先日オークションでゴミ?とおぼしき双眼鏡を落札しました。
落としてから「やべぇ、本物のゴミだったらどーしよー」とちょっと凹みました。
ゴミ屋敷になっちまう・・・。
それはこれ
ジャーーーーーン!
マグロの遠洋漁業などで使う固定式の双眼鏡です。
大きな木箱にフィルター2種類(黄色ですからコントラストを上げるためですね。)と固定用の真鍮ハンドル、ツノ目当てが入っていました。
銘板を見ると・・・やったー、ゴミじゃないよー、TOKOと書いてある、はいトプコンです。
マーク見えるかな?
60年代の物でしょうか?
本体はイモノで非常に重いです。ざっと15kgくらいしありそうです。
対物120mm、倍率20倍、実視野3度(見掛け60度)とニコンの漁業用と同一スペックですね。
幸い対物はコーティングの痛みも少なく汚れは有る物の無視してもよいくらいなのでこっさちはいじるのやめましょう。
問題は接眼部です。
左側接眼部は内部が割れてしまっているようでほとんど見えません。
じゃーバラすか。
ねじにCRCをぶっかけてマイナスドライバーを研いでハンマーでひっぱだいて廻したら・・・ゆったー、廻った!
廻ればあとは簡単、ポロ二型のユニットが入っているフタをパカッとやって接眼筒を外せば接眼鏡を直接見ることが出来ます。
割れていたのは視野レンズ焦点板(本来十字スケールが書いてある硝子板)でした。
これを外しちゃえば普通の双眼鏡になんだろうなと外したら簡単に直りました。
仮組して覗いたら迷光は出るものの一応ちゃんと見えるので一安心。
ただーし、このまんまじゃつまんないから・・・次回へつづく