私を双眼鏡、いえ双眼狂へと導いてくれた双眼鏡はコイツですね。
すでに知っておられる方も多いことでしょう。
ツアイスの中でも軍用であり、作りが武骨(よく言えば頑丈)なブツです。
以前にも何度か紹介していたかと思いますが、
今から30数年前に、蔵前にあった「アトム atm」で、コイツを覗かせていただいたときに、「色収差がまったくないぞ!」と驚きました。
そもそもツアイスと言うメーカーすら、ろくすった知りませんでしたが、天文ガイドで、三鷹の65cm屈折望遠鏡(東独ツアイスの65cm)を背景に、「俺のもツアイス製だーい」とかなんとか言って、単眼鏡を出していたのを覚えていましたので、高級品とだけは知っていました。
8x30 OLIVEは中古で 6万円ほどで売られていました。
とても欲しかったのですが、当時は今より数段貧乏サラリーマンでしたから、ローンでしか買えませんでしたので、断念。
その後、たくさん買うようになり、目が肥えてきて、いろいろな双眼鏡を見てきて、またコイツを見ると「なんであの時は、あんなに輝いていたのだろう」と思います。
なんでも買うまでが一番なんですね。
でも、ツアイスを知るきっかけになった私の双眼鏡なんですね。
さて、このツアイス オリーブ(サファリ)なんですが、なぜに2つの名称なの?とお思いでしょう。
オリーブ・・・・色からついたネーミングまんまでしょうか?
じゃあ、サファリは?となるのですが、ヘンゾルトを買収したツアイスは、軍用をヘンゾルト側に作らせていたともいえるわけで(っていうかもともとそうしていた)、民生品の名称が「オリーブ」軍用が「サファリ」そう呼んでいたのかな?と思うのです。
もっとも名前が違うだけで同じものなんですがね。
どうなんでしょうか?
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