ねぎやんのしま人のたわごとパ-ト2

視覚障碍者、ねっしーのあれこれ日記・・・

家を買ったら負け組?

2024-04-01 17:19:39 | 日記

家はなくては困りますが、冷静に考えますと、

普通のサラリーマンが家を買ったら、60~65歳までに、まあ貯蓄などの

余力は大体ありませんし、ぜいたくは無理、

けっきょく負債ばかりで楽しくない人生がまっていますよ的な

意味合いで「家を買ったら負け組」という言葉があるのかもしれません。

つまり、買うなと言うより、買ったら大変だよ、冷静になりなと

警告しているという表現の方が正しいと思います。

建設業界が、売りたいがためにバラ色なイメージを

一生懸命作っていますが、ちょっと考えればわかることです。

借りるなら買った方が安い?

そんなはずねーだろ、借りた方が安い。

その言葉に反論する人は、まず失敗する人です。

買った方が得をする人とは、商売で必要な人で且つ購入できる

資金力や信用が会社や個人にある人、

または、駅近や都心部の一等地を買えるような人たちです。

その他の地域は、これから上昇はほとんど見込めません。

上がるとしても、それは購入するときであって、売るときは二束三文が
この業界の常識です。

現在、必死になって不動産業界が地価や建築費を上げようと

頑張っていますが、戸建販売価格は、現実都心部以外は逆に下がってきてしまっています。(当然例外はありますし、一部では異常な値上がりをしていますが、私の住んでいる町では、結局下げ始めました。)

建築費も上がっているのは事実ですが、かならずそこには”頂上”が存在します。

あとこれは経済学にもなるのかもしれませんが、消費は貧乏人から始まるみたいなこともあります。

貧乏人が消費しなくなると、デフレは一気に加速します。(国内の貨幣価値が上がり、商品が安くなってしまう、円高で輸入品が安く入るために、国内生産品の販売量が減少、これが円高デフレ構図)
ずっとこれで日本は30年以上も苦しんできましたが、やっと強引にUターン・・・インフレ達成?(貨幣価値が下がり、物の価格が上がる、円安で輸入品が価格高騰、したがって国内生産品の販売量増加、ここにエネルギー価格が下がれば、純粋なインフレ)と言いたいところですが、ふたを開ければ相変わらず政府の政策は円高デフレ政策をやろうとしています。

今、円安ですよね?確かにそうです、しかし、政府はまだ国内が安定していないにも関わらず、輸入エネルギー価格の高騰によるコストプッシュ型インフレ(輸入原料価格が上がってしまって生産コストが下げられないから、販売数(消費意欲)とは関係なく価格を上げざるを得ない)であって、経済が活性化しているためのインフレではないにもかかわらず、減税をするどころか、増税を匂わし金融引き締め、つまり実質的な金利を上げました。

金利を上げるとバラ色?銀行預金の金利が上がってほしい??

実際は、給料も上がっていないし、消費意欲もないのに金利を上げたら、ローンが苦しくなって高額品ほど買わなくなりますでしょ?
そこに家も入っていますよ。

買わなくなったら、・・・消費量が減ったら・・・待っているのはまた忌まわしいデフレです。

ここで、お金儲けの原則

1.女子供(おんなこども)相手の商売・・・(かなり良くない表現ですが、当たっています。)

2.人の弱みに付け込む商売・・・(これまた非常に悪い表現ですが、当然に儲かります。)

1は、〇〇のために買ってあげようというのが典型です。
バレンタインチョコなんて、ホント良い例ですね。
これが女性や子供を中心とした消費の基本です。

2は、そのまんま、買わなければならないように仕向ける脅迫ビジネスです。
そこには、タラレバが多いです。
例:この家地震が起きたらどうするんですか?
  :屋根が壊れていますよ、もしここで台風が来たら・・・
  :壁が老朽化して危険です、災害が起きたら・・・

   みたいな話はよく聞きますよね。


また、家というのは、貧乏人を簡単に騙すツールなんです。
「土地が上がったら儲かる」
「家は資産だから」
「借りるなら買った方が安いし将来性もある」
「夢のマイホームですよ、買えるんですから叶えましょう」

結婚して子供が生まれると
家くらいもてない男は・・・
奥さんのためにとか、子供のためにとか・・・
後先考えずに買ってますよね?

