かなければよかったなー。
彼は自衛隊に居たという。その後除隊してから勉強して音大を出たそうだ。スゲェ!で卒業後プロの道を歩もうとスタジオに入っていたら突如今年の六月に妹が二人の子供を残して癌で亡くなられたと言う。ダンナとは離婚したらしい。
で、彼が引き取り人となって育てて居るという。父母はもうとっくにいないらしい。
で、免許をせっかく取ったのだからとトレーラー乗りを目指している最中。
昼食後会社からの連絡
「何でも良いから早く帰ってこい」
オイオイ、壊れた車を走らせるのは凶器、正気の沙汰じゃないぜ
会社は古河にある○○○○ロジステック、大企業なのに。
今時こんなひでー会社あるんだ。あれだけ世間でトラック乗りのマナーや会社の体質が問われているのに。
悪いこと言わない、辞めた方がいいよと言った。
で、最近盛んに言われている三菱叩き、しかし三菱に限らず昔だって同じ様なことは結構あった。
ハブ破壊でタイヤ脱輪は確かに無いかもだけどクラッチ関係はもの凄く故障が多かった。
ギア抜けなんて甘っちょろい、走っていて突然クラッチが切れなくなるなんてあったし・・・恐ろしい。エンジン掛かっているうちはひたすら走らなくてはいけねーのか?地獄まで!
ハブに関しては多分道交法が逆に災いしたのだと思う。
過積載当たり前の時代はひたすら「頑丈」に作っていたからね。
安く作る事と軽量化と強度は比例しないのだね。
今の道交法のおかしい所・・・大型車(貨物車)の単車の場合(単車以外はトレーラ)最大総重量25㌧以下且つ積載量15㌧までとされている。・・・???
車体をガッチリ作ると車重が重くなり最大積載量が減る。軽く作ると積載量を稼げる・・・なんか変?
これ、日本の道路事情に由来している。つまり安全ではなく「道路維持費」を考え、税金を頂くための法律なんだな・・・しかもあのどーしょもねー道路族の懐へ流れるカネさ。
で、積載量を稼ぐにはトレーラーしか事実上無いんだけど全長で規制している不思議な国、たしかに小さな国だけどねぇ。
もっと不思議なのは・・・ラフタークレーン・・・あれ8ナンバーの普通車だぜ!もう笑っちゃうよ。一体重量どれくらいあるとおもってんだろう?
吊り上げ荷重30㌧だと車両重量も同程度なんすけど・・・。