だぁれもいないオフィスで、のんびり仕事をしています。
なかなかいいもんですよ。
スタッフは全員「女神山」
きっとすずしいんだろうなぁ
毎年恒例の、ボク一人のオフィスです。
普段は、誰かしら必ずオフィスにいます。
週末だろうと、休日だろうと・・・
まぁ、いる人は限られていますけどね。
だから、誰もいないオフィスって、以外に珍しいことなんです。
さて、「キューピッドとプシケ」の続きです。
プシケが川に身を投げたのに、死にきれなかったところまででしたね。
その後、パーン神にいわれたように、キューピッド様を探し始めます。ようやく一つの神殿にたどり着きます。
そこは、アフロデティの神殿です。確かにここにキューピッド様がいるはずです。
しかし、怒りに燃えたアフロデティは、プシケに難題をけしかけます。
大麦とキビとケシの種、その他あらゆる種類の穀物と種を混ぜ合わせ、一日でより分けろ・・・と。
第一番目の難題は、「選別」です。女性にとって、内的な男性性を成長させるための第一歩ともいえる難題です。
プシケは誠実に取り掛かりますが、とても終えられるはずがありません。
しかし、そこに蟻が登場し、プシケを助けます。
「働くこと」の象徴的存在「蟻」が登場し、困っている女性を助けるのです。
物語には、蟻や小動物が主人公を助ける場面が、時折登場します。
これらは、弱者であるけれども、一つのことに専念できる専門的な力を持っているもんなんですよね。
見事にやり遂げたプシケは、嫉妬に狂ったアフロデティに、更なる難題を与えられます。
森にいる黄金色に輝く羊の毛を取ってこいと。
羊は、一見のんびりした動物のようですが、なかなか力強く、獰猛な男性性の象徴ともいえるのです。
とても、プシケの手に負える仕事ではありません。
今度は川のそばに生える「葦」が助けます。
「葦」は女性性の象徴。
そういえば「葦」といえば、ギリシャ神話では「葦笛」のパーン神。
なぜ彼が葦笛を吹くかというと、まさに熱い恋の結末なのです。
あるところにシュリンクスという一人のニンペ(半人半神)がいました。
アルテミスという女神に忠実に仕えていて、だれにもなびかない・・・つまり誘惑には乗らないニンペでした
そこにパーン神があらわれ、あらゆる言葉で褒め称えるのですが、シュリンクスはいっこうに関心を持ちません。
ついにはパーン神が、追い掛け回し(いつの世にも恋に狂ってしまうと、ストーカーもどきの行為をしてしまう輩がいるんですね・・・こいつも神なんだよなぁ)、シュリンクスは逃げ回ります。
水のニンペに助けを求め、あわやという瞬間に、パーン神が抱きしめたのは・・・・
なんと 一束の葦だったのです。
呆然としたパーン神が、ため息をつくとその葦から切ない音が聞こえました。パーン神はその葦を何本か切り取り、きれいに並べて楽器を作ったのです。
もちろんその楽器の名前はシュリンクスと名づけられたのです。
話がそれてしまいましたが、「葦」は女性性の象徴でもあるのです。
そんな葦がプシケを助けます。
獰猛な羊も、涼しい川の息吹で心をなごませます。そうしたら、森の木についた金の羊毛をふるい落とせばいいのですよ、と。
男性性が何かを目指して進んでいるときには、危ないから近づくな・・・という女性からのひとことです。男は、必ず静かな場所に帰ってくるのだから・・・と。
皆さんにも心当たりがあるでしょうか。
さて、無事に金の羊毛をとることができたプシケですが、さらにまた難題です。
次は、山の頂から黄泉の国に滝のように流れ込む源流の水を汲んでこいと。
山の頂に登ることも、滝の両側で見張っている恐ろしい蛇も、プシケにはこの難題を成し遂げられないことを教えています。
そこに現れたのが、ゼウスの使いである1羽の鷲。
プシケの抱えているつぼを奪い、水を満たしてプシケに渡します。
女性性が成長するには、立体的な(三次元的な)とらえ方が必要であることを象徴しています。
蟻(地を這う一次元)、葦(大地に生える植物二次元)そして空間を移動できる鷲です。
「思考」はそもそも、男性性の質ですから、女性が男性性を成長させるには、このような段階が必要なんでしょうね。
通常、物語では難題や、課題は3つでおしまい。
でも、この物語には4つ目の難題が、待っているのです。
またまた続きにしておきます。
なかなかいいもんですよ。