そして、最後は
住む家は絶対に必要であると言う事実が恐怖となっていること
(先ほど言った脅迫ビジネスとして、合法的に成り立っている)

実は、社宅を持っている会社は多いので、あれば絶対に利用した方が良いに決まっています。

アパートは、共同生活の延長的な不便な反面、有利なこともたくさんあるのに、そこは見ないようにしていますよね?
共同生活みたいでいやと言いつつ、マンションはOKって人も多いですが、理解に苦しみます。

マンションは関係ないと思っている人は、先に述べた都心部や駅近などの優良物件をすでにお持ちの方でしょうか。

しかし、マンションは買った瞬間にもれなく「老朽化解体チキンレース」の参加者となります。

修繕費の擦り付け合いから始まり、最後は売るどころか、解体費の擦り付け合いになります。

立体駐車場設備でよく問題になってますね、うちは使っていないのにとか。

100円均一に代表される「ゴミの大量販売」
一見安そうに見えても、極端に寿命が短かったり、そもそも使い物にならなかったり、結局ゴミの山になるもの。

家はまさか違うだろう?
家はメンテナンスの非常にかかるお金食い虫、しかもただ持っているだけで税金がかかる・・・

それでもなんとか買わせようと業界は必至

家の100均化はすでに始まって30年は過ぎています。
バブル終了後になんとか貧乏人からお金を吸い上げる方法を
あの手この手で仕掛けているのが現実なんです。

貧乏人はお金を使いたくて仕方ありません。
とにかく、低所得者はストレスが比例して大きいので、どこかで解放させたい、
だからお金を使いたくなるのです。

これは、テレビ局でも行っている「人にストレスを与えると、ストレスから逃れたいために浪費する」という特性を利用して、悪いニュースをわざと流すことに似ています。

これらすべては先ほどお話ししました「貧乏人」「女子供」「弱み」を実行しているだけです。

さて、ここからは戸建の問題点

とにかく、家は半永久みたいな妄想を抱かせるような宣伝文句が多いことです。

100年住宅(長期優良住宅)とか、震度7でも倒壊はまったくなしとか(耐震耐久新基準合格)

こんなの、昨今の日本では、過去の教訓から、本来当たり前のはずなんですが、実はそこに儲けというワードが入ってきますので、一切メンテナンスの話は出てきません。

実際、いくら新基準の家でもメンテなしで100年持つ家なんて存在しませんでしょう。
そして、その維持費にどれだけかかるか・・・

一見安い家を設定し、それをさらに安く作ってメンテで儲けるみたいな。

現在はやりのローコスト住宅はほぼコレですね。
購入後大変なことになるのは想像するにたやすいことです。
10年保証は10年持てばよいことの裏返し・・・
ソニータイマーみたいな?(笑)
私としては、詐欺かペテンか?と思ってしまいます。

実際には、全然安くないのに、全体として安く見せているだけです。
大きかろうが小さかろうが、トイレの数とかお風呂の数とか、階段の数とかキッチンの数とか・・・極端に変わりませんよね?
違うのは、うわべの材料費と人件費くらい。

本当は、ちょっとしか違わないのに、そこに「材料費が上がっています」
「人件費が上がっています」ともっともらしく言って、とりあえず価格を持ち上げているだけですね。

まあ、価格は一件下げてしまうと、みんな総崩れになりますから、この価格という壁はなかなか崩れませんけど。

さて、ここからは現実のお話し

過去10年ほど、新築建売、新築マンション、中古戸建を拝見してきましたが、そのひどさは想像を絶するものがあります。

新築なのに地質調査や地盤改良をしていないとか(で、地盤沈下してしまう)

床がきしんでいたり、防音が上下階でちゃんとしていないとか

階段や玄関が狭すぎて物を搬入できないとか

とくに中古戸建を見ると、住宅の性能がよくわかります。

有名ハウスメーカーの軽量鉄骨造、築30年でほぼノーメンテの行く末は、カビだらけで臭く、あちこち雨漏りの跡、壁は剥がれ床はきしんでしまってもうだめっぽい。
そのままではす住むことはできないです。

