ねぎやんのしま人のたわごとパ-ト2

視覚障碍者、ねっしーのあれこれ日記・・・

なんだかなー

2009-06-18 20:47:00 | ノンジャンル
この中途半端な「目」の病気で、ホント生活と言うか、全てのリズムが狂ってしまいましたよ。

そもそも、社会的にまったく同情されない「中心失明」

盲目のピアニストは素晴らしいけど、これが「半盲」だったらどう言われていたかな?

そもそも半盲つったって「なんだ見えてるんじゃん」でおしまいだし。

確かに、見えますよ、そりゃーねぇ。


見えているだけナンボ幸せかと言うことは十分分かるのです。

ですけどね、それ故に「健常者」とまったく一緒に扱われてしまい、なんの補助も無い(身障者手帳を持てば良いのでしょうが、所詮6級ですから)し、誰に甘えることも出来ず、ただひたすら「まともに見えない目」に負担を掛けながら生きていくしか無いのですよ。


中心はまるで見えないから、どうしても上とか下に目ん玉向けての斜視になってしまいます。
それで見えれば問題ないのですが、大体の輪郭とか、今までの経験とかでの脳の判断で「まっ、こーだろー」とか決めて読んだり行動したりするのですが、これがまたよく間違えるのですよ。


見えないからしゃーねーじゃんなんて言い訳通用するはずもなく、自分で自分が嫌になる、そんな苦しみの毎日ですよ。


室内で真っ黒いサングラスを掛けていないと、眩しくて目を開けていられなくなってしまうし、眼鏡掛けていると耳が痛くなるし、しかも、何の眼鏡やサングラスでも良いってもんじゃなくて、日によって変えなくてはならないし、不便この上ないです。


しかーもしかーも、拡大鏡を忘れたら・・・もうお手上げ、なーんも出来なくなってしまいます。

だって、日常生活でふつうに広がっているほとんどの文字が読めなくなってしまうのですよ。


確かにランドルト環視力は0.1とか0.3とかありますよ、でもその大きさの「字」を読めったって無理

条件にもよりますが、0.01くらいの視力しか無いのですよ、実視力は。

ちなみに我が家のお袋は、0.02ですが、コンビニの値札見えます、しかし、0.1とか0.3と言われている私は見えません。


こんなんで、あと10年以上も仕事を続けて行かなくてはならない、人生の終点まではまだ30年以上もある、そんな人がワンサカといるのですから、お国の方々ももっと分かって欲しいです。

信号機に音が出ないと、大通りは渡れないのですよ、怖くて。
そんな事言いつつチャリに乗っていますが、これも自己防衛の為だったりします。

と、ブツブツ言ってますが、やっぱりストレスはもの凄く溜まりますね。

それでも自分がどれだけ幸せか、分かっているのですが、と同時に「何やってんだよ」と言われると相手だけでなく自分にも腹が立ってしまう。


安直に、「全盲からすれば君たちは幸せだ」と健常者に言われておしまいなんだろうな。


諦めて点字の勉強すっか?
で、あれどこで売ってるのかな??