スタッフは全員「女神山」
きっとすずしいんだろうなぁ
毎年恒例の、ボク一人のオフィスです。
普段は、誰かしら必ずオフィスにいます。
週末だろうと、休日だろうと・・・
まぁ、いる人は限られていますけどね。
だから、誰もいないオフィスって、以外に珍しいことなんです。
さて、「キューピッドとプシケ」の続きです。
プシケが川に身を投げたのに、死にきれなかったところまででしたね。
その後、パーン神にいわれたように、キューピッド様を探し始めます。ようやく一つの神殿にたどり着きます。
そこは、アフロデティの神殿です。確かにここにキューピッド様がいるはずです。
しかし、怒りに燃えたアフロデティは、プシケに難題をけしかけます。
大麦とキビとケシの種、その他あらゆる種類の穀物と種を混ぜ合わせ、一日でより分けろ・・・と。
第一番目の難題は、「選別」です。女性にとって、内的な男性性を成長させるための第一歩ともいえる難題です。
プシケは誠実に取り掛かりますが、とても終えられるはずがありません。
しかし、そこに蟻が登場し、プシケを助けます。
「働くこと」の象徴的存在「蟻」が登場し、困っている女性を助けるのです。
物語には、蟻や小動物が主人公を助ける場面が、時折登場します。
これらは、弱者であるけれども、一つのことに専念できる専門的な力を持っているもんなんですよね。
見事にやり遂げたプシケは、嫉妬に狂ったアフロデティに、更なる難題を与えられます。
森にいる黄金色に輝く羊の毛を取ってこいと。
羊は、一見のんびりした動物のようですが、なかなか力強く、獰猛な男性性の象徴ともいえるのです。
とても、プシケの手に負える仕事ではありません。
今度は川のそばに生える「葦」が助けます。
「葦」は女性性の象徴。
そういえば「葦」といえば、ギリシャ神話では「葦笛」のパーン神。
なぜ彼が葦笛を吹くかというと、まさに熱い恋の結末なのです。
あるところにシュリンクスという一人のニンペ(半人半神)がいました。
アルテミスという女神に忠実に仕えていて、だれにもなびかない・・・つまり誘惑には乗らないニンペでした
そこにパーン神があらわれ、あらゆる言葉で褒め称えるのですが、シュリンクスはいっこうに関心を持ちません。
ついにはパーン神が、追い掛け回し(いつの世にも恋に狂ってしまうと、ストーカーもどきの行為をしてしまう輩がいるんですね・・・こいつも神なんだよなぁ)、シュリンクスは逃げ回ります。
水のニンペに助けを求め、あわやという瞬間に、パーン神が抱きしめたのは・・・・
なんと 一束の葦だったのです。
呆然としたパーン神が、ため息をつくとその葦から切ない音が聞こえました。パーン神はその葦を何本か切り取り、きれいに並べて楽器を作ったのです。
もちろんその楽器の名前はシュリンクスと名づけられたのです。
話がそれてしまいましたが、「葦」は女性性の象徴でもあるのです。
そんな葦がプシケを助けます。
獰猛な羊も、涼しい川の息吹で心をなごませます。そうしたら、森の木についた金の羊毛をふるい落とせばいいのですよ、と。
男性性が何かを目指して進んでいるときには、危ないから近づくな・・・という女性からのひとことです。男は、必ず静かな場所に帰ってくるのだから・・・と。
皆さんにも心当たりがあるでしょうか。
さて、無事に金の羊毛をとることができたプシケですが、さらにまた難題です。
次は、山の頂から黄泉の国に滝のように流れ込む源流の水を汲んでこいと。
山の頂に登ることも、滝の両側で見張っている恐ろしい蛇も、プシケにはこの難題を成し遂げられないことを教えています。
そこに現れたのが、ゼウスの使いである1羽の鷲。
プシケの抱えているつぼを奪い、水を満たしてプシケに渡します。
女性性が成長するには、立体的な(三次元的な)とらえ方が必要であることを象徴しています。
蟻(地を這う一次元)、葦(大地に生える植物二次元)そして空間を移動できる鷲です。
「思考」はそもそも、男性性の質ですから、女性が男性性を成長させるには、このような段階が必要なんでしょうね。
通常、物語では難題や、課題は3つでおしまい。
でも、この物語には4つ目の難題が、待っているのです。
またまた続きにしておきます。
プシケの旅は、なかなか終わらないのですね。笑
それにしても、シュリンクスは
どんな音色を奏でたのかなぁ。