木造でも築19年で半地下のやはりノーメンテの戸建てでは、屋根外壁は一見大丈夫そうなのですが、実際は雨漏り、壁はヒビだらけ、バルコニーの防水層は完全に剥離して下界に雨は侵入していると思われます。(あちこちに雨漏りの跡がありました)
外壁のコーキング(シーりング)も剥離、ひび割れして意味をなしていない状態。
最悪なのは、東日本の震災の影響と思われる天井から床にかけての亀裂・・・これで新耐震基準??
床はもうくにゃくにゃ、玄関に先日の豪雨の影響でしょうか?水たまりが出来ていました。

床下と天井裏は点検口がない(現在は義務化)ので調べようがありませんが、あきらかに終わっている感が出ています。

そして、やはり築22年木造でノーメンテ、これもひどかったです。
カビ臭がひどく、雨漏りだらけ、ルーフバルコニーは防水がやはりはがれていて防水層が機能していません。
外壁の割れなども散見できますし、コーキング(シーリング)もひび割れ、剥離でほぼ全滅でした。

これらは特別珍しいことではなく、15年以上放っておいた住宅では、ほぼ間違いなく起きる現象です。

極端な例を書きましたが、これらの住宅を治す費用はざっと1000万円以上は軽くかかりますでしょう。(実際にそう言っていましたし)

最初のハウスメーカーでノーメンテ住宅は修理費に3000万円はかかったのか?、販売価格が2倍弱に跳ね上がっていました(笑)

逆に言えば、家を維持するにはそれくらいかかるってこと。

どんなに長くても15年に一度はやらなければいけないもの

壁材
窯業系サイディングの塗装、コーキング(シーリング)
ガルバリウムは最初の15年だけであとはノーメンテでも30年近く持つらしい。
塗り壁も15年に一度は塗り替えですね。

屋根 
スレート吹きは15年おき、ガルバは最初だけであとは30年くらいおきでOKらしい

配管・・・30年で一度メンテ
内装(壁紙など)はがれたら都度張替えなど
天井、床、トイレ補修・・・15年くらいでがたが来ますが、都度修理を行う必要があります
お風呂(窯は15年おき)
エアコン・・・15年くらいで壊れる
ガスコンロ・・・15年くらいで安全に使用できなくなる。

上記は、賃貸だったらかからない費用です。
しかし、一度家を購入したら、これら費用のほかに
固定資産税が永遠に取られます。

あげく30年で土地以外の価値は無くなります。

35年ローンなんて組んだら、せっかくの楽しみに取っておいた
退職金をすべてリフォームにつぎ込む必要が出てくるかもしれませんね。
その時には、子供たちは独立して家族はバラバラ・・・
夫婦二人では広すぎるし、リフォームはお金もったいないから
売ったお金で新しい家に引っ越せばと考えても
老朽化して上物価値が見込めない物件は安くなります。
そして何より、また同じことを繰り返すのでしょうか?

最近3年間で中古戸建を見てきた中で手放した理由のうち、コロナは関係なく
自己破産物件及び返済不能による清算が少なくとも4件もありました。
これが現実です。

お話はここまで

今回はあえて悲観主義的な立場でお話を長々としましたが、
これくらい慎重に決めてくださいという意味ですので、
家を買うなとは申しませんし、私も買おうと思っていますので、
あしからずご了承ください。

ただ、こういった現実もありますので、だまされないよううまく世の中を渡り歩きましょう!
























 


4月1日 新入社員とカレーうどん

2024-04-01 16:09:04 | 日記

今から43年前の今日

1981年4月1日

私は社会に出ました。

新入社員ですね、建築設備の会社に入社しました。

まあ、その内容は以前に書きましたので、

今日はそっちではなくって、それぞれの会社で初めて食べた

昼食のお話をしようと思います。

実は、事前に会社には行っていたので、

初めての昼食ではないのですが、契約上、実際に4月1日が

入社日となりますので、その日を基準にお話しします。

朝、健康診断と契約書などの書類、

職人さんにあいさつ回り

そして、さっそく現場へ

始めていったのは、かの「石原裕次郎邸」でした。

設計の先輩と、そこへ行き、いろいろと案内を受け、

その帰りにそばやへ入ったのでした。

そこで食べたのが「カレーうどん」でした。

カレーうどんは昔、まかないから生まれた食べ物だそうですね。

その、カレーうどんに七味唐辛子を掛けたら

「えっ?辛いのに辛いのをかけるの?」と

驚かれました。

味まで覚えていませんが、

緊張していて、何食べても一緒だったのかもしれません。

偶然にも、43年も過ぎた今日、我が家の昼食がカレーうどんに

なりました。

カレーうどんをすすりながら、そんな昔を思い出したのでした。

 

大したお話ではありませんが、新入社員時代の

はじめの一歩は、昼食のような気がします。

これがおいしく食べられれば、たのしい仕事になる可能性が

大きいですが・・・

経験としてお伝えいたします。

最初の会社は覚えていません、つまり・・・地獄でした。

次の会社は、トラックの運転手です。

途中入社なので、初日は旅行でした(笑)

他の社員から「初日が旅行ってなめてんのか?」と

ののしられたものですが、ふたを開けてみれば

とっても楽しい職場でした。

昼食も旅行中のご飯ですので、当然においしい

旅行から入社させてくれるのですから、

それは良い職場だと言えるかもしれません。

というか、楽しい職場ですね。

しかし、そのまま運ちゃんとして仕事を続けるのに不安を感じ退職、

次は、また建設業界での設計のお仕事です。

またまた、入社当日の昼食は、蕎麦屋の定食で

ごはん、そば、煮魚、豆腐、他お新香などだったかと。

緊張でなかなかご飯がのどを通らなくて、

お豆腐を少し残してしまいました。

仕事自体はやりがいもあって、今でもカタチで残っていますから

良いのですが、やはりつらかったです。

昼食の緊張感と同じで、これを一生・・・とは思えませんでした。

次、

木型屋さんでの設計なのですが、

同じ設計でも包装業界の設計をやることになりました。

初めての昼食は、社員食堂でみんな同じお弁当・・・

これがマズイ・・・

とにかくマズイ

昼食代はほとんど会社負担で、自己負担はたったの150円

でもマズイ・・・

昼食代は助かるけど・・・

会社としては、・・・やっぱりマズイ会社でした(笑)

社長が、会社のお金を私的利用しまくっていましたし、

いろいろと問題ありでした。

その次

次と次は即やめましたが(なので履歴書上は記載していませんでした。

厚生年金保険や健康保険、雇用保険の継承上バレる可能性大ですので、試用期間内退職で、正式入社はしていませんと話しています。)

最初がNCワイヤーでの金型屋の設計

やはり宅配お弁当、まったく覚えていませんが、

食べきれなくて半分ちかく残しました。

3日間でやめました。

一緒に働く人は、趣味が一緒で(星とか宇宙大好き)良かったのですが、会社は問題ありで、即気付いたので、一応これはまずいですよとクレーム入れて円満退社しました。

その次は、装飾、服飾金物の問屋さんです。

非常にアメリカンな会社でした。

とっても小さな会社ですが、とにかく休日が多い、

しかも社員の休みが多い・・・

最初のご飯は定食屋で、お刺身定食

実はその会社の初出勤当日の朝、可愛がっていた

スズメのチュンすけが、亡くなってしまい

悲しくてご飯ものどを通らない・・・

涙をこらえながら社長と一緒に営業廻りをしたのです。

チュンすけの分としてお刺身を残しました。

その会社は将来性がやばいと思っていたところに、

通勤途中に交通事故に遭ってしまい、

良い機会と思って、リハビリ終了後に退職しました。

幸い、私の判断は当たっていて、そのわずか数年後に

親会社が倒産し、連鎖倒産したと聞きました。

そして、最後に定年まで勤め上げたプラ板問屋の事務員になるのですが、

入社当日は、会社がお稲荷さんを祭っていて、

ちょうど二の馬の日で、おめでたいということで

お赤飯などを出してくれました。

それだけで、とてもじゃないけど動けないくらい

おなかいっぱいで苦しかったことを覚えています。

その会社は、32年弱勤務したのですが、

入社の時のお腹と一緒で、とても苦しかったです。

でも、転職ばかりしてはダメ人間になりそう、少しは我慢しなくちゃと

歯を食いしばって毎日頑張ったのでした。

 

このように、初めての会社で食べる最初の昼食は、けっこう大事な要素と思います。

緊張していて当たり前、のどを通らなくて当たり前、

でも、それでも楽しく食べられ、思い出に残るようであれば、

きっと頑張って働き続けても良いのかもしれません。

研修に行ったときは、食事が楽しかったですし、おいしかったです。

なので、何度でも行きたかったですね。

仕事だけでなくても、ご飯がおいしければすべてよし、きっと人生なんてそんなもんななのかもしれませんね。

頑張れ、若人よ!